ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

フカはふかふか

2012-02-04 04:42:52 | Singapore/おうちで食い意地
今週はテストがふたつもあって、ブログ更新をサボってしまいました。
最近、時間に余裕がなくってサボりがちです。
懲りずにどうぞ生温かく見守ってやってください。
 
今のクラスは私にはレベルが高くて、ついていくのがやっとです。
いや、ついていけてないような気がします。
いえ、はっきりいって置き去り状態です。
ですから、テストとなると勉強も大変なわけです。
 
前のクラスの先生方も大好きでしたが、
今のクラスの先生方も同じくらい好きなので、
テストであまりな点数を取って、がっかりさせたくないのですよね。
このあたりの思考が、我ながらなかなか健気でしょ。
 
昨日、リーディングのテストが終わって、プチ燃え尽き症候群。
ちょっとまったりしたいので、、
うんと前に書いたものをUPして、この場をしのぎたいと思います。
 
 
 
 
以前、リトルインディアにある大きな市場を見学して、
こんな魚を見つけたことがありました。
   なんだかにらまれているような気がします。
近所の市場ではあまり見かけませんが、
一度どんなものか食べてみたかったのです。
 
 
 
 
 
それが先日、最近行くようになった近くのスーパーで切り身を見つけました。 
さっそく買ってみました。
       血合いの入り方が普通の魚とは違う。不思議だなあ。 
 
厳格な菜食主義といえるマクロビオティック。
それを心がけるようにとコうるさいシロクマ相方ですが、
彼は北の方の漁港に近い生まれであるためか、魚を食べることに関しては寛容です。
というか、魚が食卓に上ると機嫌がよろしい。
 
帰宅してさっそくパックのラップをはずしてみると、買ったのが夕方だったからか、ちょっと魚臭さが強い。
身は魚にしては締まっている感じで、しっかりとした弾力があります。
 
どうやって食べようか考えたのですが、
ちょっと臭いが気になったので、揚げ物にすることにしました。
 
本日のレシピは、サメの竜田揚げ。
 
***************サメの竜田揚げ(2~3人分)***************
 
 サメの切り身      1パック(300~400g)
 しょうゆ        大さじ1
 さけ          大さじ1
 ショウガ        ひとかけ
 にんにく        ひとかけ
 片栗粉         適量
 オリーブオイル     適量(お好みの油で)
 レモン、トマトなど   お好みで
 
1.サメの切り身は食べよい大きさに切る。
2.ボウルにショウガとにんにくをすりおろし、しょうゆ、さけを加えて混ぜる。
3.2.の液にサメを加えて、10~20分漬けこむ。
4.3.のサメの汁気を切り、片栗粉をつけて、オリーブオイルで揚げる。
5.お皿に盛って、レモンやトマトを添える。
 
********************************************************
 
 漬け込み中はこんな感じ。              からりと揚がりました。
    
 
できあがると臭みは完全になくなってました。
気になるお味の方は、切り身を手にしたときの印象どおり、あまり魚っぽくありません。
鶏ササミに近いけれど、あれよりよりやわらかく、ふかふかした感じで食べやすかったです。
ビールにもあうみたいで、相方にも好評でした。
ごちそうさまでした。
 
考えてみたら、サメの切り身なんて、
日本では一部の地方を除くと手に入りませんよね。
自分で書いておいて言うのもなんですが、いったい誰に向けてのレシピなんでしょうね。

ケニアの豆料理、ギゼリ

2012-01-29 01:53:53 | Singapore/おうちで食い意地
ということで、昨日に引き続き、ケニアの豆料理、ギゼリのご紹介です。
 
いつも大体で作っていますが、毎回おいしいので、大体で大丈夫。
その大体レシピをご紹介します。
 
材料が夏野菜なので、日本の方は今年の夏にでも。
4人家族でもたっぷりいただける量ができます。
相方がいうには、ビールがあうらしいです。
写真は、乾燥ひよこ豆をあきらクン(圧力鍋)にふっくら戻してもらって作ったものです。
 
