2日目。
朝風呂から戻った後は、気になる台風15号の動きをチェック。
心配が現実のものとなりそうですが、安全第一で旅を続けます。
今日は、鵜戸神宮や飫肥がメインですが、まずは、昨日見送ったマンゴーソフトを食べに、「道の駅フェニックス」の再訪からスタート。(笑)
朝一番だというのにもうたくさんの人が並んでいます。
妻は「マンゴーソフト」、私は「日向夏ソフト」。
(写真を撮る前に先端を食べてしまいました、失礼。)
ライチの鉢植えを見てみると、マンゴー同様、立派な実がなっています。
これで「道の駅フェニックス」に未練を残すこともなく、日南海岸を南へ下っていきます。
道中立ち寄ってみようと思っていた、「サンメッセ日南」。
(せっかくなので、恥ずかしげもなく記念写真を。)
ここにはモアイ像があります。それも、世界で唯一、イースター島に正式に「許可」された❝公認モアイ❞。
日向灘をバックに、7体のモアイ像が立っています。
このモアイ像、それぞれに「ジンクス」があるそうです。
ジンクスもさることながら、「モ」=未来、「アイ」=生きる、で「モアイ」は「未来に生きる」という意味ということにちょっと感動。
ジンクスの方は、それぞれのモアイに触るといいらしいので、もちろん、全ての像に触っておきました。
(大人気です。)
それにしても、空模様が怪しくなってきました。
(向こうの方は雨かも。)
フェニックスの葉が風に大きくなびいています。
雨も時々降りますが、なぜか車で移動中に一時的に激しく降って、観光タイムには晴れるという幸運が続きました。
「サンメッセ日南」を出発して、次は「鵜戸神宮」へ。
海岸線を気持ちよくドライブして到着。
事前のリサーチで、「鵜戸神宮」への参拝の最初のポイントは、入れる駐車場。
全て無料駐車場ですが、入れる駐車場を間違えると、20分は坂道を歩くことになるそうで、なるべく近い駐車場をめざします。
山門へのアプローチ。
(この建物はお守りなどの授与所。社務所も兼ねているのかな。)
山門までの参道の灯籠の外側はこの絶景。
(青島神社とは趣きの全く違う絶景。)
後程トライする「運玉」のビッグバージョンがありました。
山門です。
「日向國名勝鵜戸」の「鵜戸神宮」。
参拝は、山門をくぐり、この階段を下りて、洞窟の中のご本殿へ。
こちらがご本殿など。
(洞窟の中にあります。)
縁結びのほか、安産祈願が良いらしいです。
この洞窟の中に、豊玉姫が御子に残した乳房と言われる「お乳岩」があり、清水が滴っています。
それと同じ湧き水を使ってつくった「おちちあめ」。
「鵜戸」の「う」は「うさぎ」と縁深いらしく、「撫でうさぎ」があります。
(撫でておきました。)
私は、ここの御朱印帳と御朱印もお目当てでしたので、さっそくいただきます。
御朱印帳は4種類の中から選びますが、私は「うさぎ」バージョンを。
御朱印もいただきました。
洞窟を一歩出ると、そこは「運玉」コーナー。
5個100円で、土でできた「運玉」を買います。
これを、男性は左手で、女性は右手で、「亀石」の窪みの水たまりめがけて投げて、見事入れば願いが叶う、というもの。
(黄色の点線内に亀石の窪みがあります。)
私3個、妻2個でトライしてみましたが、見事妻が成功しました。
昨日の「青島神社」の「大大吉」に続き、連日の強運に脱帽。
ちなみに、「亀石」の窪みに見事入った「運玉」を(回収し)入れたお守りを売っていますが、「鵜戸さん」のビジネスモデルにも脱帽。(笑)
今日も暑い!
