ご無沙汰しています。
ただいま、『会いたい人に会って、さよならを言ってまわるぞキャンペーン』絶賛実施中、
毎日、というか、毎食、忙しくしております。
このキャンペーンの趣旨は、
会いたい人に会って一緒においしいご飯を食べるところにあるので、
当然のごとく、絶賛増量中です。
最後の方でお会いする方々、目の前にどどんとデブが現れても、
「あんた、だれ?」とか言わないでください。
シンガポールはふっとっちょに優しい国、(たぶん。だって、多いんですもん。)
皆さまもどうか迷える子豚に優しく接してください。(私、極度の方向オンチです。)
さて、NUSえくすて英語コース、今タームも無事に終わりました。
先週金曜日、
最後は恒例のフェアウェルランチ会でした。
フェアウェルとはいっても、なんとなくダラダラ食べて歓談するだけです。
タダですから、smellyでもなんでも、文句は言いません。
右写真、本日は菜食で盛り付けた私のお皿。相変わらずセンスなしで、食べる前から残飯の様相。
各クラス、担当教師がふたりいて、ひとりは出席することになっているみたい。
前タームを担当してくださったMs.エルと、ジャッキーもいらっしゃいました。
お元気そうで、うれしいなあ。
私たちの担当はシンガポーリアンの先生と英国パンダ先生で、ふたりとも出席してくださいました。
遅刻してきたパンダ先生ですが、
前日に、
「ああいうのって大キライ。
あいさつの後にいきなりプライベートな質問を受けたりするから。
5分で消えてやる」と、はき捨てるようにおっしゃってました。
が、ちゃんとみんなの輪に入って、語らっていらっしゃいました。
しめしめ、これなら最後に写真くらい撮らせてもらえそう。
皆さまに、後姿かモザイクがけの姿だけでもお届けできるわ。
などと腹黒いことを考えながら、背中あわせにクラスメートたちと歓談。
気がつくと…
どろん。
本当に消えておられました。
あ、あいさつもナシですか?
私たちの最後の会話。
その1.ナゾのフライを指差して。
まゆをひそめたパンダ氏、「それ、ナニ?」
私、「う~ん、たぶんサカナ」
その2.どピンクのジュースを見て。
まゆをひそめて鼻にしわを寄せたパンダ氏、「あれ、ナニ?」
私、「う~ん、たぶん毒ではないハズ」
パンダ氏、「本当?でも限りなく近いと思うよ」
以上。
これにて永遠にグッバイ。
シロクマ同様、絶滅の危機に瀕するパンダ氏。
いつまでも毒舌のまま生き延びてください。
でも、もそっと社会性を身につけた方がいいと思いますよ。
私は今タームまでですが、大半のクラスメートが次のタームに進みます。
マイちゃんと、韓国の友人Y、それに私だけがここで終了。
マイちゃんはタイへ帰って、就職活動。
ホテル関係のお仕事を希望しているようです。
中国語も話し、教養があって、機転も利く柔和な彼女は、適性ばっちりですよ。
誰に対しても穏やかに接するのに、なぜかヤン君には大変手厳しかったですけれど。
マイちゃんと最後にハグ。むぎゅ~!!![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/3d/34932e8b4ede60004d7d1891b741cb61.jpg)
彼女のバックパックから突き出ているのはウクレレ。今日も素敵な歌をありがとう。
ここは某ショッピングモール1階の、シンガポール版NTTドコモの店頭。人通りが多いです。
お互い増量中の私たち、相撲部屋の取組み稽古に見えていないか心配です。どすこい!
主婦でもあるYは、ここでしばらく休憩して、趣味や家事をのんびりやりたいんですって。
まあ、わかりますね。
24時間放牧中の私でさえ、毎日タイヘンだったもの。
足元まで素敵なY。今日の装いもハンドメイド。コーディネイトも素晴らしい。
私は彼女の全身の垢を飲んでもマネできない。
UさんとY、そして私が、ハウスワイブスってことで仲良しだったわけですが、
続けるのはUさんだけ。
Yと私がやめちゃったら、誰が彼女とランチしたり、授業をネタに盛り上がったりできるというの?
Uさんもそこはちゃんと考えていたようで、
「ヤン君とダイアンを大事にするわ!