《材料》
豆(戻したもの)2カップくらい(適当でOK)
*豆はインゲン豆(キドニーや白いんげん)、ひよこ豆がおいしいです。複数使っても。
 乾燥したものを戻して使ったほうがおいしいですが、缶詰でも。
とうもろこし     1本
トマト        2個
タマネギ       1個
きのこ(干ししいたけ、エリンギ、オイスターマッシュルームなど) 適量
ニンニク       1、2かけ
干しえび、干し貝柱  それぞれひとにぎり
白ワインまたは日本酒 50~100cc
オリーブオイル    大1~2
塩、コショウ、お好みのスパイス
 
 干しえびと干し貝柱はなんでもおいしくする魔法の素材です。
 
   ヒマラヤの岩塩。ピンク色でほんのり甘い。シンガポールでは500gが驚きの$2(約120円)。安い!
 
《作り方》
1.
干ししいたけは水で戻し、半分に切ってから千切りに。戻した水(1カップくらい)は取っておく。
(他のきのこを使うなら、なくてもOK)
干しえび、干し貝柱は水2カップ(干ししいたけを使わないなら3カップくらい)に浸しておく。
にんにくとタマネギはみじん切り。
トマトは数ミリのさいの目に(形がなくなるので大雑把でOK)。
とうもろこしは実を包丁でそいでおく。
きのこ類も小さめに切りそろえる。
 
2.
フライパンににんにくとオリーブオイル大1~2を入れて火をつけ、香りが出たらタマネギをいためる。
タマネギが透明になったらとうもろこしと豆、トマトを加え、きのこ類も加えていためる。
        
 
3.
適当なところで干しえび、干し貝柱を戻した水ごと加え、あれば干ししいたけの戻した水も加える。
白ワイン(または日本酒)を加え、塩、コショウ、お好みのスパイスで煮込む。
塩は小1/2~小1くらい。塩の種類や干しえび、干し貝柱の塩分にもよるので、加減してください。
コショウやスパイスは仕上がりに加えても。
スパイスは、バジル、マジョラム、タイム、ローズマリーなどの乾燥したものを使ってみました。
 
       できあがり。豆好きの私には食べだしたらもうどうにも止まらない味。
 
薄味にして、おなかいっぱい食べて、ご飯をいただかない、というのがわが家のギゼリの夕食。
ケニア料理はみんな素朴でしたが、おいしい野菜がたくさん食べられて、大好きになりました。
また機会があれば、他のお料理も紹介します。

中国式にイギリスの缶詰を開けてケニア料理を作る。

2012-01-28 22:24:18 | Singapore/おうちで食い意地
期限が2月末という撤収命令が出てからというもの、
日本から持ってきたり、機会があったら買い込んだりしていた貴重なマクロビ食材を、
おしげもなく使うようになりました。
 
この日は、豆の缶詰を消費することに。
メニューはギゼリです。
 
ギゼリというのは、ケニアの豆ととうもろこしの煮込み料理で、日常的に食べられていました。
地方や部族によって、使う豆や野菜、とうもろこしがむいてあるかどうかなど、微妙に違っていました。
それでいうと、舌で覚えた私のギゼリはカンバ族とキクユ族のミックスということになるかと。
素朴ながら、豆ととうもろこしがしみじみとおいしくて、その味が忘れられず。
帰国して自分で作るようになってから、わが家の定番メニューに仲間入り。
どんどん進化(退化?)していって、もともとのギゼリからはずいぶん変わっちゃいましたが。
 
さて、主役の豆ですが、この日使ったのはイギリスのオーガニック食材の黒豆の缶詰。
こういった食材、自分で料理はしないシロクマ相方が時々買い込んでくるのです。
彼が他に買うものは、お酒とそのアテになりそうな食材と、ドリアンだけです。
 
が。
 
この缶詰、かっぱ~んって開ける缶切り不要タイプじゃない
 
もしもし、わが家に缶切りはないですが?
 

