柏市にある東大高齢者社会総合研究所ががんばっています。わが高校の後輩吉江君が資料を送ってくれました。
これまで在宅医療をしてこなかった開業医のために、講義部分と在宅医療の実地研修を組み合わせて半年間奮闘されました。かつて厚労省の事務次官であった辻哲夫教授がリーダーシップをとっています。
医師の生涯教育も問題点があります。わが国の医師には免許の更新制度がありません。それに対する批判に応えるため、生涯教育の充実を図ってきました。しかし、医師会主催(ほとんどは製薬会社の援助あり)の講演会。エキスパートが講義、質疑応答、そこへの参加を自己申告。
これでいいはずがないと、我々の関連する3学会が協力してプログラムをつくり、さらに認定制度も意気込んだのですが、実現はされていません。
最近にわかに厚労省も総合医の生涯教育の充実を考えているようなのですが、その中身は明日、医政局長に尋ねてみます。
実習を重視した柏市のプログラムですが、参加者は医師6名、他の職種24名(講義のみ)だったとのことで、開業医に広く研修してもらうにはさらなる工夫が必要なようです。
努力に効果がどれくらい伴うでしょうか?