ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

さようなら、シンガポール

2012-03-25 22:04:31 | Singapore/日記
みなさま、こんばんは。
『会いたい人に会って、さよならを言ってまわるぞキャンペーン』、
最後の予定を本日午後3時半に無事、終了しました。
 
おつきあいくださったみなさま、お忙しいなか時間を割いていただき、誠にありがとうございました。
また色々とお心遣いいただき、本当にうれしかったです。
 
 
さて、空港に向かうまであと1時間と迫ってきました。
 
が、ただいまパッキング真っ最中です。
宴会でたとえるなら、まさに今、宴たけなわでございます。
 
最後の最後までキャンペーンに燃えていたので、
たぶんこうなるだろうなあ、最後は地獄を見るんだろうなあ、と他人事のように予想はしておりましたが、
予想以上の地獄を見ています。
大事なアテンドもパッキングを理由に、途中で投げ出したというのに、この有様。
何事にも中途半端、土壇場にならないとお尻に火がつかない、
そんな性分は、シンガポールでも最後まで直りませんでした。
来週までこちらに残ることになったシロクマ相方にもさじを投げられました。
今ごろ彼は、こちらで仲良くなったゴルフ友だちのお嬢さんの結婚パーティで楽しんでいるはず。
 
あちらは天国、こちらは地獄。
 
パッキング地獄、まだ、3丁目くらい。
お尻はぼ~ぼ~に燃えています。
 
私は11時にここを出ることができるのでしょうか?
 
ああ、不安。
 
 
こんな落ち着かない状態でご挨拶するのは残念ですが、
シンガポールからこのブログをお届けするのは、これが最後になります。
 
この国は私には大変過ごしやすく、快適でした。
人工的ではあるけれど美しくて、景気よく暑くて、治安がよくて、不景気とはいえ、勢いが感じられる。
人々も中国系とは思えないくらい穏やかで親切、そして私が目立たないくらい大雑把。
長くいると退屈するんだろうな、とは思うのですが、
できることなら、もう少し長くここで生活してみたかったです。
上海の時もそうでしたが、私、ここでの生活を本当に気に入っていました。
 
この1週間は、バタバタしながらも、ずっと寂しくて、
お豆腐の賞味期限を見ても、
「この賞味期限が来る頃には、もう私はここにはいない」と、ほろりとしておりました。
そこまでセンチメンタルになるくらい、この国での毎日が幸せだった、ってことなんでしょう。
単に歳のせいで辛気臭くなっているだけかもしれませんが。
 
運悪く私に出会ってくださったたくさんの方々、
おかげさまで私のここでの生活は大変充実し、楽しいものとなりました。
お礼を申し上げます。
こちらに住まいの方も、ここを訪れてくださった方も、
一緒にこの国で時間を過ごすことができたすべての方々に、深く感謝します。
 
またどこかでお会いしましょう。
 
お元気で。
 
 
そして、こんなおたんこなすブログにおつきあいくださった方々にも、
深くお礼を申し上げます。
私のつたない文章をどこかで、どなたかがご覧くださっている、
そう思いながら綴るのはとても楽しかったです。
ありがとうございます。
 
 
しばらくバタバタしておりますので、次の更新は週末くらいと考えています。
シンガポール、最後の1週間は大変濃厚だったので、
その思い出をお届けできたらと思います。
 
その後はなんでもない日常を、ブログタイトルどおり、ゆっくり綴っていきます。
今まで以上に平凡な内容になりますが、
お時間のございます時におつきあいいただければ幸いです。
 
それでは、みなさま、
シンガポールから、さようなら。
 
そして、シンガポールにも、
さようなら。
 
感謝の気持ちをこめて。

これからの勉強法

2012-03-24 01:53:51 | Singapore/学生生活
先週金曜日、
フェアウェルランチ会終了後、UさんとY、3人でお茶をしました。
 
そこは、私たちがデンジャラスカフェと呼んでいるところ。
 
地震が起きたら、ひとたまりもないから。
 
 
  本日はカプチーノとチーズケーキ
 
ここでこの顔合わせで、コーヒーを飲むのももう最後なんだなあ。
3人で宿題をやっていたこともあるので、なつかしいです。
 
1か月前の思い出。宿題やってる中のY。あれ?アイフォンさわってるだけ?
 