  上にも下にもプルトップがないこの缶詰、どうやって開けろと? 

マクロビ暦35年を語る相方指導によるわが家のマクロビ。
マクロビでは缶詰も避けるらしいというので、私は買わないです。
だから、缶切りがなくても不自由もないのです。
 
でも缶詰を買うんだったら、缶切りのことも考えようよ。
そのあたりを確認もしないところが、男のひとの買い物だなあ、と。
 
 
お正月中だったので、お隣さんに借りに行くのもはばかられ、
かといって、商店街もみんな営業していないに決まっているし…。
 
そこで思い出したのが、中国の方のやり方。
中国では、缶切りがなかったら、缶詰に十文字に包丁で切込みを入れて開けるとか。
なんと大胆不敵!
その諦めなさと強引さが、That's China!
 
そんなことすると包丁の寿命を縮めるでしょうから、
日本から持ってきた私の大事な包丁は使わず、
相方がこちらで買って、まったく使っていない中国包丁を使ってやってみました。
 
 これも2月末で処分するから切れ味が落ちても悔いナシ。ごめんね
 
ガン、ガン、ガン!
なたで薪を割る要領でやってみると(子ども時代にキャンプでやった)、
 
できました。
 
  
 
なんとかなるもんですね。
 
 
中身の黒豆は、さすがイギリス!
 
どろんどろんに煮込まれていました。
 
  まるでおぜんざい。
 
もう一缶あるので、日本の煮豆を作ろうと思っていたけれど、こんな粒あん状態じゃあ無理だわ。
 
できたギゼリですが、美味だったのですけれど…
今回のものはビジュアル的にとてもおススメできません。
               どこまでも食欲をそぐ、この毒々しくもまずそうな色合いはどうよ。
 
でも本来のギゼリは、といっても私のはずいぶん変化していますが、
コンソメなどを使わなくても、自然の素材だけで本当においしいので、力いっぱいおススメできます。
 
長くなったので、レシピは明日ご紹介します。

自家製ヨーグルトのケーキ

2011-12-24 01:12:08 | Singapore/おうちで食い意地
私の作るケーキは
あるものですませるから、平凡。
面倒くさがりやだから、焼きっぱなし。
日本から持ってきた型がひとつだけなので、いつも同じカタチ。
砂糖をはじめとする甘味料をこよなく嫌うシロクマ相方の影響で、
甘いものを食べることに罪悪感も感じるから、砂糖を使わなかったり、甘さ控えめだったり。
 
ということで見た目、味ともたいへん地味。
 
でも買ったものよりは材料も分量も選別、調整できるのでいいかな、
そう思って作っています。
 
午後から学校に通っていたときは、早めにお昼ご飯をすませていたから、
3時半からの休憩時間にはおなかがすいて。
クラスメートの若者たちが体に悪そうなおやつを食べているのも、おばさんは気になって。 
それで時々自分で作ったおやつを持っていくようになりました。
 
食べやすさとコスト、仕上がりの美しさなどの理由から、
マクロビでは使わないことになっているタマゴや小麦粉、白い砂糖も分量を抑えながらも使っています。
オーガニックは心がけていますが。
小麦粉は漂白していないものを使っていますよん。
 
そんな地味おやつのなかで、今回はヨーグルトのケーキのレシピをご紹介。
ボールや泡だて器さえ使わない、超手抜きケーキです。
でもこれ、タネのかたさを上手に表現できないんだなあ。
それにヨーグルトも自家製だから、できあがりが毎回微妙に違うくせものケーキなのです。
お味はあっさりしたチーズケーキ、はちみつレモン風味。
冷ましてから型から出して、冷やしてお召し上がりください。翌日のほうが美味かも。
 
           
 
《材料:17.5センチスクエア型1個分》(作る前に「コツ」をご参照ください。)
A.タマゴ 2個
B.ハチミツと砂糖 あわせて50~70g 
C.ヨーグルト 700g→下準備で350g~400gに。
D.小麦粉 大2
D.レモンの皮のすりおろし1個分と、レモン汁大2(約半個分)
 
