ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

神々の大地、我々の大食

2017-09-29 09:00:44 | 外出&食い意地
ひさしぶりのタカラヅカ観劇です。

神々の大地』、宙組トップの朝夏まなとさん退団公演だそうです。

まずはランチ。
定番の宝塚駅からすぐの『サラ』ってお店です。


(シーフードグラタンのセット)

時間と胃袋に余裕があったのでケーキも。

(イチゴとチョコレートのビッグサイズなケーキ)



ミュージカル全般に関してなのですが、
私、イマイチ感情移入できないところがあります。

でも、

コレはいい!

いままでS嬢に誘ってもらって、
人気あるもの、有名なもの、渋めなもの、色々観劇しました。

が、


今回のが断トツ。

ロシア革命を扱ったものなんてどんより暗いんだろうなあ、
これでもか!と涙を誘う演出はどうもなあ、
ラスプーチンなんてタカラジェンヌさんに演じられるのか?
とか、先入観や偏見がありました。
けど、終わってみると、
いままででいちばん感動しました。

わかりやすく「さあここで泣いて!」ってドカンと迫る見せ場があるわけじゃなく、
観ている側が思いを巡らせて静かにぐっとくる感じです。

ご一緒したS嬢ご友人さんは、
思う存分に流した涙をタオルで拭ってらっしゃいました
さすが、東京からこのためだけにお越しになって、
2公演連続観劇なさってる方は心構えが違う。
同じく東京からこのためだけに来てるS嬢も、
期待以上と大絶賛。

タカラヅカ愛がそれほどでもないいたって冷静な私ですら、
涙ぐんでしまいましたよ。
勢いでパンフレットまで買っちゃうほど。

物語が素晴らしいってだけじゃなく、
見せ方がとてもうまいんだと思います。
あと、ひとりひとりのキャラクターが、
いつものタカラヅカより幅があって魅力的でした。




(レビューの幕開け。前から2列め中央というS嬢神業によるお席)

いつもの私はダンスや歌が盛りだくさんなレビューが好きで、
なんならレビューだけでもいいってほど。
だけど、
今回はミュージカルの余韻に浸りたいから、
レビューがなくてもいいかも、って思ったくらいでした。

存分に楽しみましたが。
特に階段をめいっぱい使った男役さんたちの
一糸乱れぬダンスが壮観でかっこよかったです。

これが最後になるトップさんは幸せだと思いました。
え?っていう演しもので退団なさるかたもいらっしゃるから。


ひさしぶりに胸がいっぱいになりました。


が、

晩ごはんは入ります。

S嬢ご友人さんのオススメ、
』ってお店に行きました。


(初めてのもつ鍋。意外に食べられました)

若くて美しいお嬢さんたちに混ざるおばさんがひとり。
ごめんなさいよ。

彼女たちが話すお仕事のことやらあれこれ、
おばさんは自分の若い頃を思い出しました。

よく食べ、よくしゃべり、よく笑い、
とても充実した楽しい一日でした。


ご覧いただきありがとうございました。

今年もシャインマスカット

2017-09-27 13:05:59 | おうちで食い意地
昨年に引続き、
今年もふるさと納税の特産品でシャインマスカット(2kg)をいただきました。

わが家と奈良の実家の母に。

(甲府市のもの。よそ様にも!って思った時には品切れでした)

昨年の湯梨浜町のもシャインシャイン輝く素晴らしいお品でしたが、
今年の甲府市のはすごかった。

わかります?このひと粒ひと粒の大きさ。


(比較にタマゴを並べて)


(ゴルフボールと一緒に)

ルビーロマンに引けを取りませんよ。


イヤラシイ性格ゆえ今年も測ったのですが、
余裕で2キロ以上ありました。

ふるさと納税、素敵です。


たて続けに食べてしまうのではもったいないから(←ケチ)
ひと房は冷凍しました。

(ハサミを使って枝をほんのちょっと残して、房から外すのがポイントですって)

いっぺんにひと房食べたりしないよう(←ケチ)

他のフルーツと一緒にいただいてます。

ちびちび…

(いただきものの巨大な桃と。
しゃくしゃく歯応えのある美味しい桃、福島産)

ちびちび…

(とろとろに熟した柿と)

ちびちび…

(みずみずしい豊水梨と)


秋はフルーツが美味しいですね。

甲府市の担当者さま、生産者さま、ありがとうございました!