 
たわいないおしゃべりもなんだか愛おしい。
 
 
 
さよならを言ってお別れすると、
 
「やっぱり勉強は日本へ帰っても続けよう!!
 
今までの続きを、ひとりでやろう!」
 
という熱い血潮がみなぎっていたので、
次のタームで使うのと同じ教材を求めて、高島屋の紀伊国屋を目指しました。
 
ふんっ!! (←鼻息荒く)
 
が、いざ到着して、目的の英語教材コーナーにたどり着くと、
「果たして、本当に独学でできるものなのか?」と、不安になってきました。
 
でもでも!
ここであきらめたら、これっきりじゃん!
 
メラメラと闘志を燃やす今までにない自分と、へっぽこ弱腰でなまくらな今までどおりの自分が、
自分のなかで激しくバトル。
テキストを広げてみたり、ワークブックを解いてみたり、CDの値段を確認してみたり。
あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。
 
そうしていると、さっきからずっと同じひとと、何度もぶつかりそうになっていることに気がつきました。
30歳前後のアジア系の男性。
邪魔だなあ。
えらいじっくり選んでいるなあ。
お互い様か。
 
「Excuse me!」
 
座り込んでテキストを読んでいると、ついに言われちゃいました。
 
でも何で?
今、私、あなたの邪魔になってないじゃん。
あ?
もしかして、「そんなにずっと触ってるなら、もう買えよ」って、怒られるのかな。
身構えつつ、振り返ると…。
 
「あなたは生徒のテキストで悩んでいるの?それとも、あなた自身の?」
 
「オフコース、フォーマイセルフ」
 
とっさに答えると、彼がたずねました。
 
「それ、独学用じゃないって知ってるよね?
どうしてそれなの?
さっきからずっと悩んでいるよね?」
 
矢継ぎ早に聞かれたので、とりあえず、立ち上がり、向かい合うと、
頭のなかで彼が言ったことを復唱してから、どう答えたらいいか考えました。
 
 
 
 
 
***現在、翻訳&答えを英作文中***
 
 
 
 
そして、答えました。
 
なぜなら、私はこのひとつ前のテキストを授業で終了したからです。
そして、私は日本へ帰らなければなりません。
私は勉強を続けたいので、それがひとりでできるか考えています。
これらを見ながら。
 
たどたどしく答えると彼が言いました。
 
「ひとつ前のは理解できたの?」
 
 
 
 
***現在、翻訳&答えを英作文中***
 
 
 
 
またスリーテンポくらいおいてから答えました。
 
はい、私は文法をほとんど理解しました。
私は単語とイデオムを半分くらい覚えたと思います。
私は文法とリーディングのテストで、平均以上の点数を取りました。たぶん。
ところで、あなたの英語は聴き取りやすいです。
 
「ああ、僕は英語教師なんだ。
クラークキーの私立の語学学校で教えている」
 
彼が答えました。
そして、諭すように続けました。
 
「確かに君が今見ているテキストはいいテキストだ。
それが向いているのはこういう勉強の仕方だ…なんたら、かんたら。
 
でも、でもだよ。
今、君に必要なのは次の新しいテキストじゃないね。
 
失礼だけど、君はリスニングとスピーキングのスキルが、
ひとつ前のテキストを終了したレベルにいたっていない
 
それらを引きあげないまま、次へ進むのは君の今後によくないね。
コミュニケーションが取れないままだから。
日本人にありがちなタイプだね。
日本へ帰るんだっけ?」
 
 
 
 
 
 
***長い文章を必死で翻訳、途中で何を言われたか理解し、ショックを受けてから、答えを英作文中***
 
 
 
