今日は熊本への出張、九州・沖縄の各県への出張大トリです。
JINJINさんの紹介で約2年前にもおじゃました、「下通り」の日本酒バー「A慶」。
前回は二次会でおじゃましましたが、今日は一次会ですので、腹ごしらえの料理は❝外注❞。
何と豪華な一皿盛り!
(感染予防対策で、これで一人前。)
写真、時計の位置にして1時のあたりの揚げ物は、福岡では「まじゃく」、熊本では「しゃく」。
この一皿に熊本の名物がたっぷり。私の大好物の「一文字ぐるぐる」もあります。(時計の位置にして11時くらいのところにぐるぐる、9時の位置に酢味噌。)
今日は、JINJINさんのラスト2営業日。
「A慶」のママさんもいつもに増して素晴らしいサーブをしていただいています。
これから11種類の珠玉の日本酒をいただきますが、すみません、お酒の感想は全て「美味しい!」なので、酒蔵と若干の特徴の紹介のみで。
①宮城の「平孝酒造」、「日高見 純米大吟醸 虹の応援ラベル」。
ラベルの「Andrà tutto bene」(アンドラ トゥット ベーネ)は「大丈夫きっと全てうまくいく」の意味。
イタリアの子どもたちが外出自粛の中、シーツに書いたスローガンで、明るいビジョンを持ってみんなでがんばろうという運動に共感して急遽出された一本だそうです。
②山口の「澄川酒造場」、ご存知「東洋美人」。
酒米の違い等、3種類の異なる「東洋美人」を飲み比べます。
まずは酒米「雄町」の一本。
③続いて、プーチンさんも飲んだ「山田錦」の一本。
(今や入手困難だそうです。)
④そして、一本目と同じラベルですが、酒米「千本錦」の一本。
(福岡はじめ九州で日本酒を数多く飲んでいますが、初めての酒米です。)
「東洋美人」、実は「十四代」と深い関係があるそうです。(前回訪問時にもママさんに教えていただきました。)
シリーズの「IPPO」(前回いただきました)は「十四代」の高木酒造が生み出した酒米「酒未来」が使われている、「東洋美人」の澄川杜氏はかつて高木酒造で酒造りを学んだことがある、そんな御縁だそうです。
⑤栃木の「小林酒造」、「鳳凰美田」。
フランスのワインの酵母を酒米に使って作った、まさに「rice wine」。
語感とは裏腹に、ガツンと来る味わいで、味の濃い食べ物でもしっかり相手をしてくれます。
⑥京都の「木下酒造」、「玉川 無ろ過生原酒」。
(山廃です。)
そろそろ酔っ払い始めていますので記憶の正確性が怪しいですが、生原酒をきちんと管理して寝かした一本で、❝古酒❞の味わい。(色も琥珀がかってきています。)
⑦三重の「清水清三郎商店」、「作 雅乃智」。(発音は「ざく」です。)
(酒米は「愛山」。)
⑧愛知の「山忠本家酒造」、「義侠」。
(酒米「山田錦」の産地にこだわった一本。)
⑨高知の「西岡酒造店」、「久礼」。
生酒ですので、シュワっときます。(このシュワ感が最高でしたので、異例のおかわりをしてしまいました。入手困難のバージョンなのに、ありがとうございます!)
⑩広島の「酔心山根本店」、「醉心」。
酒盛りも最終盤、仕上げ前の一本です。うまいっ!
⑪最後の一本は、前回に続き、山形の「高木酒造」、「十四代」。
(「出羽燦々」バージョン。)
ママさんに教えていただきましたが、東京で初めて「十四代」を扱ったお店が、四谷の「地酒専門店 鈴傳」(すずでん)さんだそうです。
今回も「A慶」のママさんのお任せ日本酒のラインナップに感服です。
前回の記事と比べていただくと分かりますが、銘柄こそ同じ物はいくつかありますが、全て違う日本酒を出していただきました。
驚きのチョイスです。(夏場にふさわしい生酒もふんだんに盛り込んでいただきました。)
さて、大阪へ旅立つJINJINさんとの会話で出たお店の情報をリンクで貼っておきます。
是非、訪ねてみてください。
<情報その1> ママさんから日本酒の超有名店という紹介のあった、「東の『ハセガワ』(正確な店名分からず)、西の『山中酒の店』」の「山中酒の店」。
<情報その2> 「山中酒の店」に負けない、日本酒を大切にしているマグロ専門店、福島の「尊尊我無」(とーとーがなし)。(予約時に事前注文必須は、カマ焼き、脳天の刺身。仕上げは、固形物が一切残っていないマグロカレーで。)
<情報その3> ロケ近くの焼き鳥屋、「なかんむり」。絶品は、玉ひも。「なかんむり」は半熟で焼き上げるお店、同じく半熟で焼くお店は、これまた焼き鳥の名店「なかお」。玉ひもの煮付けを出すお店は「吉屋」でした。(すみません、玉ひもの焼き方等の情報がちょっと間違っていました。)
このまま「A慶」の日本酒に溺れたいところですが、時間となりました。
無事、時刻通りの新幹線に乗って博多に戻ることができました。
(熊本駅にて。このくまモン、ずっとがんばっています。)
JINJINさん、お世話になりました!
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