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長崎外海 隠れキリシタンの里

2013-11-19 | わからん長崎

人 間 が こ ん な に 哀 し い の に
 主 よ
海 が あ ま り に 碧 い の で す
「沈黙の碑」より
隠れキリシタンの里として知られる長崎市外海そとめ地区は遠藤周作の代表作「沈黙」の舞台となった場所です
その外目にある 遠藤周作文学館 は目の前に角力灘すもうなだが広がる美しい景観に包まれた地に佇んでいます

【枯松神社】
慶長19年(1614)に禁教令が出されて以降、キリスト教信者への取り締まりはいっそう厳しさを増しましたが
外海地方の多くの信徒たちは潜伏して信仰を保ち続け、黒崎の潜伏キリシタンたちは枯松の山頂に秘かに
集まって オラショ を伝承してきました
明治時代に入ると この地に神社を建立し、隠れキリシタンを支え続けた宣教師 サン・ジワンを祀りました
神社周辺には、板石を伏せて置くキリシタン墓が残っています
キリシタンをまつった神社は日本全国でも珍しいそうですが、この枯松神社の他に外海地区のすめら大神宮、
長崎市内の淵神社・桑姫大明神、伊豆大島のおたあね大明神が知られています

【トリコロール橋】
四谷河内橋荒川橋新神浦橋
フランス・ヴォスロール村との姉妹都市交流に因んでフランス国旗と同色の青、白、赤の橋です

【大中尾棚田】
平成11年に農水省が認定した「日本の棚田百選」に選ばれ、面積8.8ヘクタ-ル、田んぼの枚数は約450枚
起源は戦国から江戸時代とされ、200年余の長い歳月をかけ、神浦ダム上流から約4.2キロメ-トルにおよぶ
大井手水路の竣工とともに1枚1枚の田んぼを耕してきたといわれています

【大平作業場跡】
出津教会主任司祭として赴任したド・ロ神父は布教に止まらず、地域住民の福祉と生活向上のために様々な
計画を立て、農漁両面に力を注ぎました
大平おおだいら地区は、明治17年(1884)から開墾を行ない小麦、さつまいも、お茶などの農作物を栽培していました
この開拓農地には、当時ド・ロ神父が自費で掘った井戸や農作業小屋が今もその形跡を留めています

【バスチャン屋敷跡】
キリシタン迫害時代に宣教師に代わって外海地方で熱心に布教したといわれる日本人伝道士バスチャンの
隠れ家があったと伝えられている場所  現在の建物は復元ではなく、発見後新たに建てられたものです


13.10長崎旅行・長崎の橋


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3 コメント

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Unknown (amesyo)
2013-11-19 13:41:03
大学に入った年に仲良くなった友人と初めての3人旅に九州へ隠れキリシタンの里にも訪れこうして今も変わらぬ風景をみて感激しました・・
37歳・・50歳と一緒に訪れた友は先に逝っちゃいましたその時の話は私が・・待っていそうだは~
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yoccoさんへ (チ-チャン)
2013-11-19 16:09:55
「隠れキリシタンの里」読ませて頂いていて、昔「細川ガラシャ夫人」の小説を読んだことを思い出しました。

「フランス国旗と同色の青、白、赤の橋」というのが又いいですね。

荒川橋は白なんですね。当地の荒川に架かる荒井橋は
灰色かな・・・

歴史をたどって、旅をするって良いですね。
又私は行かれませんので見せて頂いて、楽しませて頂きます


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知らんわ (かっちゃんでおます。)
2013-11-20 00:38:12
妻の友人の実家が長崎は五島列島にあり、夏期休暇を利用して帰省してた彼女を訪ね、翌日に天草四郎縁の地を案内してもらった若かった日を思い出してます。大根の壷漬けを土産に頂いた味が今も忘れられず、見付けると買うけどあの味じゃない。
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