沈黙が続いた後、答えました。
 
はい、そうです。
私が帰るまで、そこには1週間しかありません。
 
「じゃあ、日本へ帰って君がすることは決まったね。
テキストはいらない。
ワークブックもだ。
もちろんCDも。
君に必要なのは、英語でコミュニケーションをとるグループだ。
そこに入って、英語を聴いて、話す、トレーニングをするんだ。
いいかい、どういうグループが適しているかだけど…なんたら、かんたら。
 
そんなグループを探すことが、これから最優先で君がすべきことだ。
日本ではそれは難しいことだとわかっているよ。
でも今の君には必要なんだ。
教材を買うよりも、そのお金をセーブして、彼らとのコーヒー代にまわすといい」
 
ということで、
なぜか金曜日の昼下がり、
紀伊国屋英語教材コーナーの一角で、
ひとまわりは年下の見ず知らずの若者に、延々と説教をくらってしまいました
 
英国パンダ先生に以前、指摘されたこととまったく一緒で、ぐうの音も出ません。
エリを正して、直立不動で聞かせていただきました
 
クラークキーの英語教師ショーンさん、ご指導ありがとうございます。
通りすがりのおばさんにまで声をかけてくださる、あなたの教育熱心な姿勢に感謝します。
 
でも、私、人目が恥ずかしかったです
 
結局、ショーンさんに見送られて、笑顔で書店を後にする羽目になった私、
当然、手ぶら。
何も買っておりません。
あのテキスト一式、特にCDは日本では手に入らないみたいなんだけれどなあ。
 
ショーンさんを信じよう!
 
 
ということで、日本にいる、英語を話せるお友達のみなさん!
今後は私に英語で話しかけてください。
 
 
  
 ところで、現在、シドニーからのお客さまをアテンド中。
 大事なお客さまをご庶民のぎょうざ屋へ案内してみました。
 食い意地優先で接待を忘れ、夢中でぎょうざをほおばる私にアテンドの才能はない。
 S嬢、Hちゃん、助っ人ありがとう!!
 
 Jing Hua Restaurant
  21/23 Neil Road, 088814
  TEL:6221-3060

大切なアテンド

2012-03-24 00:00:00 | Singapore/外出&食い意地
私は、
 
学生時代から引越人生だったという相方に、
 
「きみには引越の才能はない!まったくない!ゼロだ!!」
 
と、人差し指をつきつけられたほどに、荷造りベタです。
 
 
人生の一大イベントだった大切なアテンドを途中からS嬢に丸投げして、
 
あーでもない、こーでもない、と、泣きながらパッキング
 
 
途中から、
 
「もしかしたらフライトに間に合わないかもしれない」と焦り、本気でおろおろしていました。
 
「もう日本へ帰れないかもしれない」と青ざめ、最後は滝のように涙があふれてきました。
 
 
 
シンガポールで出会い、仲よくしてくださった方々との別れを惜しんでいました。
 
だから、それが帰りたくない涙なのか、帰りたいのに帰れないかもしれない涙なのか、
 
だんだんわからなくなってきていたのでした。
 
 
とりあえず、落ち着け、自分!と言い聞かせて、パッキングの手を止め、
 
アテンドをすっぽかしたその大事なお客さまに「ごめんなさい」の半泣きワビ電話
 
「うわーん。
 
私、日本へ帰れないかもしれません。
 
パッキングが進まないんです!」
 
と、事情を話しました。
 
 
 
お客さまは
 
「がんばるのよ!!
 
人生、あきらめたらおしまいよ!
 
とにかく詰めるのよ!!
 
詰めて詰めて、詰めまくるのよーっ!!!」
 
と、激励してくださいました。
 
 
 
さて、そのお客さまとは誰なのか?
 
 
お客さまは、シドニー在住の有名ブロガーさんでした。
 
 
 
 
 
 
 
うつぼかずら口美さん男性です)です。
 
 
 
 
  ↑
 オフィスでご覧の方はリンク先にご注意ください。
 
 
 
 遅かった?
 