《下準備》
ヨーグルトをザルとキッチンペーパー(もしくはガーゼ)などを使って、
冷蔵庫で一晩かけて、水分を抜きます。
仕上がりはカッテージチーズやリコッタチーズのような味で、あれより少しゆるめです。
 
《作り方》
1.オーブン予熱180℃。
2.材料AからDまで、順にミキサーに入れ(小麦粉はふるい入れ)、その都度スイッチオンして混ぜる。
3.型に入れ、オーブン下段で40分から50分で出来上がり。
  (途中で様子を見て、焼き色が濃いと思ったら、アルミホイルをかぶせてください。)
 
《コツ》
下準備のヨーグルトの分量やかたさは作るたび違ってます。
チーズケーキを焼いたことのある方は、
焼く前のタネのかたさが、あれよりちょっとゆるいくらいといえば目安になるでしょうか。
ヨーグルトの水分量が多いなと思ったら、次の方法で調整を。
1.ハチミツは少なくして砂糖を多めにする。
2.小麦粉は大さじ3、レモン汁は大さじ1にする。
それでもゆるかったら小麦粉をさらに加えるしかないのですが、
多ければ多いほど生地のなめらかさは損なわれます。
また同じ理由で小麦粉を何度も足しながら混ぜることも、できれば避けたいです。
 
ね、くせものでしょ?
その分、きれいに焼きあがったときの感激はひとしおなので、
時間のある方はチャレンジしてください。
お味はクラスメートと友人の折り紙つきです。
 
 
それから、
水分を抜いたヨーグルトは、白和えのように白味噌と少しのお酒を入れて、
ゆでたほうれん草やにんじん、きのことあえてもとてもおいしいですよ~。

食欲の秋 in Singapore

2011-11-22 23:19:33 | Singapore/おうちで食い意地
先日、日本の秋が恋しくなって柿をいただきました
 
そうしたら、一層恋しくなったので、今度は焼き芋を作ってみました。
 
オーブン220℃で45分。
    
ふだんは玄米のおかゆに入れたり、お味噌汁の具に使ったりで食べているサツマイモ。
ベトナム産のものは日本のサツマイモのように甘くてほくほく、とてもおいしい。
 
以前、中国やフランスで食べて、甘くなかったり、水っぽかったりしたので、
サツマイモのおいしさは日本が一番と思っていたのですが、その概念を覆すおいしさ。
やるな、ベトナーム。
 
調子にのって、焼き栗も作ってみました。
 
包丁で切り目を入れてから、オーブン200℃で15分。
   
栗が熱いうちなら、軍手をつけて渋皮ごとぺろんってカンタンにむけます。
この作業、おもしろいです。
中国産の栗は小ぶりで水分少なめ、
焼き栗にすると子どもの頃に初詣で買ってもらった天津甘栗みたい。
水分が少ないのは、ここに至るまでに時間が経って乾燥してしまったからかな。
                       
 
シロクマ相方が、やれ四季だ、紅葉だ、サンマだ、寒さだと騒ぐもんだから、
すっかり感化されて、私も秋が恋しくなったみたいです。
とりあえず、日本の秋を食欲をもとに再現してみました。
 
ごちそうさまでした。
 
日本はもうずいぶん寒くなっているのでしょうね。
風邪など召されませんように。
 
 
 
本日、奇跡的にシロクマ相方がアニバーサリーを覚えており、
和食のがいしょくをしました。
たった今、帰ってきたところです。
今回は都心まで行ったので、タクシー代、食事代ともに結構つきました。
私のホーカーズランチなら、100回以上!?
和食のがいしょくでお祝いはうれしいけれど…もったいないー。
 
何はともあれ、無事のアニバーサリー。
「来年はどこで迎えているのかな」という話に。
シンガポールでないことは確かみたい。
さびしいな。
それでも、来年も無事に迎えられたら、
それがどこであっても、また、わんわんわんわんの日に思い込まれていても、
ヨシとします。