ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

伊達男と色白さん

2011-11-17 08:17:42 | Singapore/習いゴト
S嬢にもらった自家製ヨーグルトを先生宅に持っていきました。
カスピ海ヨーグルト、
牛乳を注ぐだけでヨーグルトができるというスグレモノです。
 
 
日本ではポピュラーですが、
先生は外国暮らしの長い方だからその便利さを知らないと思うし、
日本人なら、この国は甘いヨーグルトばっかりで困っているんじゃないかなあ、と思って。
 
S嬢が私にくれたときみたいに牛乳パックのままヨーグルトにしてお渡し。
「全部食べ切らないで、新しい牛乳パックにこのヨーグルトを注いでエンドレスで楽しんでくださいね」
と、言葉を添えました。
シンガポールでは雑菌の繁殖に、より配慮したほうがいいと思うので。
S嬢に習って私がやっている方法です。
 
先日、その後、ヨーグルトがどうなったか聞いたのです。
先生のダーリンさんと居候さんがイタリア人、
欧米の方って乳製品好きが多いから、
もし先生の知らない間にふたりが食べつくしちゃったなら、新しいのを差し入れようと思って。
 
先生のお話によると、ヨーグルトは無事、生きのびているみたい。
どころか、居候さんがいたくお気に召してくれたようです。
ヨーグルト好きの彼は、
カスピ海ヨーグルトの味も増やし方も「これはいいね!」って喜んでくれたって。
で、ちゃんと先生の言いつけを守って、
新しい牛乳を買ってきて、機嫌よくヨーグルト作りをしているとか。
 
居候さん…見た感じ、なんだか遊び人っぽかったんですけれど、そんなことするひとなのね。
う~ん、あんな一見すると女たらし顔で、
いそいそと牛乳を買ってきて、ヨーグルトを注いでるのか。
 
「シンガポールの常温はヨーグルト作りにぴったりでしょ。
 半日冷蔵庫の外に出しておくだけで、じゃんじゃん作れるから、アレ、いいでしょ」
先生の言葉にうれしくなって、まるで自分の手柄のように自慢げに言いました。
すると、先生が言うのです。
「でもね、彼(ダーリンさん)が“乳製品をこんな暑い国で冷蔵庫から出したままにするなんて、とんでもない!
 冷蔵庫の中で作るべきだよ”って」
 
先生のダーリンさんは有名レストランのシェフ。
食のプロが言う言葉に、居候さんは素直に従っているらしいです。
「でも冷蔵庫の中でだと、ヨーグルトになるまでに2、3日かかりますよ」
そう言ったら、先生が、
「うん、だから2、3日ずっと待って、わ~、できた、できたって、喜んでるの」
 
居候さん、あんなに女の人には手の早そうな感じなのに、
おとなしく言いつけを守って、ヨーグルトになるまでじっと待ってるのか。
ヨーグルトにじらされながら、2日も、3日も、じりじり待ってるのか。
なんか、かわいらしいなあ。
喜び方も子どもみたい。
 
 
オチも何もない話でスイマセン。
居候さんを知っているだけに、でもどんな人かよく知らないだけに、
その性格とか、ヨーグルト作りにいそしんでいる姿とか、勝手に想像して、
微笑ましいなあ、と思うのでした。
 
    
 写真は先生宅にあった絵。右は部分拡大。
 ダーリンさんの職場であるホテルが描かれています。
 とある画家さんが彼の料理をとても気に入って、自分の絵をくれたんですって。
 料理がおいしかったからという理由で、何日もかけて描いた絵をポンとあげる…なんかすごい世界だなあ。
 一面の紫に真っ白な雨…素人にはできないカッコイイ色彩感覚!
 確かにシンガポールの雨って、時に本当に凄まじくてこんな感じ。
 しかし、どしゃ降りの中の職場という描写って、客商売をする人に差し上げるものとしてどうなんだろう?
 景気を連想されたりしないのか?
 私が年寄り臭くて心配性なのかな。
 うん、ゲイジツ家の行動はフリーダム。 