 
 
 
 
私は上海やシンガでも愛犬シロさんと暮らしたかったので、
 
彼女への募る思いから海外で大型犬と暮らす方のブログをあさるように読んでおりました。
 
口美さん(男性です)のブログはその中でも白眉でして、すっかりトリコに。
 
彼女(男性です)が愛するダーリンさんとワールドツアーを開催するのに、
 
ありがたくもシンガにもお寄りになるというので、ガイド役をかってでたのでした。
 
 
 
 
 
実物の口美さん(男性です)は、ブログまんまのおネエなしゃべり
 
なのに見た目はかっこいいんですよ。
 
涼しい感じの男前だったんですよ!
 
 
そして彼女(男性です)のダーリンさんもこれまた男前で!
 
美男美男カップルなんですよ!
 
 
いやあ、女も生きにくい世の中になりました。
 
 
 
口美さん(男性です)は、カワイイお土産を用意してくれていたりで、
 
その辺の気配りは大変女性らしいのでした。
 
 
 
そんな優しく、過激なジョークがちょー面白い口美さん(男性です)カップルのアテンド。
 
 
とってもとっても楽しみにしていたのに、
 
途中から荷造り地獄の現実に目が覚め、
 
 
S嬢に丸投げ
 
 
自分からかってでたお役目なのに、丸投げ
 
私ってば、サイテー。
 
 
 
彼女(男性です)たちからしたら、S嬢との過ごす時間のほうがずっと楽しくて刺激的だったでしょうから、
 
結果良ければ、すべてヨシですよ!
 
 
S嬢、本当にありがとう!
 
 
私も参加できた晩餐会、
 
 
といっても、
 
シンガいちおいしい焼き餃子屋さんでのぎょうざ食い倒れですが、
 
ばかばかしくって楽しかったなあ。
 
 
  パイのような生地に包まれたあんこ。いきなりシメの写真でスイマセン。
 
 
 
メンバーは…
 
超絶ブラックユーモア満載の口美さん(男性です)とダーリンさんの美男美男カップル
 
本物のお嬢さまなのに見た目銀ホスの艶やかなS嬢、
 
清純派美人でかしこいのに天然のクラスメート、Hちゃん。
 
そして、ただの関西のおばちゃんの私。
 
ある意味、異業種交流会
 
まるで闇鍋のような取り合わせ
 
そして、私の印象の薄いことったら
 
 
    Hちゃんにいただいたチョコレート。うれしい!ありがとう!
 
 
 
おいしく楽しい晩餐会があっという間に終わった後、
 
口美さん(男性です)カップルがタクシーを拾うところまで、みんなでにぎやかに歩いているときの会話がまた秀逸で。
 
 
 
胸の谷間を谷底まで見えるくらいに見せる背中も大胆にばっくりあいた
 
スーパーミニのぴたぴたワンピをグラマラスバディにまとったS嬢に。
 
 
口美さん(男性です)がぼそっと、
 
 
 
「そのカラダの威力はすごいんでしょうね」
 
 
 
 
 
 
うふふふ。
 
 
無邪気にほほ笑むだけのS嬢。
 
 
 
 
 
続けて、口美さん(男性です)が、
 
 
 
ひと晩、貸してほしいくらいだわ
 
 
 
 
 
 
 
うふふふ。
 
 
天使の微笑を絶やさないS嬢。
 
 
 
 
 
最後に、口美さん(男性です)が、
 
 
 
 
「ボロボロにして返してやるのに」
 
 
 
しびれるくらいに素敵。
 
 
 
私が文字通りおいしいトコ取りをした晩餐会と翌日のランチの様子は、
 
こちらをご覧ください。→ぎょうざのちんほあ。→チキンライスのてんてん
 
 
と、またも丸投げ
 
 
  シンガいちチキンライスがおいしいという天天。今日も行列。
 
 
  と、そこに並ぶ前に間違えて口美さんを並ばせた真真。ガイド失格。真真はおかゆやさん。
 
 
 
 
口美さん(男性です)カップル、S嬢、Hちゃん、みんな元気かなー?
 