彼らが未来のマイベストフレンズよ!!」
そう、落ちこぼれの私がやめて、ハウスワイブス仲間のYがやめるとなると、
残るメンバーは、みなさんとっても優秀で勉強熱心、
留学目的で渡ってきたわけだから、勉強こそ本業、時間もある。
…ヤン君とダイアンを除いて。
ミャンマー人のヤン君は、
いわずと知れた、破壊的発音とおたんこなす発言で問題アリ。
中国美女ダイアンも、
中華人民的強引さで、押しは強いわ、自分の間違いを正そうとはしないわ、色々難アリなのでした。
日本人や韓国人は時制、特に完了形シリーズが苦手です。
これは、それに該当する明確な概念が母国語にないからかと。
それでいうと中国語はそもそも時制がありません。(←あいまいな記憶)
そう、彼女は、クラスでも、それ以外のところでも、
過去を語るにも、未来を話すにも、すべて現在形で押し切る、地球の中心、時代の中心にいる女なのです。
それはもう、ごりごりとごり押しの強引さで。
その押しの強さと、アクの強さ、そこへ加えて支配力の強さは、小沢一郎氏並み。
人目をひく麗しい容姿と鈴の転がるような涼しげな声、
でも中身は強引でドス黒い小沢一郎氏。
どうです、このギャップ。
さすがMADE in CHINAの逸材。
彼女の名誉のために言っておきますと、
彼女は中国で入学を許される最年少の16歳で大学に入り、19歳で卒業している才媛。
バカではありません。
小川の流れるがごとく、サラサラとスムーズに英語を話し、ユーモアをきかせる余裕まであるものの、
いつまでたっても過去形や未来形を使おうとしません。
先生方に注意されても、そのまんま。
That's Chinaだなあ。
そのダイアンは別れ際に駅で意外にも涙が。もらった花束で泣き顔を隠しちゃって。
本能のおもむくままの中国人は感情表現もストレート。こういうところはカワイイ。
右は天然のくせして賢い、さすがは東京外大のHちゃん。彼女は元気な笑顔を最後まで。
ということで、Uさんはヤン君とダイアンがいる限り、安泰、
ご自分は問題児にならずにすむと読んでいるのでしょう。
大正解。
彼らとの友情を大切に育んで、これからも楽しい学生生活を送ってください。
クラスメートのみなさんも、ますます賢くなって、素晴らしい人生を送ってください。
そして、情熱的なシンガポーリアンの先生、毒舌英国パンダ先生、いつまでもお元気で。
時に厳しく、時に温かく(シンガポーリアンの先生限定)、そして時に冷たく(パンダ先生限定)、
落ちこぼれの私の面倒を最後まで見てくださり、本当にありがとうございました。
みなさんのおかげで、
充実した学生生活を、この年齢で送ることができました。
ありがとう、みなさん!!
シンガポーリアンの先生とみんなで。A君は一時帰国中。パンダ氏どろん。
さあさ、すべて終わりましたよ。
帰りましょ。
いよいよお別れですね。
黒いワンピースはUさん。元テニスプレイヤーの贅肉のない体にうっとり。色々助けていただき、ありがとうございます。
ベージュのボレロはなんでもできちゃうY。優しくて女性らしいけれど、飲みっぷりは男前。
右端の男性はおいしいお店情報通で、いちばん勉強熱心だったJ氏。大きな体とか細い声が特徴。
別れを惜しんで歓談中。Hちゃん、ダイアン、美人のロイ、ヤン君、Jさん。
マッサージをこよなく愛するJさんのウィットの効いた発言が好きだったなあ。
このクラス、若い子たちが美人ぞろいで、男性陣にはそこも楽しかったことでしょう。
ああ、この教室でいつも授業を受けていたんだなあ。
座席をコの字型にして、先生を囲むように座っていました。
そして、このビルに6か月間、ずっと通っていたんだなあ。
バイバイ、みんな!
バイバイ、いつも受付で私を迎えてくれたNUSのライオン!
「あばよ!達者で暮らせ!」
私の学生生活はこの日で終わりましたが、
英語の勉強は細々と続けたいと思っています。
どうも近い将来、必要になりそうな気配なので。