熱中症にならないようにクールダウンのために、授与所の目の前にあるカフェで休憩。
ここでもマンゴー系をいっときました。
看板通り、妻は「クラッシュマンゴー」、私は「マンゴーフロスト」。
結構マンゴーが入っていて、特に妻の方のはマンゴーがゴロゴロ入っていました。
このカフェとつながっているお土産物屋を物色して、気になるものをいくつか購入。
(商工会議所の「会頭賞」受賞の「鶏のささみくんせい」。)
「鵜戸神宮」、素晴らしかったです。
さて、遅めのランチを、ということで、「油津商店街」に寄ってみました。
ここはいわゆる❝賑わいを取り戻した❞商店街として注目されているようです。
(広島カープのキャンプ地でもあります。)
が、お盆休みなのか、閑散としていました、、、。
飲食店を手あたり次第見てみますが、どこも「準備中」。
やっと見つけた営業中のお店、「ABURATSU COFFEE」。
すごく雰囲気のいいお店です。
後で知ったのですが、油津商店街の❝復活❞は、この「ABURATSU COFFEE」が2014年4月にオープンした時から始まったそうです。
ランチも美味しかったです。
(妻は「焼きカレー ハンバーグ入り」、私は「エビフライ定食」。)
ごちそうさまでした。
エネルギーも充填できたところで、私が是非訪れてみたかった城下町「飫肥」へ。
駐車場は飫肥城の大手門のすぐ近くにあります。
(飫肥城の大手門。)
台風とお盆シーズンのせいか、はたまた渋すぎる観光地のためか、ガラガラです。
いい雰囲気のお城です。
(確か、JR九州の「ななつ星」も飫肥を訪れるとか。)
城下町をどうやって散策すれば良いかノープランのため、まずは「飫肥城歴史資料館」で勉強。
ここの方に尋ねてみると、「通行手形」(7施設の共通入館券)で回るのがおススメということと、もう15時半を過ぎていたので、16時半の閉館前にどの順番で回れば良いかまで、親切に教えていただきました。
(タイムアップで、「商家資料館」は回れず。)
なお、「通行手形」に押された日付印がいくつか「8月15日」になっているのは、お客さんも来ないので、もう明日の日付にしてしまったから、ということです。
最初は、城内にある、藩主の御殿だった「松尾の丸」へ。
藩主になったつもりで記念撮影ができます。(笑)
(誰もいないので恥ずかしくありません。)
藩主の、トイレや蒸し風呂まで生活の状況を見ることができます。
続いて、江戸時代の飫肥藩主の伊東家の邸宅、「豫章館」(よしょうかん)。
こちらの見所は、借景を使った庭園。
(枯山水式庭園。ギリギリ雨はもちこたえています。)
お城・お城近くから通りをぐっと❝下がる❞と商人の通り「本町通り」で、商人の邸宅が続きます。
(現在はメイン道路、昔は商人・商店の通り。)
当時の雰囲気そのままに展示されています。
これらの瓶(主に焼酎徳利のようです)は地元の方からの寄贈。
そして、飫肥の偉人と言えば、「小村寿太郎」さん。
飫肥で誕生されました。
ポーツマス条約をまとめるなど、小村さんに関する資料を勉強できる「小村記念館」で最後です。
すごい方です、、、勉強になりました。
ちょっと慌ただしかったですが、早く閉館する1つの施設以外の6つの施設を見学することができました。
とても雰囲気の良い城下町なので、ゆっくりと散策するのも良さそうです。
(クリーニング屋さんもこの雰囲気。)
ちなみに、飫肥の名物と言えば、「おび天」、「厚焼卵」。
(「厚焼卵」は祝事に食べるもので、プリンのような食感だそうです。)
閉店していましたので、両方とも食べることはできませんでしたが、実演を見ながらいただくことができるようです。
そして、テレビでもやっていた「四半的」(しはんまと)。
射場から的まで「四間半」、弓矢ともに「四尺五寸」、サイズが全て「四半」なので「四半的」。
飫肥では焼酎を飲みながら武士も町人も娯楽として楽しんでいたとテレビでやっていました。
やってみたかったのですが、先に城下町を見学したので、営業終了でした。
さて、今晩の宿、「かんぽの宿日南」へ。
飫肥からは車ですぐです。
(見えてきました。車で移動中に強い雨が。)
とても人気があるようで、今回予約するときも一番混んでいましたね。
部屋からはこの景色。
(雨は上がりました。)
洋室+小上がりのタイプで、小上がりには飫肥杉のちゃぶ台が。
(昭和のテイスト。たまりません。)
売店をふらついていて気になった「なかつや」のアイスを買って部屋で休憩。
(純朴そのもの。)
お風呂の入口には、立派な飫肥杉の衝立があります。
内湯と露天風呂。
(ネットより拝借。)
泉質は、「青島サンクマール」の温泉と同じ炭酸水素塩温泉なのですが、こちらはサラッとした感じで、全く違う泉質に感じました。
とてもいい温泉です。
そうこうしているうちに夕食。
今晩は、宮崎牛のステーキコースに、日向灘のアジの刺身を追加しておきました。
とても素朴な印象ですが、係の方々の丁寧な対応と抜群の素材の良さで大満足の夕食でした。
夕食最後の〆は、「マンゴープリン」。
昨日に続き、今日もマンゴーに始まりマンゴーに終わりました。(笑)
2日目も台風の影響もなく過ごすことができました。
何とか最後まで幸運に恵まれたいものです。
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