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想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

自然に帰るという覚悟 〜難病と化学物質の時代に生きる

2025年06月24日 | エッセイ
コロナ6年6月24日(ウクライナ、ロシア戦争4年)

 昔はほとんど耳にしなかったような、難病や奇病が、現代になって急増しています。医学の進歩が目覚ましい一方で、得体の知れない症状や、原因のはっきりしない病が増えているという現実は、私たちに何かを問いかけているように思えてなりません。

 その一つの原因として、私はまず「化学添加物」の問題があると考えています。とくにアレルギーや蕁麻疹、膠原病といった症状は、加工食品に含まれる添加物が身体に影響を与えている可能性が高いのではないでしょうか。環境ホルモンという言葉も注目に値しますね。

 人間の体の免疫機能を静かに蝕み、バランスを狂わせる。そうした化学物質の蓄積が、結果として難病を引き起こしていると私は見ています。だからこそ、なるべく自然なものを食べ、余計なものを体に入れないように心がけることが、今こそ大切なのではないでしょうか。それに関する法規制の問題もありますね。 

 昔から日本には「身土不二(しんどふじ)」という言葉があります。自分が住んでいる土地で採れたものを食べるのが最も体に合っているという考え方です。また「地産地消」も同じく、自分たちの手の届く範囲で育て、採ったものをそのまま口にする、自然な暮らし方です。

 ルソーは「自然に帰れ」と言いましたが、それは教育だけでなく、人間の体にも通じる言葉です。私も最近は、「神」とは単に宗教的な存在ではなく、自然の摂理であり、さらには「宇宙の摂理」そのものではないかと感じるようになってきました。

 私たち人間も、地球という生命体の一部であり、宇宙全体の一つの細胞のようなものです。すべての命が響き合い、つながっている。この命を最大限に生かすために、自然と共に生きることが何よりも大切だと思います。

 私は野菜を育ててみて、そのことを日々感じています。最初は自然栽培を目指していましたが、人間がそこで暮らす以上、どうしても有機物や生活の痕跡が出てきます。そこで私は「里山農法」という方法にたどり着きました。

 自然と人との折り合いをつけながら、共に生きる。ごみさえも自然に還していく循環の中で生きる。それが、地球の生態系の中に自分を位置づけるということだと感じています。

 現代の便利さの裏にある「見えない負担」をもう一度見直し、私たちの暮らしを少しでも自然のリズムに近づけていく。そうした覚悟こそが、これからの時代を生きるために必要なのかもしれません。

 究極的には、現在の消費社会を中止とする資本主義が自然と共存する自然循環型資本主義に収斂するものと信じています。

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