ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

12月のお茶お稽古-3週め-

2016-12-31 01:30:32 | 習いゴト・趣味
12月のお茶のお稽古、最終週です。

【3週め】

(『雪ん子』ですって。カワイイなあ)


(木はロウバイ、椿はアケボノ。ロウバイは私の好きな木)

今回は『花月』(かげつ)という5人で行うゲームでした。

折据(おりすえ)という紙製のケースに香札(こうふだ)という竹製のクジを入れ、
それを順に回してひいていきます。
『花』の札をひいたひとがお茶をたて、
『月』の札をひいたひとがそのお茶をいただける、というルール。
1回の遊びでそれを何度か繰り返します。

これがまた、
ケースの回し方や置き方、取り方にもルールがあり、
札についても、ひき方、置き方、
何をひいたかを宣言するタイミングにもルールがあるのです。
また、始まりと終わり、札をひいた後に、
座るポジションが変わるわけで、
そのポジションの入れ替わりにもルールがあります。
お部屋の中のどこをどう歩くか、それは右足からか左足からか、
足の運び方(足型)がまるでダンスさながらに複雑怪奇。
オマケに『花月』にもいろんな種類があり、
それはダンスも曲によって足型が違うように、
お作法、足の運び方など、
すべてが細々と変わってくる、というバリエーションの豊かさ。

私は一生覚えられない

今回は初心者の私は見学がほとんど。
ベーシックな種類のものに1度参加させていただきました。

それがね、
私は必ず『花』(お茶を点てる役)をひく運命。
つまり、移動距離もやるべきこともいちばん多い

呪われているのか?

その呪いも1回とばしにきっちり『花』をひくという念の入りよう

あいかわらず、
他の生徒さんたちはみなさんご自分の生徒をもつ先生レベルという状況のなか、
永遠に続くかというほど熱意あふれるダメ出しを方々からいただき、
お茶をいただける『月』は1度もひけず、
のどはカラカラ、へとへとに疲れました。


(疲れた時には甘いもの!
私が持参したもなか、『常盤堂』さんの「御影 雪月花」。
この日は虎屋さんのようかん「おもかげ」などお菓子がいっぱいあって、幸福の絶頂)

『花月』、
みなさん、おしとやかながらもきゃいきゃいと騒がれて、
笑いも絶えず、楽しそうなご様子でした。
だけど、
私には試練以外の何ものでもない

一年の締めくくりにふさわしい濃密な時間を過ごせました。

年明けからお稽古はしばらくお休みする予定です。
経済的事情により、ではありません。

まあそれもあるのかな?

遠方に通ってるので丸一日費やすことになり、
それだけの時間をかける余裕がしばらく持てそうにないのです。
ようはビンボー暇ナシなのですね。

先生のことは大好きだし、
お菓子は美味しいし、(そこ?)
血中ケモノ濃度は充填できるし、(それ?)
残念ではあるんですが…。
春に再開できれば、と。

うん、私も春を待とう。


ブログUPも今年最後、
ご覧いただきありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。

年末らしく-イブとクリスマス-

2016-12-29 05:09:51 | 外出&食い意地
夕食後は地元のケーキ屋さん『ママン』で買ったショートケーキでクリスマスを祝いました。


(神戸の有名洋菓子屋さんみたいに洗練されてはいないけれど、
私には懐かしく、十分美味しいのです)

母と私は仏教徒ですが、
シロクマ相方はいちおうカソリック。
子どもの頃は熱心に教会に通っていたらしいです。

夜には東京の友人ともかさん(←仮名です)からクリスマスのメッセージが。

ラブリーな写真つき!

