さて、伊吹山上野登山口から歩いて登ることになりました
詳細はこちら
シデシャジン(四手沙参)キキョウ科
一合目を過ぎたころ
シデシャジンの花びらは
「細長く」「ひらひら折れ曲がっている印象」「自然なカール」が特徴
シデとは?
神主さんがお祓いに使う「ハタキ」に似た棒の先端に付いているのを「四手(紙垂):段になった白く長い紙」といいます
シャジン(沙参)とはツリガネニンジンの生薬名です。
アキカラマツ(秋唐松、秋落葉松)キンポウゲ科
一合目から二合目への林道脇で
名前は、花がカラマツの葉のつき方に似ているカラマツソウ(花の時期は6~8月)という多年草があるのですが、このカラマツソウに似ているところから・・・
ちなみに
カラマツソウ(落葉松草、唐松草) キンポウゲ科
2011.9.18 京都府立植物園
アキカラマツは生薬名:高遠草
太平洋戦争の頃、センブリなどの、苦味健胃薬が不足していた。
当時の厚生省は国内に埋もれている薬資源の調査に乗り出した
このアキカラマツはキンポウゲ科で毒草扱いされていたが、
長野県高遠の城下町では何百年もの間、全草を乾燥させたモノを「高遠草」と呼んで腹痛の薬としていた。
ので、厚生省は苦味健胃薬として使用できると発表した、
メデタシ、メデタシ
ミツバフウロ (三葉風露)フウロソウ科
三合目の草場で。
3深裂した葉を「ミツバ」に例える。
えっ!?ちょっと見てみて
このお花に小さな虫たちが・・・
右上はシロモンノメイガ
左下のはキスジホソマダラ
この花の直径は僅か1~1.5㎝なんですよ。
シロモンノメイガ チョウ目 メイガ科
大きさ (開張)18-21mm
黒色の翅に白紋が散りばめられた印象的なデザインのメイガ。
おもに山地で見られ、花で吸蜜する・・・と、載ってます
その通り!
伊吹山でちょうどミツバフウロのお花で吸蜜中でした。
キスジホソマダラ チョウ目 マダラ科
大きさ (開張)約25mm
茶褐色に黄色い筋模様のある綺麗なガ。
昼行性で花に集まる。
触角が櫛歯状なんでこのキスジホソマダラは♂
アゲハモドキ(擬鳳蝶蛾、揚羽擬蛾)アゲハモドキガ科
翅を開くと50-70mm
チョウチョウにソックリ、 行動にしても、昼間に花の蜜を吸っています。
でも、このアゲハモドキ、チョウではなくて「ガ」と教えていただきました。
そこで、「なんでやねん!蛾やなんて!」
調べてみました。
蝶々と蛾の決定的な違いは?
このアゲハモドキ(蛾)は触角がくし状になっています。
チョウの触角は、先が太くなったこん棒状、が普通・・・と。
例えばこんなふうに
キタテハ
2010.10.13 南京都病院にて
三合目から下る時
アオバハゴロモ(青羽羽衣)アオバハゴロモ科
全長(翅端までの長さ)10mm前後
【おまけ】
2011.9.06伊吹山上野登山口~三合目PhotoStory1
アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)タデ科
イタチササゲ(鼬大角豆)マメ科
イブキアザミ(伊吹薊)キク科
イブキボウフウ(伊吹防風)セリ科
キンミズヒキ(金水引) バラ科
クルマバナ(車花) シソ科
ゲンノショウコ(現の証拠)フウロソウ科
サルトリイバラ(猿取茨)の実
タムラソウ ( 田村草 )キク科
チヂミザサ (縮笹)イネ科
ツリガネニンジン(釣り鐘人参) キキョウ科
ナンテンハギ(南天萩).マメ科
ニセイブキゼリ(偽伊吹芹) セリ科
マツカゼソウ(松風草) ミカン科
マルバハギ(丸葉萩) マメ科
ヤマハッカ(山薄荷)シソ科
ワレモコウ(吾亦紅) バラ科
わんちゃんが伊吹山で出合った000フウロたち