 
   
 
 
    天天のチキンライス。しっとりやわらかで美味。今回はご飯別盛り。

NUSえくすてフェアウェルランチ会

2012-03-22 17:45:00 | Singapore/学生生活
ご無沙汰しています。
 
ただいま、『会いたい人に会って、さよならを言ってまわるぞキャンペーン絶賛実施中
毎日、というか、毎食、忙しくしております。
このキャンペーンの趣旨は、
会いたい人に会って一緒においしいご飯を食べるところにあるので、
当然のごとく、絶賛増量中です。
 
最後の方でお会いする方々、目の前にどどんとデブが現れても
「あんた、だれ?」とか言わないでください。
 
シンガポールはふっとっちょに優しい国、(たぶん。だって、多いんですもん。)
皆さまもどうか迷える子豚に優しく接してください。(私、極度の方向オンチです。)
 
 
 
さて、NUSえくすて英語コース、今タームも無事に終わりました。
 
先週金曜日、
最後は恒例のフェアウェルランチ会でした。
フェアウェルとはいっても、なんとなくダラダラ食べて歓談するだけです。
前回よりも食事の質は若干アップ。
 
     
  タダですから、smellyでもなんでも、文句は言いません。
  右写真、本日は菜食で盛り付けた私のお皿。相変わらずセンスなしで、食べる前から残飯の様相。
 
各クラス、担当教師がふたりいて、ひとりは出席することになっているみたい。
前タームを担当してくださったMs.エルと、ジャッキーもいらっしゃいました。
お元気そうで、うれしいなあ。
 
私たちの担当はシンガポーリアンの先生と英国パンダ先生で、ふたりとも出席してくださいました。
 
遅刻してきたパンダ先生ですが、
前日に、
「ああいうのって大キライ。
あいさつの後にいきなりプライベートな質問を受けたりするから。
5分で消えてやる」と、はき捨てるようにおっしゃってました。
 
が、ちゃんとみんなの輪に入って、語らっていらっしゃいました。
 
 
しめしめ、これなら最後に写真くらい撮らせてもらえそう。
 
皆さまに、後姿かモザイクがけの姿だけでもお届けできるわ。
 
などと腹黒いことを考えながら、背中あわせにクラスメートたちと歓談。
  
          
 
 
気がつくと…
 
 
 
 
どろん。
 
 
 
 
本当に消えておられました。
 
 
 
 
あ、あいさつもナシですか?
 
 
 
私たちの最後の会話。
 
その1.ナゾのフライを指差して。
まゆをひそめたパンダ氏、それ、ナニ?」
私、「う~ん、たぶんサカナ」
 
 
その2.どピンクのジュースを見て。
まゆをひそめて鼻にしわを寄せたパンダ氏、「あれ、ナニ?」
私、「う~ん、たぶん毒ではないハズ」
パンダ氏、「本当?でも限りなく近いと思うよ」
 
以上。
これにて永遠にグッバイ。
 
シロクマ同様、絶滅の危機に瀕するパンダ氏。
いつまでも毒舌のまま生き延びてください。
でも、もそっと社会性を身につけた方がいいと思いますよ。
 
 
私は今タームまでですが、大半のクラスメートが次のタームに進みます。
マイちゃんと、韓国の友人Y、それに私だけがここで終了。
 
マイちゃんはタイへ帰って、就職活動。
ホテル関係のお仕事を希望しているようです。
中国語も話し、教養があって、機転も利く柔和な彼女は、適性ばっちりですよ。
誰に対しても穏やかに接するのに、なぜかヤン君には大変手厳しかったですけれど。
 
           
 マイちゃんと最後にハグ。むぎゅ~!!
 彼女のバックパックから突き出ているのはウクレレ。今日も素敵な歌をありがとう。
 ここは某ショッピングモール1階の、シンガポール版NTTドコモの店頭。人通りが多いです。
 お互い増量中の私たち、相撲部屋の取組み稽古に見えていないか心配です。どすこい!
 