11月のモザイク教室

2011-11-14 09:05:53 | Singapore/習いゴト
先週土曜日、モザイク教室へ行ってきました。
今回は、クリスマスツリーを作ります。
 
  こちらは本物のクリスマスツリー。
   シンガポールでは街のあちこちでクリスマスに向かってばく進中。
 
その日、私は1時間の遅刻で到着したのですが、
先に始めていたはずの友人ふたりが、ちっとも進んでない!
「今月のは、そんなに難しいの!?」
 
聞くと先生の素敵お見本ツリーが2バージョンあって、
どちらを作るか、悩んで悩んで悩んで決められなかったとか。
確かにどちらもステキすぎ。
  
 
でもあなたたち、悩みすぎ。
 
悩みぬいたふたりが選んだのはシルバー。
南国シンガポールのクリスマスには涼しげでいいかも。
びっしり鏡でうめつくされたまぶしいまでの輝きと都会的な色合いは私にもグッときましたが、
田舎モノは昔ながらの緑の方にしました。
緑に赤にきらきら、その組合せが小さい頃からのクリスマスツリーのイメージで、
なつかしくって、見ているだけで幸せだった子ども時代を思い出すので
 
いや、今も幸せですけれど。

伸びないざかりの英語の勉強をのぞくと、
苦労のくの字もしてなくて、申し訳ないくらいですけれど。
 
はい、遅刻した私は遅れを取り戻すべく、さくさく作らないとね。

          

今回のツリーの良いところは、
バランスよく上手にガラスを貼りつけられなくって白い石膏部分が多くなっても、
それは雪ってことでごまかせるという点
そんな言い訳や逃げ道が残されているなんて、負け犬人生の私には朗報。
 
で、気を楽にしてテンポよくざくざく貼りつけていくと、先生が、
「さすがにスキマが多すぎでは?」と苦笑い。

   
そうですか、スキマ多すぎですか?
石膏の白さばっかり目立っちゃいますかね。
豪雪地帯のツリーってことで、だめですか?
 
気を取り直して、スキマもちまちま埋めました。
今回からはダイソーで調達したピンセットを持ってきたので、
小さなスキマにもピシッと入れられて便利でした。
シンガポールにもダイソーはあるのです。
2ドル均(約130円)とちょっと強欲だけど、いつも繁盛しています。
 
     
石膏を均等に塗り込めたり、磨いたりする工程が苦手というザツな私ですが、
白いところがアラになったり、磨き残りで輝きがくすんでいても、それは雪
なんて便利なの、クリスマスツリー。
どこまでも私の味方のクリスマスツリーは、だから初心者にも作れるそうです。
そこのあなたにも朗報でしょ。

 
いつもの工程のあと、てっぺんに星を刺してもらい、
きらきらボンドでデコレーションして、ろうそく部分を貼りつけました。
調子にのってろうそくをつけすぎて、炎上寸前のツリーとなりましたがそれもご愛嬌で。

    

ニスを塗ってもらって、乾かして完成。
待っている間に友人が買ってきてくれたチキンパイをいただいたり、
ハチミツブームの私にうれしい、すばらしく美味なハチミツをいただいたり。

      

 
今回は貼りつけるパーツも工程も多くて、いつもより時間がかかりました。
その間、クリスマスや年末の予定を話したりで、楽しかったです。
工程が多いと私たちはぶーすか言うだけですが、先生は準備も指導も大変だったかと。
ありがとうございました。
外の暑さを忘れて、ちょっと早めのクリスマス気分に浸れました。

   これで殺風景だったわが家にも、クリスマスがやってくるようでうれしいです。
                                   
シンガポールで初めて迎えるクリスマスを楽しみにしています。
これから年の瀬までは本当に早い。
南国でもそのあわただしさは同じなのかな。
 
       