ハクサンフウロ:2010.7.31
イブキフウロ:2010.7.31
グンナイフウロ:2011.6.12
それと、今回ミツバフウロ
まだ出合ってはいませんがエゾフウロ、ヒメフウロと6種も伊吹山では可愛い000フウロに会うことができます。
「眠れる蝶」 北村透谷
けさ立ちそめし秋風に、
「自然」のいろはかはりけり。
高梢(たかえ)に蝉の声細く、
茂草(しげみ)に虫の歌悲し。
林には、
鵯(ひよ)のこゑさへうらがれて、
野面には、
千草の花もうれひあり。
あはれ、あはれ、蝶一羽、
破れし花に眠れるよ。
早やも来ぬ、早やも来ぬ秋、
万物(ものみな)秋となりにけり。
蟻はおどろきて穴索(もと)め、
蛇はうなづきて洞(ほら)に入る。
田つくりは、
あしたの星に稲を刈り、
山樵(やまがつ)は
月に嘯きて冬に備ふ。
蝶よ、いましのみ、蝶よ、
破れし花に眠るはいかに。
破れし花も宿仮(か)れば、
運命(かみ)のそなへし床(とこ)なるを。
春のはじめに迷ひ出で、
秋の今日まで酔ひ酔ひて、
あしたには、
千よろづの花の露に厭き、
ゆうべには、
夢なき夢の数を経ぬ。
只だ此まゝに「寂」として
花もろともに滅(き)えばやな。
↑ 道草さんよりお寄せいただきました、
道草さん、いつもアリガトウです。
詳細はこちら
シデシャジン(四手沙参)キキョウ科
一合目を過ぎたころ
シデシャジンの花びらは
「細長く」「ひらひら折れ曲がっている印象」「自然なカール」が特徴
シデとは?
神主さんがお祓いに使う「ハタキ」に似た棒の先端に付いているのを「四手(紙垂):段になった白く長い紙」といいます
シャジン(沙参)とはツリガネニンジンの生薬名です。
アキカラマツ(秋唐松、秋落葉松)キンポウゲ科
一合目から二合目への林道脇で
名前は、花がカラマツの葉のつき方に似ているカラマツソウ(花の時期は6~8月)という多年草があるのですが、このカラマツソウに似ているところから・・・
ちなみに
カラマツソウ(落葉松草、唐松草) キンポウゲ科
2011.9.18 京都府立植物園
アキカラマツは生薬名:高遠草
太平洋戦争の頃、センブリなどの、苦味健胃薬が不足していた。
当時の厚生省は国内に埋もれている薬資源の調査に乗り出した
このアキカラマツはキンポウゲ科で毒草扱いされていたが、
長野県高遠の城下町では何百年もの間、全草を乾燥させたモノを「高遠草」と呼んで腹痛の薬としていた。
ので、厚生省は苦味健胃薬として使用できると発表した、
メデタシ、メデタシ
ミツバフウロ (三葉風露)フウロソウ科
三合目の草場で。
3深裂した葉を「ミツバ」に例える。
えっ!?ちょっと見てみて
このお花に小さな虫たちが・・・
右上はシロモンノメイガ
左下のはキスジホソマダラ
この花の直径は僅か1~1.5㎝なんですよ。
シロモンノメイガ チョウ目 メイガ科
大きさ (開張)18-21mm
黒色の翅に白紋が散りばめられた印象的なデザインのメイガ。
おもに山地で見られ、花で吸蜜する・・・と、載ってます
その通り!
伊吹山でちょうどミツバフウロのお花で吸蜜中でした。
キスジホソマダラ チョウ目 マダラ科
大きさ (開張)約25mm
茶褐色に黄色い筋模様のある綺麗なガ。
昼行性で花に集まる。
触角が櫛歯状なんでこのキスジホソマダラは♂
アゲハモドキ(擬鳳蝶蛾、揚羽擬蛾)アゲハモドキガ科
翅を開くと50-70mm
チョウチョウにソックリ、 行動にしても、昼間に花の蜜を吸っています。
でも、このアゲハモドキ、チョウではなくて「ガ」と教えていただきました。
そこで、「なんでやねん!蛾やなんて!」
調べてみました。
蝶々と蛾の決定的な違いは?
