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瀬戸内国際芸術祭2013 夏 宇野港

2013-08-12 | 瀬戸内国際芸術祭

高校の修学旅行は京都・奈良・岡山、そして高松・琴平と回る、割と長めの旅でした
まだ瀬戸大橋などは無く、宇野から高松まで宇高連絡船に乗って渡りましたが
以来、宇野港を再訪するまで、ずぅ~~っと宇野は宇野市だと思っていました
宇野港に着いて、向こうの山に目をやると中腹に『玉野競輪』と書かれた大きな看板
そればかりか街を歩くと、やたらと目につく「玉野」の文字、決定打は『玉野市文化会館』
やっと気付きました・・ 宇野港もJR宇野駅もぜ~んぶ玉野市なんだと ヾ (;´▽`A汗汗

荒木 経惟ノブヨシ 【PARADISE】
写真に生と死(エロスとタナトス)を共存させてきた写真家、荒木経惟
港の海岸線の建物壁面に、ビルボードを設置し新作写真を発表する

【JR宇野駅】
岡山-宇野間を走るJR宇野線の車内をアラーキーの写真で埋め尽くすアート列車を撮影しに宇野駅へ
じぇ じぇ じぇ
アート列車と言うから、こんな感じの列車かと思ったら    
ポスターがずらりとぶら下がっているだけでした
ラッピングのアラーキー列車はJR予讃線と土讃線の列車だけです

小沢敦志 【舟底の記憶】
旧大日本帝国海軍の船で使われていたいかりや、ノルウェーの船のスクリュー
それに玉野市内で不用になった各種の鉄製品を組み合わせて、ダイナミックで巨大な立体作品を制作。
海の記憶と世界の記憶、人の記憶と町の記憶を融合させる試み。

淀川テクニック 【宇野のチヌ】
宇野港に設置された巨大なチヌ(クロダイ)。
ゴミや漂流物を素材として立体作品を制作してきたアートユニットが
海や島を背景にカラフルな作品を作り上げた。

デイヴィッド・シルヴィアン 【abandon / hope】
荒木 経惟による写真に包まれた車両からハデガーやバタイユ、ラッセルらの詩が港に流れ出す。
≪Kiosk≫と名付けられた この車両は、まちを歩きながら聞くためのサウンドを収録したピンバッチ
≪プレイボタン≫の貸し出し拠点ともなっている。

商店街の空き家やガレージなど随所に第一線で活躍するフォトグラファーやアーティストと共に
一般公募の写真も展示される「宇野港街中写真プロジェクト」が印象に残りました
中でも、アラーキーに師事する野村佐紀子さんの、玉野の老人ホーム等の入居者にヘアメイクや
スタイリングを施してポートレートを撮影した『プラチナポートレート』は被写体の華やいだ気持ち、
とまどい、緊張などが歴史を刻んだその顔や手元から窺い知れ、とても興味深い作品でした

※ 地元の人が行く美味しいお店と聞いて入った大坂屋さんで中継されていた高校野球・岡山大会の決勝戦は
  なんと、先行する関西を地元 玉野光南が5回に一挙に逆転し、そのまま甲子園の切符をつかんだのですから
  盛り上がらないわけがありません  お店での約束通り、昨日は玉野光南を応援していたのですが・・
  残念ながら、初出場の青森・弘前学院聖愛に完封負けで1回戦敗退でした


・瀬戸内国際芸術祭2013 夏・宇野