ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

犬の日

2011-11-16 05:02:48 | Singapore/いぬ
日本にいるシロクマ相方から電話がかかってきました。
 
そっちはどう?とか、
こっちは○○さんと△△さんに会って、元気そうだった、とか。
いつも電話は“用件あるのみ”なのに、さしたるご用もなさそう。
珍しいこともあるもんだ。
 
それが調子よく話していたと思ったら、
なんだか言いにくそうに切り出すのです。
 
 
「ごめん。僕は忘れていました」
 
は?ナニを忘れていたというのでしょう。
 
僕たちの結婚記念日を忘れていました。一緒に過ごせなくてごめん」
 
え?それを今、あやまってくれるって、それはどういうことでしょう?
それを言うために電話をくださったんですか?
 
「だからごめんなさいって。すっかり忘れていて今、思い出したんだ
 
そんなにすっかり忘れていたんですか?
 
「ごめんなさいって。
 わんわんわんわんの犬の日、11月11日をすっかり忘れていました
 覚えやすいようにしてくれたのに…
 
そうですか。それは本当にすっかり忘れていたってことですね
そんなに謝らなくていいですよ。
私たちの結婚記念日は、まだ来ていませんから
 
「え!?まだ来てない!?」
 
はい、結婚記念日は、わんわんにゃんにゃん、ですから
  
「わんわんにゃんにゃん!?」
 
はい、11月22日です
それに“犬の日”はわんわんわん、11月1日です
犬好きの私としてはその日を結婚記念日にしたかったのだけど、
婚姻届にもらう母のサインが間に合いそうにないから、
だったらそこは妥協して、わんわんにゃんにゃん、でいこうかな
あなた、覚えやすい日にしないと忘れるでしょうから
ってそこまで話したのに、それもすっかり忘れてしまってたんですね
 
 
 
 
ということで、
相方は、
結婚記念日をすっかり忘れていたというよりは、
正しく覚えてすらいなかった、ということが判明しました。
 
はぁ~。
なんでしょうこの、脱力感、“何をやってもムダ”感。
なんだか私の英語の勉強に通じるものがあるなあ。
まあ私は、記念日に何かして欲しいというタイプではないので、いいんですけどね。
 
 
ところで、
わんわんにゃんにゃんの11月22日は“いい夫婦の日”らしいです。
その日、ひとりで市役所に届けを出しに行ったら、
もう午後もいい時間ですいていたのに、係のひとが疲労困憊していたんです。
なんだかよろけながら歩いていて、髪も乱れていて、マンガみたいでした。
それで、
「今日は忙しかったんですか?」って気遣ったところ、教えてくださいました。
「ええ、今日はご結婚なさる方には特別な日ですからね」って。
知りませんでした。
朝から婚姻届を手にしたカップルが列を成していたそうです。
みなさん結婚してないのに、そんなことを知ってるもんなんですね。
しかも朝からって、ふたりそろってって、相当な意気込みが感じられます。
わんわんにゃんにゃんで届けを出しに来られたのは、おそらく初めてです」と言われました。
 
独身の方のためにひとつ言っておきますと、
友人によると、
“いい夫婦の日”に入籍したカップルは離婚率が高いらしいです。
届けを出した後、
「今日が何の日か知ってた?」って電話をかけて、教えてもらいました。
へえ。
縁起を担いで意気込めるほど熱しやすいってことは冷めやすい、と、そういうことでしょうか?
私たちはわんわんにゃんにゃんの日だから大丈夫かと。
 
独身の方のためにもうひとつ言っておきますと、
婚姻届には双方の保証人の署名捺印が必要です。
未成年の場合と違って、親権者である必要はないです。
保証人が実在することを証明する書類なども必要ないです。
愛が急に燃え上がって、今すぐ結婚しようということになったおふたりや、
周囲のみんなの反対を押し切って結婚するおふたりは、だから偽造するがいいですよ。
 
 
             
             本日も無関係写真。
             シンガポールの観光バス。
             脱力感いっぱいに街なかを走り抜けています。
             乗ってるひと、白人さんが多いかなあ。