ご覧いただきありがとうございました。

明石のナポリ

2017-09-25 14:41:18 | 外出&食い意地
明石にある大好きなイタリアンのお店に行ってきました。

ナポリ料理が得意なピッツェリア、『チーロ』さんです。

人気店のため、予約を取るのが一苦労。

2週間前の応当日の9時半から電話受付開始なのですが、

運が良ければ20回くらいで取ってもらえます。

コールの回数ではなく、電話をかけた回数ね。

この日は奈良のイタリア料理教室で仲良くなった三宮に住む友人と。

お店は美味しいのは言うまでもないことですが、
メニュー数がものすごーく多く、(数えたことはないけれど100以上)
ひと皿の量もものすごーく多いうえ、
名前を聞いただけではよくわからないお料理もあるので、
お腹の空き具合や好みなど自己申告して、
スタッフの方と相談しながらコースを組み立てるのが正解。
みなさんお若く、元気よく、
私たちのような中高年にもとても親切で話しやすい。

最初に、
「とにかくたくさんの皿数のお料理を食べたいです!」

と高らかに宣言してその熱意を伝えました。

メインを悩んでいると、

「パスタまで聞いておきます。
メインが食べられそうなら追加でオーダーしてください」と。

そう。

ここね、量が多すぎて、
たいていメインまでたどり着けない。

気持ちとしてはメインはお魚もお肉も食べたいですのに。


(前菜盛り合わせ。8種くらい?このボリュームで2人前)


いつも外せない魚介のフリットミスト。

(イタリアで食べたのより美味しい!)

立派な釜を持ってらっしゃるのでピザも外せません。
ハーフ&ハーフにした上、
「皿数をたくさん食べたいから、小さく作ってください」と無理難題。

(それでも大皿からはみ出そうなサイズ。マルガリータとカルツォーネ)

水牛ミルクのモッツアレラの美味しいこと。


生パスタはシャラティエッリというもの。
アマルフィ地方でよく食べられているとか。
初耳の好奇心から迷わずオーダー。

(牛乳を練り込んだきしめんみたいな平たい麺。つるっとモチモチ!)


このあたりで友人から

「…もう無理」

とうめき声が。

えー、
ひとりでここのメインは無理だわー。



無念…ここまでか。


毎度のことながら、

勝ち目のないいくさに挑んでいる武士の心境です。(武士にしばかれる?)


コーヒーふたつと、
まだ何か食べたい!
と、あきらめきれない私はドルチェもオーダーしました。


これもね、巨大なんです。

(オーソドックスなレモンクリームのケーキ)


ここは大人数で来るか、
夫を連れてこないとアカンね、と反省会。

「もうひとつ手があるかも」と、
本になったメニューの1ページめに目をやります。

『パート・アルバイト募集中!
週2、3回でもOK!
お気軽にスタッフに声をかけてください!』


近くを歩いていたスタッフの男の子に気軽に声をかけてみました。

「ねえねえ、ここのお店のスタッフの方で、
いちばん年上の方はおいくつくらい?