主婦でもあるYは、ここでしばらく休憩して、趣味や家事をのんびりやりたいんですって。
まあ、わかりますね。
24時間放牧中の私でさえ、毎日タイヘンだったもの。
 
       足元まで素敵なY。今日の装いもハンドメイド。コーディネイトも素晴らしい。
                           私は彼女の全身の垢を飲んでもマネできない。
 
UさんとY、そして私が、ハウスワイブスってことで仲良しだったわけですが、
続けるのはUさんだけ。
Yと私がやめちゃったら、誰が彼女とランチしたり、授業をネタに盛り上がったりできるというの?
 
Uさんもそこはちゃんと考えていたようで、
 
ヤン君とダイアンを大事にするわ!
 
彼らが未来のマイベストフレンズよ!!
 
  
 
そう、落ちこぼれの私がやめて、ハウスワイブス仲間のYがやめるとなると、
残るメンバーは、みなさんとっても優秀で勉強熱心、
留学目的で渡ってきたわけだから、勉強こそ本業、時間もある。
 
ヤン君とダイアンを除いて
 
ミャンマー人のヤン君は、
いわずと知れた、破壊的発音とおたんこなす発言で問題アリ。
 
中国美女ダイアンも、
中華人民的強引さで、押しは強いわ、自分の間違いを正そうとはしないわ、色々難アリなのでした。
 
日本人や韓国人は時制、特に完了形シリーズが苦手です。
これは、それに該当する明確な概念が母国語にないからかと。
それでいうと中国語はそもそも時制がありません。(←あいまいな記憶)
 
そう、彼女は、クラスでも、それ以外のところでも、
過去を語るにも、未来を話すにも、すべて現在形で押し切る、地球の中心、時代の中心にいる女なのです。
それはもう、ごりごりとごり押しの強引さで。
その押しの強さと、アクの強さ、そこへ加えて支配力の強さは、小沢一郎氏並み
 
人目をひく麗しい容姿と鈴の転がるような涼しげな声、
でも中身は強引でドス黒い小沢一郎氏。
 
どうです、このギャップ。
さすがMADE in CHINAの逸材
 
彼女の名誉のために言っておきますと、
彼女は中国で入学を許される最年少の16歳で大学に入り、19歳で卒業している才媛。
バカではありません。
小川の流れるがごとく、サラサラとスムーズに英語を話し、ユーモアをきかせる余裕まであるものの、
いつまでたっても過去形や未来形を使おうとしません
先生方に注意されても、そのまんま。
That's Chinaだなあ。
 
   
  そのダイアンは別れ際に駅で意外にも涙が。もらった花束で泣き顔を隠しちゃって。
  本能のおもむくままの中国人は感情表現もストレート。こういうところはカワイイ。
  右は天然のくせして賢い、さすがは東京外大のHちゃん。彼女は元気な笑顔を最後まで。
 
ということで、Uさんはヤン君とダイアンがいる限り、安泰、
ご自分は問題児にならずにすむと読んでいるのでしょう。
 
大正解。
 
彼らとの友情を大切に育んで、これからも楽しい学生生活を送ってください。
クラスメートのみなさんも、ますます賢くなって、素晴らしい人生を送ってください。
 
 
そして、情熱的なシンガポーリアンの先生、毒舌英国パンダ先生、いつまでもお元気で。
 
時に厳しく、時に温かく(シンガポーリアンの先生限定)、そして時に冷たく(パンダ先生限定)、
落ちこぼれの私の面倒を最後まで見てくださり、本当にありがとうございました。
 
みなさんのおかげで、
充実した学生生活を、この年齢で送ることができました。
 
 
   ありがとう、みなさん!! 
  シンガポーリアンの先生とみんなで。A君は一時帰国中。パンダ氏どろん。
 
 
 
