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瀬戸内国際芸術祭2013 夏 女木島

2013-08-06 | 瀬戸内国際芸術祭

高松港の沖あい約4Kmにある女木島メギジマは、桃太郎が鬼征伐に来たと伝えられ、通称「鬼ケ島」と呼ばれています
島内には、桃太郎伝説を裏付けるかのような人工と思われる大きな洞窟もあります
3年前の瀬戸内国際芸術祭で 女木島 をご覧いただいている方には重複する作品もありますが、新しい作品、夏会期のみの作品もアップしておりますので、ご覧いただければ幸いです

木村 崇人 【カモメの駐車場】

女木港に着くと、先ずこのズラリと並んだカモメの群れが目に入ります
港にずらりと並んだ約300羽のカモメは、風が吹くといっせいに方向を変える
風の流れとカモメの群れの習性を視覚化した作品です
そして、次に目に留まるのは・・

禿鷹 墳上ハゲタカ フンジョウ 【20世紀の回想】
グランドピアノとその上に立つ4本の帆で構成されたインスタレーション
ピアノから音楽が流れ、すぐそばに広がる海の波の音と呼応して旋律を奏でる

穏やかな波と白砂、長閑で風光明媚な女木島海水浴場はこじんまりとしていますが
環境省の 快水浴場百選 に選定されています

海水浴場を横目に先に進むと・・ 愛知県立芸術大学国際交流展 の作品があります
チェンマイ大学 【Stupa of Megi 女木の仏塔】
タイの仏塔を真似たもの 一説によれば、仏塔は合掌の形から来ているとのこと
制作者らは女木島の人々、世界中の人々への幸福、健康、平和の祈りを作品に託しています
タッチャイ・ホンペーン チェンマイ大学
【Crossing 交差】

G.ゴンペット チェンマイ大学
【Shallot the pom-pom is waiting to be used】
私の心の中で引き起こされる心の絡みを表現
我々の自由は決して限りないものではないということを示したい
伝統文化の産物が再び日の目を浴びることを待っている


3年前にもアップした作品ですが、台風で屋根と壁が壊れて光量が増し、イメージがちょっと変わった作品です
行武ユクタケ 治美 【均衡】 
改修した納屋を活用したインスタレーション
1万個以上の手作業で削り出したミラーガラスがはりめぐらされた空間は
外から差し込む光を透過、反射させ、風で揺れると幻想的な光に包まれる

かつて段々畑だった丘の上に登って・・
杉浦 康益 【段々の風】
約400個もの陶のブロックを曲線を描くように設置し
女木島の集落と海が見渡せる光景と作品の一体化を図り、大パノラマを見せる

さて、最後は鬼が住んでいたという鬼の洞窟へ・・
オニノコプロダクション 【オニノコ 瓦プロジェクト】
香川県の伝統工芸品のひとつ、鬼瓦(讃岐装飾瓦)
この鬼瓦の制作に県内の中学生約3000人が挑み、鬼の洞窟のなかとその周辺に展示する

フィリップ・アルタス 【カタツムリの軌跡】
鬼の洞窟のなかで3つの映像作品を発表
いずれもカタツムリが題材で、円筒型のスクリーンにカタツムリの軌跡が回転するアニメーションなどが上映される


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