このアゲハモドキ(蛾)は触角がくし状になっています。
チョウの触角は、先が太くなったこん棒状、が普通・・・と。
例えばこんなふうに
キタテハ
2010.10.13 南京都病院にて
三合目から下る時
アオバハゴロモ(青羽羽衣)アオバハゴロモ科
全長(翅端までの長さ)10mm前後
【おまけ】
2011.9.06伊吹山上野登山口~三合目PhotoStory1
アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)タデ科
イタチササゲ(鼬大角豆)マメ科
イブキアザミ(伊吹薊)キク科
イブキボウフウ(伊吹防風)セリ科
キンミズヒキ(金水引) バラ科
クルマバナ(車花) シソ科
ゲンノショウコ(現の証拠)フウロソウ科
サルトリイバラ(猿取茨)の実
タムラソウ ( 田村草 )キク科
チヂミザサ (縮笹)イネ科
ツリガネニンジン(釣り鐘人参) キキョウ科
ナンテンハギ(南天萩).マメ科
ニセイブキゼリ(偽伊吹芹) セリ科
マツカゼソウ(松風草) ミカン科
マルバハギ(丸葉萩) マメ科
ヤマハッカ(山薄荷)シソ科
ワレモコウ(吾亦紅) バラ科
わんちゃんが伊吹山で出合った000フウロたち
ハクサンフウロ:2010.7.31
イブキフウロ:2010.7.31
グンナイフウロ:2011.6.12
それと、今回ミツバフウロ
まだ出合ってはいませんがエゾフウロ、ヒメフウロと6種も伊吹山では可愛い000フウロに会うことができます。
「眠れる蝶」 北村透谷
けさ立ちそめし秋風に、
「自然」のいろはかはりけり。
高梢(たかえ)に蝉の声細く、
茂草(しげみ)に虫の歌悲し。
林には、
鵯(ひよ)のこゑさへうらがれて、
野面には、
千草の花もうれひあり。
あはれ、あはれ、蝶一羽、
破れし花に眠れるよ。
早やも来ぬ、早やも来ぬ秋、
万物(ものみな)秋となりにけり。
蟻はおどろきて穴索(もと)め、
蛇はうなづきて洞(ほら)に入る。
田つくりは、
あしたの星に稲を刈り、
山樵(やまがつ)は
月に嘯きて冬に備ふ。
蝶よ、いましのみ、蝶よ、
破れし花に眠るはいかに。
破れし花も宿仮(か)れば、
運命(かみ)のそなへし床(とこ)なるを。
春のはじめに迷ひ出で、
秋の今日まで酔ひ酔ひて、
あしたには、
千よろづの花の露に厭き、
ゆうべには、
夢なき夢の数を経ぬ。
只だ此まゝに「寂」として
花もろともに滅(き)えばやな。
↑ 道草さんよりお寄せいただきました、
道草さん、いつもアリガトウです。
フウロ・・どれも良いですねェ~~。
ところでスライドショー・・今回見れない??へんだな~~ぁ・・。
実行しましたがページにエラーが発生しました・・っと。PCがへんなのか??
スライドショーですけど、
blog友に聞いてみましたがOKだそうです
どうしてでしょう?
フウロの仲間は可愛くって大好きです
散歩道ではアメリカフウロソウに出合うことができるんですよ。
真冬になると地べたにピチャッと葉っぱが貼りついたように真っ赤になるのも良いですよ。
シャジン、カラマツ、フウロソウ、大好きな花々です。
こんなにいろいろ見られて登った甲斐がありましたね。
小さなミツバフウロに停まった小さな蛾達、きれいに撮れてますこと!
後で花や虫の名前を調べるのもたいへんではありませんか?
台風の影響は大丈夫でしたか?