ヨガレッスン

2011-11-02 11:40:43 | Singapore/習いゴト
風邪がひどくなりました。
今日は学校を休むつもりです。
 
ブログを更新しているくらいなら行けるのでは?
そう思われるかもしれませんが、
ひどくなった原因はシンガポールの効きすぎる冷房にあるのです。
南国シンガポールでは、“涼しくするのがおもてなし”という考え方があるようで、
どこもかしこも手加減なしで強烈に冷房を効かせています。
外が暑いだけにその体感温度差は激しく、南極体験ゾーンのようです。
刻一刻と風邪が悪化していくのがわかるくらい。
長袖衣類もケニア旅行の際に多少は揃えたのですが、
その温度差が弱った中高年のカラダにはつらくて。
今日はカンバセーションのクラス、
咳き込んだりして若者たちにうつしてもいけませんしね。
 
ということで、本日休業。
お家でまったりしています。
 
 
 
ヨガを始めました。
初レッスンは土曜日、モザイク教室のあとでした。
 
学校、リーディングとカンバセーションの先生はオーストラリア人女性です。
  
  休憩時間の撒き餌たち。
  私たちの餌付けに余念のない優しくてキュートな先生なんです。
 
彼女、私と同い年とは思えないほどのすばらしいプロポーションで。
何が違うの?
ムダな贅肉がなく、均整の取れた自然な筋肉のつき方をしているのです。
 
ええ、モトが違うって言いたいんでしょ?
それもそうだけど、それ以外にあれは何かやっているカラダだ、と。
何をやってるの?
 
聞くと、10年以上ヨガをやっているとか。
「10年もやってたら教えられるのでは?」
クラスメートの例のお嬢さんとその話題でしばしもちきりに。
例のお嬢さん…ずっとこの呼び方だとあんまりなので、今後S嬢としておきます。
S嬢…うん、彼女にふさわしい呼び方だな。
 
「ヨガ、教えてください」
別の日に先生にそうお願いしたら、「そうね、いいわよ。いつかね」と。
かわされた?
日本人特有の社交辞令、挨拶と思われたのかな?
 
後日、ドラッグストアでヨガマットをたったの$12.9(約830円)で売っていたのをたまたま見つけて、
運命を感じつつ、さっそく購入。
ぼっ!
これでやる気に火がつきました。
 
金曜日、授業の前に先生がいつもどおり、「How are you?」とか聞いてくれました。
で、「私は先日、ヨガマットを買いました。私たちにレッスンをお願いします!」と。
for usとか言ったりして、暗にやりたいのは私ひとりでないことを強調
同時にS嬢にめくばせして、援護射撃を要請
「私もしたいです。ぜひお願いします!」と、間髪いれずにS嬢。
さすがのカンのよさ。
「私もやってみたいです!」、もうひとりの仲良しお嬢さんものってきてくれました。
今後はこの仲良しお嬢さん、A嬢ってことで。
 
「私は仲間内でやってるだけだから、全部英語だし、ビギナー向けじゃないわよ。
あなたたち、それでもいいの?経験はあるの?」
私はビギナーではありますが、子どもの頃からカラダは柔らかいほう、
お嬢さん方も何度かやったことはあるっていうし、何といっても若さがあります。
私の数少ない統計から言うと、白人さんって意外とカラダが硬いんですよね。
だから大丈夫かと。
それに、もしついていけなくっても、
命にかかわる登山や、みんなのモチベーションを下げてしまうゲーム系のスポーツと違って、
ヨガなんて狭いスペースの個人ワザだから、マットの上でおとなしくしてりゃあいいわけで。
上手にできてるひとを見て、
「わんだほー!」とか、感嘆の声を上げてみたり、
きれいにポーズの決まったひとを見て、
「びゅりほー!」とか、うっとりしてやったら、
言われたほうも気分よくなって、誰も私のことを苦々しく思ったりしませんて
 