(柴犬男子、ポチさん。
シロさんと同年代の16歳の元気な銀シバです)
ああ、血中犬濃度が充填されていく。
こんなサンタが訪問してくれないかな。
だけど、帰したくなくなりますね。

監禁決定やな

友人夫妻、ポチさん、どうぞ良いお年をね。



翌日は訳あって大神神社(おおみわじんじゃ)へお参りしました。


(巨大な門松。新年を迎える準備もバッチリです)


(巨大な絵馬も。精悍なニワトリだなあ)

こちらのご神体は三輪山です。
お酒の神さまでもあり、蛇にお姿を変えられたという神話もあり。


(だからお酒と生卵がお供えされています)

シロクマ相方、
今年一年美味しいお酒がいただけたことに感謝して、
来年も美味しいお酒と出会えるよう祈るがいいですよ。(カソリックだけど)


帰ってから、
あんこう鍋でお昼ごはん。
しっかり腹ごしらえしてから、
ふだんはできない実家の倉庫のお片づけ。

年末行事をかねたクリスマスでした。


(倉庫軒先にぶらさがってる母作のつるし柿)


(ご用済みとなった二層式洗濯機)

シロさん専用の二層式洗濯機も回収を待つばかり。
実家には人間用が2台、シロさん用が1台、
と3台の洗濯機があったのですが、これで2台に。
(母ひとりなのに、なぜまだ2台いるのかにはふれてはいけない)
彼女のいた痕跡がどんどんなくなっていくのは淋しいことです。




でも、


シロさんは心のなかにいるのです。

(シロさん、メリークリスマス!
ロウバイの澄んだ香りはそこまで届いてるかな?)

お正月にまた来るからね。


ご覧いただきありがとうございました。

年末らしく-クリスマスイブ-

2016-12-27 05:25:20 | 外出&食い意地
お茶のお稽古のことより、先にこちらを。

シロクマ相方と、
クリスマスイブに母をランチと第九のコンサートに誘い、
その後、奈良の実家へお泊まりしてクリスマスを一緒に過ごす、
という素敵なプランをたてました。

が、

母がどうしてもその日じゃないとダメな急用でキャンセル、
急きょ、ランニング仲間でもある年下の友人、みずきちゃんをお誘いすることに。
相方とも食事をしたりで面識があるからね。

単身赴任中のご夫君が年末年始の休暇まで帰ってこれなくなった、
というみずきちゃん。
こんなかわいい奥さんをひとりっきりにするのはご夫君も辛いだろうな。

第九なんて、いままでの私は、
子どもの頃に学校の表彰式で聴くか、
映画『ダイハード』のクライマックスで聴くか、というくらい。
シロクマ相方と暮らすようになってからは、
彼の習慣にならううち、
年に一度は聴きたい、という気持ちになってきたから不思議なものです。
まさか自分が、1時間以上もある大曲を、
じんわり聴くようになるとは思いませんでしたよ。
(実際は寝てることも多いのですが。
寝ていても、最後のコーラスの高揚感だけは、逃したくないものです)



シロクマ相方同席のため、ランチの写真は撮れず。
開演時間がお昼の1時半と早めのため、
前菜と揚げもの、ピザやパスタのカジュアルなイタリアンで済ませました。


(シンフォニーホール手前の木立が好きです。)

演目は前半がベートーベンの『交響曲第9番』、
後半はバッハの『アベマリア』やパッヘルベルの『カノン』、ヘンデルの『ハレルヤ』など、
どれも馴染みのある曲ばかりでした。

演奏はテレマン室内オーケストラ。
少人数編成だったこともあり、
この時期、第九だけというコンサートが多い中、
こんなにたくさんの曲をお手頃な価格で楽しめるのは、
正直かなりお得ではないでしょうか。

休憩時間をはさんで2時間半、
たっぷり楽しんで、すっかりクリスマス気分です。


ホールの大きなツリー前では、
ソプラノの六車智香さんが写真撮影に応じてくださってました。
美しいお声に美しいお姿、天は二物を与える
しかも可憐でとても気さくな感じ…性格も良いときたか。
天よ、私にも何かお与えください