 
さあさ、すべて終わりましたよ。
 
帰りましょ。 
 
いよいよお別れですね。
 
       
      黒いワンピースはUさん。元テニスプレイヤーの贅肉のない体にうっとり。色々助けていただき、ありがとうございます。
      ベージュのボレロはなんでもできちゃうY。優しくて女性らしいけれど、飲みっぷりは男前。
      右端の男性はおいしいお店情報通で、いちばん勉強熱心だったJ氏。大きな体とか細い声が特徴。 
 別れを惜しんで歓談中。Hちゃん、ダイアン、美人のロイ、ヤン君、Jさん。   
 マッサージをこよなく愛するJさんのウィットの効いた発言が好きだったなあ。 
 このクラス、若い子たちが美人ぞろいで、男性陣にはそこも楽しかったことでしょう。           
 
 
 
ああ、この教室でいつも授業を受けていたんだなあ。
 
 座席をコの字型にして、先生を囲むように座っていました。
 
 
 
そして、このビルに6か月間、ずっと通っていたんだなあ。 
 
バイバイ、みんな!   
 
 
 
バイバイ、いつも受付で私を迎えてくれたNUSのライオン!
 
                        「あばよ!達者で暮らせ!」
 
 
 
私の学生生活はこの日で終わりましたが、
英語の勉強は細々と続けたいと思っています。
 
どうも近い将来、必要になりそうな気配なので

フェアウェルクラス会

2012-03-18 18:48:33 | Singapore/学生生活
木曜日、ファイナルテストの後半戦、オーラルとインタビューが終わった後、
パンケーキ屋さんで軽く食事をしました。
 
            ティラミスパンケーキ。
           カロリーの高いものは、なぜこんなにおいしいのでしょう?
 
オーラルテストとインタビューは時間こそ短かったけれど、
控室で待機している間の緊張は、就職試験(何年前?)の面接を思い出したほどでした。
 
でも始まってみれば、面接官はいつものシンガポーリアンの先生。
彼女は大のお話し好きなので、私が話すのをさえぎって、自分ばっかり話してくれました
ほっ。
私、全然話さなくていいじゃん。
 
でも、本当にいいのか、それで?
 
どうやって採点するんだろう?
聞くと、他のクラスメートにもその傾向はあったようで、
あんなに自分ばっかりしゃべってて、どうやって点数をつけるかなあって、みんな不思議がっていました
 
大丈夫か、天下のNUS!?
 
あ、ミャンマー人のヤン君だけは、ひたすらしゃべらされたそうです。
 
「どうやって生き延びたの!?」って。
 
確かにミャンマーでの毎日は大変だったことでしょうけれど、
それ、試験とまったく関係ない話じゃん。
それに、「survive」(生き残る)なんて言い方、どうなの?
ふつうに生活していた市井の人も多いと思うけれど。
 
いっそう大丈夫なのか心配ですよ、天下のNUS!!
 
彼女は授業中も人一倍情熱的でしたが、好奇心も人一倍、いや人二、三倍なのでした。
このあたりが、本能のおもむくままの中国人の片鱗を感じさせる、
中国系シンガポーリアンのなせる業なのでしょう。
 
 
その後、居心地よいUさん宅でほっこりさせていただいて、
私たちクラスのフェアウェルを開催する韓国料理レストランに向かいました。
 
   目的地に向かう途中。
  Uさんったら、オトナの装いできょろきょろ。黒いワンピースは韓国人のクラスメート、Y。ほ、細い。
 
  とうちゃ~く。今回もおいしい料理を期待してます! 
 