「うーん…

僕はまだ一緒になったことはないのですが、
30代の女のひとがいるって聞いてます」

中高年はマイノリティのようです。

『まかないで制覇する。
それは無理でも、少なくとも予約は取りやすくなるはず』
という魂胆は潔くあきらめました。

次回はシロクマ相方を連れてこよう。


ご覧いただきありがとうございました。

彼岸花の散歩道

2017-09-23 11:50:48 | いぬ・シロさん
台風一過の祝日、
3連休を実家で過ごしていたので散歩に出ました。

そろそろ彼岸花が咲く頃かなあと思って。
シロさんの好きだったコースを辿ります。
彼女のことを思い出しながら。

まずはシロさんにご挨拶。

(ケイトウとオミナエシをお供え)

近くにいきなり彼岸花満開スポットが。

(アゲハ蝶がひらひら)

ここはシロさんのお気に入りの道。

(日本の原風景みたいな場所でしょ)


(2015.5.5。季節は違うけど同じ道で。軽快な足取り)

この小径も大好きだったなあ。

(左に名前がわからない花。
ブーゲンビリアみたいなカサカサした触感でした)


(これも2015.5.5。早く先に行きたがる彼女を立ち止まらせるのは大変でした)

列なして咲く田んぼのあぜの彼岸花、燃えるようです。

(左の神社もシロさんとよく行きました)

ここにも蝶が。

(羽がぼろぼろのクロアゲハ。ガンバレー!)

小さな村のなかを抜けてお寺へ。

(壁に水車をかけてある古いお家、この下をシロさんは足ばやに通りました)

お寺の裏の遺跡あとで走りまわってましたよ。

(この季節は草がボーボー。素足だから立ち入れません)

そこから山へ向かいました。

(シロさんはこの道が大好きでした)


(2012.9.29。山へ向かう途中で。うれしくてニッカニカの笑顔)

1時間ちょっとで帰宅。
もうひとつある神社への道をショートカットしたので短め。
それでも距離にして約5キロ。
シロさんとの暮らしは健康維持にもってこいでしたね。

おやつは裏の畑で採れたイチジクでした。

(緑色だけどこれで完熟。なかはとろとろで甘い)

晩ごはんは私の好きなズイキのお浸しなど。

(大好物だけど、手がかゆくなるので自分では作れないのです)

ゆったりした休日でした。



ご覧いただきありがとうございました。

白馬岳登山-4-

2017-09-19 11:55:24 | ラン&クライム
白馬岳登山4日め、最終日です。

行程は、

白馬大池山荘→乗鞍岳山頂→栂池山荘
→自然園駅→ロープウェイで栂池高原まで一気に下山、
というもの。

激しい雨がテントに打ちつける音がうるさくて、
眠りは浅かったです。
アタマを洗いたい衝動もありましたしね。

4:30起床、さすがにこれだけみっちみちにテントが張られてると、
隣近所の朝の支度の物音で目がさめるってもんです。

お天気はこの日がいちばん悪かった。

濡れて重くなったテントを片付けて、レインウェアを着て、

6:15、出発です。

とにかく早くお風呂に入りたい!


(どよよーん)

池をぐるりと回って向こう側から下山します。

大きな岩ばかりの道。
雨のしずくとガスで視界が悪く、足元も滑りやすい。
私は子どもの頃、平均台にも登れなかったほどバランス感覚が悪いのですよ。


(踏み外すと池へドボン!なので慎重に)

対岸に来るのに半時間もかかってしまいました。


(山荘とテント場があんなに小さく)


7:10、乗鞍岳頂上到着。

(2,436m。相変わらずガスガス)

8:15、乗鞍の雪田に到着。

アイゼン装着ナシで行けるって話だったけど…
シロクマ相方はすたすた雪田を渡っていきます。


(いちばん幅の狭いところで100mちょい)

何度も言いますが、
私は子どもの頃、

平均台にも登れなかったほどバランス感覚が悪い
のです。

へっぴり腰で恐る恐る踏み入りました。

すべるーっ!

アイゼンを装着している登山者もいました。
私も付けたい!