そうして、ごり押しのようにして参加した初レッスンは、
ボタニックガーデン(植物園)の一角の青空教室。
あいにく雨上がりだったので、駐車場みたいなところで行われましたが、
ふだんは本当に木々に囲まれた自然のなかでやってるみたい。
近くにはマンゴーの大木があり、音を立てて実が落ちていました。
リスも見ましたよ。この広大な植物園にはいっぱい住んでるのです。
  
 
さて、私にとってはずいぶん久しぶりのヨガ。 
上海でなぜか韓国語ヨガレッスンの受講経験があるのですが、英語のレッスンは初めて。
植物園で英語で受けるレッスンは、
なんかオサレ度が断然UPしたみたいで、いい感じでした。
 
太陽礼拝とか基本の流れは同じだから、なんとなくついていけました。
 
とか油断していたら、
鶴のポーズとか、孔雀のポーズとか、ありえない無理難題が。
あっけにとられている私の前で、難易度の高いワザを次々と披露してくださる先生。
        
       左が鶴、右が孔雀だす。
 
先生のワザに本気で驚嘆しながら、ふととなりを見ると、
お嬢さん方が美しい鶴になっていてさらに仰天しました。
機織りを勧めようかと思ったくらいに、見事な鶴っぷりでした。
お嬢さん方、すごいです。
先生やお仲間さんたちの賞賛を浴びておりました 
 
 
はあ、いい汗かいたな。
私ひとりダメダメだったけれど。
 
お嬢さん方の活躍にあやかって、私もなんとか及第点はもらえたみたい。
次回は再来週の土曜日よ、って言ってもらえました。
おばさんになると図々しくなって、なにかと便利です。
 
ローマは一日にして成らず。
急にはムリでも、
緊張感のカケラもないカラダをちょっとずつ絞っていきたいと思います。
 
と、意気込みはすばらしいのですが、カラダは老化の一途。
この後に汗かきのカラダで電車に乗って急速冷凍されたのが、
風邪のひき始めだったわけです。

2か月分のモザイク教室

2011-10-30 18:39:17 | Singapore/習いゴト
今日ログインして驚いたのですが、
このブログの前日の閲覧数と訪問者数が、過去最高を記録
ランキングにも登録していない、ひかえめな私にふさわしい地味ブログなので、
私としてはありえない数字です。
 
どうして?
 
「明るい北朝鮮」と揶揄されることもある一党独裁政権のシンガポール、
実は色々と監視が厳しかったりするそうです。
もしかしてインターネットにもその目が…?
 
冷や汗たら~り。
 
私、昨日の記事で、悪いことなんて言ってませんよね?
悪いこともしてませんよね?
シロクマ相方がゴルフからまだ帰ってきていないので、
今からひとりNHK大河ドラマ「江」を見る予定ですが、
テレビの騒音に乗じて玄関ドアを打ち破って侵入してきたナゾのグループに
拉致されたりしませんように。
 
なんの断りもなくこのブログの更新が長く滞ったりしたら、
どうか私の無事を祈ってやってください。
 
アタマと性格は悪いけれど、
バカで小心者だから悪いことなんて、犯罪なんてできっこないんですよ。
 
 
と、監視員のみなさんにに向けて言ってみました。
みなさん、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
 
 
 
さて、昨日は月に一度のモザイク教室の日でした。
 
先月のリポとあわせて、一挙にご報告。
 
9月はキャンドルホルダーでした。
いつもすてきな先生のいつもすてきな見本です。
  
その右側にあるグラス、これにモザイクガラスを貼りつけていくのです。
この作業が本当に難しくて…。
 
グラスに瞬間接着剤でくっつけるのですが、
どちらもガラスだし、貼る面が曲面だから瞬間接着とはいかなくてジワジワずれていくし、
片手でグラスを持ち上げながらだから自由がきかないないし。
過去最高の難しさでした。
 