2D1N SOJU BANG Korean Restaurant
44/46 Tanjong Pagar Road, 088465
TEL:6227-6033
 
   高級魚もお出迎え。立派なサイズの彼ら、せまい水槽で窮屈そうです。
 
 
 
乾杯!!  今回のお酒は生マッコリ。例えるなら、スパークリング甘酒。
 
ああ、私の学生生活も明日を残すのみ!
無事終わりましたよ。
 
勇気を出してクラスメートのひとりが英国パンダ先生もお誘いしたそうですが、
残念ながら、というか、やっぱりお見えになりませんでした
 
   今回もお料理はハズレなし。韓国人クラスメートの彼、ありがとう!!
 
  焼肉は野菜に包んで、にんにくも添えて…もりもり食べましょう!
 
 
ここで私は、お誕生日プレゼントをいただいちゃいました。
 
実は私の誕生日はあの震災の前日。
 
あの時、シロクマ相方の兄弟や親戚は大変な被害を被り、しばらく安否もわからない状態でした。
すでにシンガポールに来ていた彼は、14日に急遽帰国、
救援物資とサバイバルグッズをいっぱいつめた大きな登山バッグを背負って、単身、現地を目指して旅立ったのでした。
思い出すなあ。
 
その震災からちょうど1年、
前日にあたる3月10日から、海外で見られるNHKでも特集番組がたくさん組まれていました。
ずっとそれを見ながら、故郷のみなさんに思いをはせていた相方が、
私の誕生日を、
まったく、すっかり、完全に、跡形もなくキレイさっぱり忘れていても、それは仕方のないこと
 
というエピソードを、
11日の授業中に震災が話題になったもので、その後、ちょろっとクラスメートに話しました。
それをUさんが覚えてくれていて、
私が最近ハマッているマカロンをA君が用意してくれたのでした。
 
                    TWGは紅茶の名店。スィートも文句なくおいしいです。
 
これは本当にサプライズ。
バースディソングとともに、可愛らしいマカロンがプレゼントされ、とってもうれしかったです。
 
そんな私よりも、ずっとずっとうれしそうにしているひとがいました。
 
ヤン君です。
 
英語に聞こえない言語を話し、クラスでもおたんこなす発言が多い彼。(過去参考→「ふつうのイタリア人」)
ペアを組んだり、グループワーキングをする際には、
だんだんと疎ましがられるようになっていたように感じます。
彼自身もそれに気づいていたよう。
でも、この日は、みんな、
すべてのカリキュラムもテストも終わって、和やかな気持ちになったのでしょう。
誰しもが、彼に対して親切で、すすんでお酒をついで、歓談していました。
 
「僕は今、とてもとても幸せです!」
 
相変わらず聴き取りにくい英語で、何度もそれを繰り返していました。
感激しながら。
ういやつ。
 
ヤン君、うっとうしがってゴメンナサイね。
あなたがお人よしで人懐こい性格だとはわかっていても、
その魅力をものともしない破壊力抜群の発音と、星の数ほどのおたんこなす発言の、
高くて分厚い壁が、私たちの間に立ちはだかっていたのよ。
 
 飲んで、食べて、おしゃべりして、先生方のモノマネして。宴もたけなわ。 
 
閉店間際まで楽しい時間を過ごして、
お店を出ようとすると、入口近くにあった水槽が空になっていました。
 
     天寿をまっとうされた模様。
 
窮屈な水槽生活から開放されて、天国で安らかに泳ぎまわってください。
 
お店の外へ出ても、おしゃべりは終わらず、ハグして、別れを惜しみました。
英国パンダ先生の情報を収集しすぎて、不安で始まった今ターム。
今回もクラスメートのみんなに助けられ、ぎゅうぎゅうづめな寝不足の毎日ではあったものの、
振り返れば、笑いでいっぱいの楽しい日々でした。
ありがとう!
 
    
 
 
 
 
 
 
 
オマケ:
私は、さりげない写真、かつブログ用のお顔がはっきりとわからない写真を撮りたくて、
みんなに気づかれないように、常にシャッターチャンスを狙っています。
でもなぜか、ファインダーの向こうには、いつもポーズを決めるヤン君の姿が。
 
                           なぜ!? なぜ、そこにいる、ヤン!!