歩道とは名ばかりの大株歩道を登りつめ、ようやく辿りついた展望デッキの階段を膨らむ期待と共に上ります 最後の一段に足をかけ畏敬の眼差しでそっと見上げると、そこには悠然と縄文杉が立っていました 数千年の風雪に耐えてきた、その威風堂々とした姿は思ったよりも優しく慈愛に満ちたものでした |
< | 写真ではなかなかその大きさが わからないので鹿と比較してください 写真をクリックすれば大きくなります | < |
1966年 上屋久町小杉谷の 標高1300m地点で、樹高25.3m 胸高周囲16.4mの大きな杉が発見されました 発見された当時は 発見者岩川さんの名前をとって 大岩杉と呼ばれていましたが 取材をした新聞記者が 縄文土器の火焔土器に似ていることから縄文杉と名付けたと言われています | < | 縄文杉の15mほど手前に設けられた展望デッキに寝転がって、何とか てっぺんを写すことが出来ました |
屋久島に数多く自生する杉の中でも屋久杉と呼ばれるのは樹齢1000年以上のものだけ 樹齢数百年の若木(?)は小杉と呼び分けられています 杉の寿命は約500年とされていますが島内には樹齢2000年を超える杉も少なくありません 雨は多いが栄養分の乏しい花崗岩の地盤で生育している屋久島の杉は長い時間をかけて成長するので 年輪の間隔が狭く材質が緻密で強度に優れている また、樹脂分が多く腐りにくいことから昔から良質の木材として重宝されてきました 屋久島にしては珍しく雨にも降られず、登山者にとってはラッキーな一日でしたが 縄文杉を撮影するには、もう少ししっとりとしたほうが良かったのではないかと後から写真を見て思いました 雨具も上から下までばっちり用意して行ったことですし・・ そして もうひとつ... 出来れば山小屋に泊まって朝靄の中にたたずむ縄文杉も見たかった |
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