半泣きになりながらの作業が終了し、接着剤が乾くまでの間はお茶の時間。
    
ダーリンがイタリア人という先生がイタリア帰省から数日前に帰ってきたところで、
そのお土産をお茶菓子にいただきました。
ダーリンさんはボローニャ出身(だったはず)、そこでは子どもはみんなこれを食べて育つんだそうです。
素朴な甘さにちょっとだけ塩味がきいていてなかなか美味。
マリーのビスケットで育った私にはうらやましい子ども時代です。
私たちもサンドイッチとプチケーキを持参しました。
 
接着剤の乾いたキャンドルホルダーに石膏を流し込んで、乾かして完成。
 
今回はニスは塗りませんでした。
    
仕上がりと、キャンドルをともしたところ。  
幻想的で美しいです。
キャンドルホルダーって使ったことがなかったけれど、
手軽に非日常の空間が演出できるうえ、
ろうそくの炎のゆらめきがゆったりとした気持にしてくれるので、大変気に入りました。
先生、ありがとうございます。
 
とかいいつつ、
実際はろうそくが減るのがもったいなくって飾っとくだけになっています。
友人たちはベッドサイドやバスルームでともして楽しんでいる、ということでした。
優雅な生活してるんだなあ。
 
 
 
10月は小物入れでした。
   
光り輝く先生の見本の右にある、
チーズの入っているような地味な木箱にモザイクガラスを貼っていきます。
 
今回は貼るのも難しいし貼る面積も広めで手こずりそうなので、
色選びにまで時間を取られないようにと、色ガラスは使用せず鏡だけを使用。
先生のコンタン、大正解です。
さすがプロ、さすが先生!
いや、手間取った、手間取った。
確かに先月よりは木の素材に貼りつける分、カンタンでしたが、それでも難しい。
特に側面。
入れものの側面よりもふたの方の側面が、
鏡に鏡を貼りつける部分があり、しかも曲面ときているから先月並みの難しさで。
側面だからちっとも目立たないのに、こんなに苦労が多いなんて、
まるで私の人生さながらです。
 
やっと貼りつけが終わって、石膏を流し込んだところ。
                      
これを磨いていくと…こんな輝きが顔を出すのです。
はああぁ。
    
ちょっと磨いただけで、この輝き、この美しさ。
自分の作った作品に女のジェラシーを感じたくらいです。
メラメラ~。
 
磨きあがってから、先生にニスを塗っていただきました。
それが乾くまでお茶の時間。
 
 
awfully chocolate(←クリックすると音が出ます!)でハロウィン仕様のカップケーキセットを買ってきました。
先生と私たちでちょうど4つ、
ダーリンさんと居候さんの分もいるので、定番もふたつ買いました。
    
先生宅にはダーリンさんのほかに、彼の古いお友だちという居候さんがいらっしゃるのです。
悩んだ末、
一番毒々しいカボチャとドクロのふたつをおふたりに取っておくことに。
      
完成した小物入れ。
        
 
ところで、モザイク教室のレッスン以外の環境について。 
今日もハイパーテンションラブラドール、おっさん顔のチロさんが歓迎してくれました。
そしてレッスン中には仕事が終わったダーリンさんが帰ってきて、
先生とイタリア語で会話しながらうろうろ
その後、居候さんも帰ってきて、また先生と話したりしながら、うろうろ
 
シンガポールの閑静な住宅街にある一戸建ての
先生の素敵作品群とバリのインテリアに彩られた、まるで異空間で受けるレッスン
それだけで私にとってはとんでもなく非日常。
そこへ、大型犬とイタリアの伊達男がふたりもうろうろするという、
日本のカルチャースクールなんかではありえない環境です。
喜びのあまり、まだおぼつかない手元もふるえるって話ですよ。
 