11月のチロさん

2011-11-15 09:54:05 | Singapore/いぬ
毎月モザイク教室へ行ったら、お約束。
先生の愛犬、おっさん顔ラブラドールのチロさんです。
 
        
 
今月のチロさんは、
今月のクリスマスツリーがなかなかの大作で、途中からみんなの顔から余裕が消えていたため、
相手にしてもらえず
 
  
 
お気に入りの骨型かみかみロープをくわえてきても、
よだれにまみれたバスタオルを運んできても、
一堂そろって、ムシ。
相手にしてもらえず
 
   
 
チロさんはふて寝の時間が多かったです。
 
大型犬でもつまらなそうにしたり、淋しいときは、きゅう、きゅう。
きゅう、きゅう、きゅう、と悲しそうに鳴くのです。
そのがっしりしたカラダに似つかわしくない幼い声が、犬好きにはたまりません。
 
ずきゅーん
チロさんが人間だったら、私が恋に落ちた瞬間です。
 
やっぱり女って意外な一面を見せられると弱いから。
 
それでも遅刻した手前、私はチロさんの相手をしてやるわけににはいきません。
胸が張り裂けるような思いで作業に専念しました。
 
ムダ口いっぱい叩いてたけれどね。
 
一段落して私たちが冷たい紅茶をいただている時、
チロさんはおやつをもらっていました。
 
        
 
先生のダーリンさんは有名ホテルのイタリアンレストランのシェフなので、
すてきなお住まいにはすてきな食材がいっぱいあります。
私は日本ではイタリア料理を習っていたので、
というか料理教室で食べるのに専念していたので、とても興味深い。
ニスが乾くのを待つ間、この日はいろんなパスタを見せていただきました。
チロさんのカラダくらいの長さがあるこんなパスタも。
どんなお鍋でゆでるのでしょう?
 
     くんくん。
 
キッチンに立つ先生を見守るチロさんの後姿もカワイイ。
          
かわいいからと油断していると、マタグラくんくん攻撃の不意打ちにあいます。
や~め~て~!
  
最後にいつものお見送り。
 
                        
 
見送りなんて気もそぞろで、
先生とのスキンシップに夢中のチロさんにハートブレイク。
私のマタグラに酔いしれていたくせに、やっぱり先生がいいのね。
イタリアの男って、なんて軽薄!
…チロさんはオーストラリア生まれですが。
 
さようなら、チロさん。
来月また会いましょう。

2か月分のチロさん

2011-10-31 23:35:11 | Singapore/いぬ

風邪をひいてしまいましたが、
無事、生きております。
ご心配おかけしました。
いや、心配してたのは私ひとりだけかな?

 
先月と今月のモザイク教室、昨日の2か月分のレッスンリポに続き、
2か月分のチロさんの様子をお届けします。
 
先生の愛犬チロさんはオーストラリア生まれのラブラドール、
おっさん顔ではありますが、若干2歳のぴちぴちの若者なのです。
そのぴちぴちっぷりを全開にして、いつもハイパーテンションで私たちを迎えてくれます。
 
先月も今月も、あたり前だけど、同じファッション、同じヘアスタイル、
チロさんの見た目にあまり変化がありません。
 
先月分はサクサクと。
 
 
    
       
この眉を上げた表情が好きだなあ。
電池切れの顔もあどけなさがでてかわいかったです。
 
             
 
さようならチロさん、お見送りありがとう。
 
 
 
 
さて今月分です。
いつも元気なチロさんのお出迎え。
瀟洒なドアをぶち破る勢いです。
     
出てきてくださった先生が、
どうどうどう、とチロさんを落ち着かせて、私たちはお家の中へ。
 
ミニチュアダックスと暮らしている犬好きの友人が、まずは歓迎を受けました。
     
あいさつ代わりにマタグラにぐぐぐっ、と鼻先を突っ込まれても、動じません。
見てください、高速回転のシッポ。
タケコプターみたいに飛んでいってしまいそうです。
これがあたったら、イタイ、イタイ。
 
レッスン中はかまってもらえず、電池切れ。
  
寄ってたかって足げにされることも。      
 
お茶の時間はこんな感じ。
僕にもくださいって顔、口以上にものを言う垂涎顔です。
  
この後、先生に犬用ビスケットをもらっていましたが、
しつこく「もっとちょうだい」とおねだりして、しばかれていました。
 
そして、スキあらば遊んでもらおうとあの手この手でやってきます。
友人は大型犬でもお手の物でお相手。
 
 
      