このあとみずきちゃんとお別れ。
楽しんでくれたみたいで良かった。

どうぞよいお年を。

一路、母の待つ奈良の実家へ。


続きます。


ご覧いただきありがとうございました。

12月のお茶お稽古-1週め、2週め-

2016-12-25 10:05:31 | 習いゴト・趣味
まとめて3週間分のお茶のお稽古を。

【1週め】

(『春待草』と名づけられたお菓子)

冬将軍到来…と思ったら、もう春を待つのですか。


(色づいた木はキブシ、椿はカモホンアミ)

キブシって木五倍子って書くんですよ。
漢字って摩訶不思議。


(今日のそらさん。リラーックス、でも眼光鋭い)


【2週め】

(名前を聞き忘れました)

クリスマスですね!
和菓子の世界の季節感もこんなにハイカラなのですね。



(木はハナミズキ、椿は先週に引続きカモホンアミ)


(今日のそらさん。今日もリラーックス)

そらさん、高速でごろんごろんなさるので、お顔ばっちり写真が撮れず。

3週めに続きます。


今日はクリスマスですね。
楽しい休日をお過ごしください。

ご覧いただきありがとうございました。

京都もみじ狩り(←11月の話です)-後編-

2016-12-23 08:13:44 | 外出&食い意地
『ホテル翠嵐』のカフェを出て歩いていると、
お寺さんらしい門の前に長蛇の列に出くわしました。

ふだんは非公開の天龍寺頭塔宝厳院が春と秋、拝観できるとか。
行列は夜のライトアップの拝観を待つ人々だったんですね。

これに並びましょう!



真っ赤っかとはいかないけれど、
緑から黄色、赤へとグラデーションが美しく、
こっちの方が趣があっていいんじゃない。



夜の特別拝観は始まったばかりで、
人混みもそれほどではなかったのもこれ幸い。
お昼間とは違った幻想的な風景を楽しめました。



美しいものを堪能したあとは、
美味しいものを堪能しましょうではありませんか。




クライマックスは私が夢に見るくらい楽しみにしていた『京料理 藤本』さんです。

この時期、予約の取れないそのお席を、
アメリさんの尽力でご用意いただいたもよう。

ひゃっほーう!

ご覧ください、この美しいお料理の数々!


(イクラと菊花と何かのお浸し、柿と何かの白和え。
覚えてなくてスイマセン)


(カニ!カニ!カニ!オスメス両盛りです)


(ぐじと松茸のお吸い物)


(ぼたんえびやらミョウバンを使ってないウニやらお造り色々)


(ふんわりとろける白子のお椀、カニのあん)


(海老芋とぎんなんの揚げもの)


(さわらの西京焼きだったか、味噌幽庵焼きだったか)

このあと、お汁とお香こ、栗ごはんをいただきました。

そして、デザートですよ!

こちらのお店のデザートは、
ジェラートのフルーツ添え、杏仁豆腐、ミルフィーユなど7種類から選べるんです。

全部選んでもいいんです。

もちろんお値段に変わりはありません。

当然こうなるでしょう!


(デザート全部盛り!)

お隣のアメリさんがもなかひと皿だけだったのが印象的で。

こういうところにお育ちの差があらわれ、
その結果が体型の差にあらわれるわけですね。


本日の美味礼讃はすべてマダムYとS嬢のご馳走に。
ありがとうございました!

後日談。
お店のオーナーさんから、
「あんなに何もかもきれいに召し上がっていただけるなんて、ありがたいことですわ」
というお言葉をいただいたそうで。

………京都だけに、
素直に受け止めてよいものなのか?

背後に逆さぼうきが立ってたりしなかったのか?

だけど、劇的に美味しかったんですもん。
美味しすぎて、お椀のおつゆの一滴たりとも残せなかったんですもん。

天高く馬肥ゆる秋(←11月半ばです)、
無職のひきこもり主婦は肥ゆるばかりです。


ご覧いただきありがとうございました。