モザイク教室は、
作品もお人柄も魅力的な先生に教わりながら素敵な作品が作れる、
というのが一番の魅力ですが、
こんな先生宅ならではの環境も魅力的でしょ。
 
次回はクリスマスのオーナメントです。
季節感のない常夏のこの国にも、クリスマスはやってくるのですね。
                                

3回目のモザイク教室

2011-08-27 09:12:29 | Singapore/習いゴト
先週末、友人たちと3人でモザイク教室に行ってきました。
3回目の今回は、先生のご自宅での開催となりました。
素敵ご自宅は、すてきなカトンエリアにある一戸建て。
インテリアはバリに住んでいらしたときの家具を持ち込んだという、あふれんばかりの素敵さ。
さらに、あちらこちらに先生の素敵作品が配置され、これでもかの素敵空間を演出しています。
そこに一歩足を踏み入れるなり、興奮のルツボでテンション高いわ、うるさいわ、の私たち。
先生の作品鑑賞にも余念がありません。
いつか、こんなの作れるのかなあ、と早くもレッスン3回目で、図々しい夢の広がりよう
 
今回の作品は置き鏡。
初回のフォトフレームと同じ形ですが、ガラスの色と形、配置が違うと、雰囲気もずいぶん違います。
先生のお見本はこちら。
 
 
この左側のを作ります。
ちなみに右側のは、ちょっと大きめ。
そのデザイン性と、大人びた配色の麗しさにうっとりなったのですが、これを私たちが作れるようになるには、まだまだ訓練が必要。
それなら卒業制作に!!と鼻息を荒くしました。
友人は、姿見を作りたい、などと壮大な夢を語っておりました。
それでいうなら私も、いつかマイホームを持ったときに、玄関周りや塀をモザイクで飾りたい。
夢はどんどん広がります。
まったく実力を考えていない無謀な夢物語は、すでに妄想の域です。
 

 
もう1作品、色合いを変えて製作途中のものも見せてくださいました。
こちらも美しい配色、よりナチュラルな感じ。 
さすがです。
カントリーや南国調のインテリアに配しても、相性よさそう。 
 
製作途中に、先生のチャーミングなダーリンさんがお菓子を差し入れてくださいました。
        

「朝から焼いたんだよ」って。
なんて素敵、なんて気が利くの。
さすがイタリア人!
ダーリンさんは有名なホテルのレストランのシェフなので、一瞬本気にしてしまいましたが、彼が焼いたならもっと美しく、もっとおいしいはず。
本当は近くのお店で買ってきたというお菓子は、素朴でおいしかったです。
ごちそうさまでした。
 
おいしいものをいただきながら、美しいものに触れられるって、しあわせですね。
途中、ガラスよりお菓子に手が伸びる回数の方が多かったこともありました。
 
さて、石膏を流し込む前の作品はこんな感じ。
 
そして、今回も無事完成しました。
今回も先生の作品に影響されて、すっかりまねっこです。
どれも涼しげな配色なのは、鏡に自分の顔を映しても暑苦しくならないように、との潜在意識からでしょうか。
まんなかのが私のです。
写真だとわかりにくいですが、ちょっとピンクを効かせたのは先生のアドバイスから。
それだけで、昭和のトイレの配色からがらっと印象が変わって、優しく、ラブリー、少しなつかしい感じに。
さすがプロ。
新しい世界を発見した気分です。
 
日本でもこういった教室があるのか調べたのですが、見つけられませんでした。
ステンドグラス教室なんかと比べると、モザイク教室自体が少ないうえ、
ガラスをカットしてモザイクに使う、というやり方は、とても手間がかかり、
また、指導も大変なので、教える側は商売としてペイしないのでしょう。
万一ガラスで怪我されてはコトだ、という考え方もあるのかもしれません。
市販のタイルや決まった形のガラスを使用するより、
創造の幅も広がり、個性的で、美しい仕上がりになると思うのですが。
先生に商売っ気がないからこそ、成立している私たちのレッスン
シンガポールでこんな先生と出会えるなんて、本当にラッキーでした。
 
持ち帰った作品はさっそくリビングのテーブルに飾りました。
しょちゅう手にとっては、うっとり、にまにま。
モノが鏡なだけに、はたから見たその姿は、痛いほどのナルシストです。