伊吹山に一人で登られたんですね。
すごい~~
山で出会うと、自然と挨拶を交わしますね。
それがとても気持良いです。
伊吹山は沢山にお花が咲いているから、お花を見ながらの登山も気持良いですね。
ふうろ・・とても可愛いお花ですね♪
今度見つけてみたいです。
伊吹山は<
まさに植物の宝庫。知らない花(この方がほとんどですが)、知っている花・・・たっぷり目の保養をさせて戴きました。スライドショーもOKです。猿取茨(菝葜)なんて、子供の頃に裏山で見た懐かしい実です。
それにしても、偽伊吹芹はちょっと可哀想な名前ですねぇ。本家があるのでしょうけど・・・。
蝶と蛾の触覚の違いも初めて知りました。
今日はお彼岸の中日。これらの花や昆虫たちも、そろそろ眠りにつく準備に入る頃でしょうか。我が家の庭の隅では、水引草が咲き始めました。
「眠れる蝶」 北村透谷
けさ立ちそめし秋風に、
「自然」のいろはかはりけり。
高梢(たかえ)に蝉の声細く、
茂草(しげみ)に虫の歌悲し。
林には、
鵯(ひよ)のこゑさへうらがれて、
野面には、
千草の花もうれひあり。
あはれ、あはれ、蝶一羽、
破れし花に眠れるよ。
早やも来ぬ、早やも来ぬ秋、
万物(ものみな)秋となりにけり。
蟻はおどろきて穴索(もと)め、
蛇はうなづきて洞(ほら)に入る。
田つくりは、
あしたの星に稲を刈り、
山樵(やまがつ)は
月に嘯きて冬に備ふ。
蝶よ、いましのみ、蝶よ、
破れし花に眠るはいかに。
破れし花も宿仮(か)れば、
運命(かみ)のそなへし床(とこ)なるを。
春のはじめに迷ひ出で、
秋の今日まで酔ひ酔ひて、
あしたには、
千よろづの花の露に厭き、
ゆうべには、
夢なき夢の数を経ぬ。
只だ此まゝに「寂」として
花もろともに滅(き)えばやな。
それにしても、偽伊吹芹はちょっと可哀想な名前ですねぇ。本家があるのでしょうけど・・・。
蝶と蛾の触覚の違いも初めて知りました。
今日はお彼岸の中日。これらの花や昆虫たちも、そろそろ眠りにつく準備に入る頃でしょうか。我が家の庭の隅では、水引草が咲き始めました。
「眠れる蝶」 北村透谷
けさ立ちそめし秋風に、
「自然」のいろはかはりけり。
高梢(たかえ)に蝉の声細く、
茂草(しげみ)に虫の歌悲し。
林には、
鵯(ひよ)のこゑさへうらがれて、
野面には、
千草の花もうれひあり。
あはれ、あはれ、蝶一羽、
破れし花に眠れるよ。
早やも来ぬ、早やも来ぬ秋、
万物(ものみな)秋となりにけり。
蟻はおどろきて穴索(もと)め、
蛇はうなづきて洞(ほら)に入る。
田つくりは、
あしたの星に稲を刈り、
山樵(やまがつ)は
月に嘯きて冬に備ふ。
蝶よ、いましのみ、蝶よ、
破れし花に眠るはいかに。
破れし花も宿仮(か)れば、
運命(かみ)のそなへし床(とこ)なるを。
春のはじめに迷ひ出で、
秋の今日まで酔ひ酔ひて、
あしたには、
千よろづの花の露に厭き、
ゆうべには、
夢なき夢の数を経ぬ。
只だ此まゝに「寂」として
花もろともに滅(き)えばやな。
一人ではムリムリです、伊吹山行きのblog友に便乗させていただいたんですよ。
三合目ではユウスゲの群落が見られるそうです
もっとも、6月下旬~8月初旬ですけど。
>小さなミツバフウロに停まった小さな蛾達、きれいに撮れてますこと!
お褒めいただきアリガトウです、励みになります。
>後で花や虫の名前を調べるのもたいへんではありませんか?
ハイ 大変です、自分で調べて名前が解ったときはウレシイです。
まだまだ名前のついてないお花や虫たちの写真がいっぱいあります、ボチボチ調べてます。
最近、そんなことも楽しいかな?って・・・
コチラの方は直撃は免れました。
伊吹山は三合目まででギブアップでした。
それでも十分お花たちや虫たちと戯れて楽しんでましたよ。
伊吹山は春から夏・秋とほぼ2~3週間おきに訪れても違った顔を見せてくれます、ようです。
ホンマにお花たちの写真を撮るには楽しみな山ですよ。
写真を撮ってる時はほとんどのお花たちの名前は知らないで・・・なんですよ。
「伊吹山に咲く花」なんて本を参考にしたり
他の人のblogを参考にしたり・・・です。
道草さんのお庭ではミズヒキソウが咲いているのですか、写真を撮るにはとても困った被写体です。
伊吹山ではキンミズヒキに出合いました
イブキゼリは咲いてるそうですが、
私の手元にある「伊吹山の花たち」には
何故か、イブキゼリモドキ(ニセイブキゼリ)のことしか載ってません
伊吹山に咲いているのにややこしいですね。