 
いっぱい遊んでもらえてよかったね、チロさん。
私たちも楽しかったよ。
 
最後に今回一番かわいく写ったチロさんのショットを。
おっさん顔でもとっても愛くるしいのです。
 
                            

ブキティマトレッキング、のおまけ

2011-10-25 09:33:27 | Singapore/いぬ
おはようございます。
 
これから宿題マウンテンに登頂するので、ちょっぴりだけ。
 
 
先日のトレッキング
こんなパートナーを連れているひともいました。
 
 
かわいいなあ。
 
        
 
かしこそうだなあ。
 
連れていたひとはランナー姿で
ウォーミングアップ中、
その後、一緒に走り去って行きました。
あんなのをパートナーに走ったら、楽しいだろうなあ。
 
 
が、しばらくするとまた再会。
 
 
 
 
  
 
クールダウンちう。
 
 
南国の犬は大変です。
 
以前にボタニックガーデンで見たハスキー犬2匹は、
目が完全にイッてたもんなあ。
 
ここは自然保護区、本当は犬を連れてきてはいけないようです。

3回目のモザイク教室、のオマケ。

2011-08-28 08:48:50 | Singapore/いぬ
昨日お話したモザイク教室についての余談。
 
レッスンを受けた先生のご自宅は、
素敵一戸建ての、素敵インテリア、素敵オーラむんむんの先生の作品群、素敵ダーリン、
と、くどいくらいの素敵まみれなのですが、さらにもうひとつ、忘れてはならない素敵な存在がありました。
 
それは、こちら。
 
 
先生の愛犬、チロさんです。
 
このおっさん顔のラブラドールが、顔に似合わないあどけなさ全開、ハイパーテンションで熱烈歓迎してくださいました。
                                 
がっしりとした大きな体に豊かな表情、釣り上げた魚のようにビチビチと威勢よいしっぽ。
何よりも、破壊的ですらあるその元気よさ。
シンガポールで大型犬をわしわしできるなんて、なんてしあわせ。
 
今回の作品、置き鏡を真剣に製作中の足元は、こんな感じでした。
  
大きいから、ふみふみしたって、足蹴にしたって、びくともせずに、すやすやです。
ああ、しあわせ。
  
それにしても、大型犬なのに、ダーリンがイタリア人なのに、名前がチロって。
その響きは、チワワやポメなんかの小型犬、それも日本人が飼っていそうな犬にこそ、ふさわしいような。
それを先生に話したら、チロって言うのは、シチリアなどイタリア南部に多い、男性の名前だそうです。
でも、それを知ったのは名づけてからのことだそうです。
いずれにしろ、こんなにおっさん顔でチロって。
しかもかなりの大顔で、小顔の先生よりずっと大きいのに、チロって。
そしてこんなに体も大きいのに、ひとがいいというか、軟弱というか、小型犬にしばかれることもあるとか。
チロさん、大きくておっさん顔、でも心は少年、そして気は優しいラブなのでした。
 
そうそう、先生が一時帰国のとき、チロさんは預けられるわけですが、
そこのことをサマースクールというらしいです。
サマースクールに預けられる犬のチロさん、なんともかわいい響きだなあ。
 
レッスン中はうたた寝がちなチロさんですが、
私たちが部屋の中を移動するたび、すっくと起き上がり、目を輝かせてついてきて、
いちいちちょっかい出してくれました。
   
「チャオ!遊ぶのなら相手をするよ」
さすが、イタリアの伊達男。
オーストラリア生まれらしいけれど。
 
レッスン後は私たちが持参したおかず系パイをおやつに、
お茶をご馳走になったのですが、その間のチロさんは、こんな感じ。
  
 
お行儀よく、キラキラ熱視線。
なんてラブリー。
 
 
愛すべきおっさん顔のラブ、チロさん、また会いましょう。        
 
ということで、来月も素敵あふれる先生のご自宅へ、レッスンに伺いたいと思います。