けど、シロクマ相方はもう渡りきって、歩みを止めず。
ぼやぼやアイゼンを付けたりしてたら、おいていかれそう。

待ってー!
ストックのキャップを外して尖った先端を力一杯かたい雪に突き刺して、
その安定感を頼りに必死に渡りました。

雪田を渡ったら巨大な岩ばかりの道。

(テトラポット大。スキマに落ちたらはい上がるのが大変そう)

間隔が大きいところもあり、ぴょんぴょん跳びながら進みます。

これがねー、濡れて滑りそうでとっても怖い。

カミナリも鳴ってるから早く森林限界よりもっと下までおりたいのに。

うう、怖いよう。


これより先は写真がありません


もう、雨だわ、カミナリだわ、
滑りやすい岩場だわ。

ようやく木々の生い茂るエリアに到達したら、
雨が激しくなり、
川と一体化した登山道は足元が最悪な状態で。

休憩して小降りになるのを待ってみたけれど、
その気配もナシ。

雨に打たれ、
神経をすり減らしながら、
川と化した登山道の、岩から岩へ跳びうつりながら下山する試練。

両手にはストックを握りしめているし、
ヘトヘトであいほんを取りだす余裕が一切なく。

レインウェアを着ているカラダは濡れてずっしりと重く、
内側はむしむしと不快だし、
髪や手袋をはめた手もぐっしょり濡れて冷たいし。

ちっとも楽しくないない!
早くお風呂に入りたいよう!

今回でいちばん辛い行程となりました。


それでも登ってゆく多くの登山者とすれ違うのですよ。

明るく挨拶してくださいます。

いまこの地点で雨ってことは、
彼らは出発地点から雨だったんじゃない?
天気予報では今日からずっと雨なのに、それでも決行するなんて、
まったく気が知れない。

私ならお家でのんびりしてるけどね。
お家を出た後で予報を知ったなら、温泉宿にでも向かいますよ。

「はじめの頃はそんなもんだよ。
雨なら雨でレインウェアやテントの性能を試してみたいもんなんだ。
とにかく登りたくて仕方ないんだよ」

日本の登山ブームはまだまだ続きそうです。


ところで私はトイレに行きたい!


雨に濡れて冷えましたからね。

こんな悪天候だから、
コースタイムよりずっと時間がかかっていますしね。


もうアタマの中には、

トイレとお風呂、

このふたつしかありません。


トイレー!



お風呂ー!



途中、天狗原という植物いっぱいの大湿原があったのですが、
雨で視界はイマイチだし、トイレに行きたいし、

スタコラサッサです。



9:52、栂池ビジターセンターが見えてきました。

(トイレに行けるヨロコビ)


トイレだ!

トイレ!!

ひゃっほー、トイレ!!

愛してるよー、トイレ!!


「この登山もこれで終わりっていうのに、風情のないことだね」

淋しくシロクマ相方がつぶやきました。

風情よりトイレ!
生理現象に勝るものはないのです。

10時過ぎ、
1,860mの栂池ビジターセンターに到着しました。

雨が止んでました。


念願のトイレに行って、レインウェアを脱いで、
気分爽快でロープウェイの自然公園駅へ。

ロープウェイとゴンドラで一気に下界へ。


(雲を抜けておりていくゴンドラ)

ゴンドラを降りたら、
夢にまでみたお風呂に向かいます。

(念願のお風呂!丹精こめてアタマを洗いました)

大きなお風呂が貸切りでした。
露天風呂もあって、幸せをかみしめて入りました。

さっぱりしたら、お昼ごはんです。
近くのお蕎麦屋さんが美味しいと、
温泉受付のおばさまに教えてもらいました。

最初に美味しいそば茶を出してくれるお蕎麦屋さん。

ここは間違いないでしょう。


(お店の方イチオシのとろろそば)

とろろそば、絶品でした。
美味しすぎてシロクマ相方は間髪入れず再オーダー。

店内あちこちで食べられていたジンギスカンもオーダー。

(このボリュームで千円ちょっとだったような)

臭みなく、オリジナルのタレも美味しかったです。

ごちそうさまでした。


あいにくのお天気だった白馬岳登山ですが、
終わってみるととても楽しかったです。
白馬岳が魅力ある山だからなんでしょうね。

ご覧いただきありがとうございました。