想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

自然と曼珠沙華

2016年09月29日 | エッセイ

震災6年9月29日



 


 秋の彼岸前後になると、毎年決まって咲くのが曼珠沙華です。自然とは不思議なものだなと、いつも思います。生物の一員である植物はこの自然の時をよく心得ていて必ずこの前後にこの真っ赤な、見方によっては毒々しいほどの朱色の花を咲かせます。子供の頃はこの花の毒々しさが好きでなかったのですが、毎年見ているうちに親近感がわいて来たようにも思います。


※普通は群生して咲いていますが、ここでは一つだけ咲いていました。もう、曼珠沙華も終わりですね。



 


 曼珠沙華と言うと思い出す句が


 牡丹花は 咲き定まりて 静かなり       花の占めたる 位置の確かさ


 です。これを曼珠沙華の変えても、ぴたっと来るような感じがします。


 曼珠沙華 咲き定まりて 静かなり       花の占めたる 位置の確かさ


 作者には失礼かと思いますが、これもありかなと思います。


 残念ながらこの球根には毒があるようです。食べてはいけないと昔から聴いていました。そういえば、水仙の球根にも同じように毒があるそうですね。植物は怖いというゆえんです。あの可憐なスズランにも球根に毒があるそうですから、植物はやたら口にしたりさわらない方がいいようです。特にキノコは危ないですね。


※雨上がりの湖畔を歩いていましたら、こんなキノコが生えていました。多分、毒キノコでしょう。



ほんとは、もっと、鮮やかな朱色でしたが、こんな色にしか映らなくて残念です。




 


 そういえば、昔、学校の生活科の時間にきしみの実をパンに入れ子供たちが中毒を起こした事件を思い出しました。それから、色水を作るさいに使う野草のヨウシュヤマゴボウにも毒があるようです。生活科を指導される先生方は十分な事前準備を注意が必要ですね。

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トマトの盛りつけから想う

2016年09月27日 | エッセイ

震災6年9月27日

 

 料理を愛でるには、まず、味、食感、見た目が上げられます。中でも食感には歯ごたえ、舌触り、喉ごしなどがこれにあたります。

 口に入れる前は外観など、主に視覚により食欲を誘います。

 
口に入れた瞬間 は 温度、舌触り、堅さ・粘り、味覚なども関係してきます。香りなどは嗅覚にも関連してきます。そして、粗食し始めますと、 歯ごたえ、咀嚼音など聴覚にも関係してきます。

 このように考えますと、五感に訴えるものがたくさんあります。とりわけ、食べたいと誘うには見た目が肝心かと思います。

 そのとき、大切なのが、盛りつけです。今までは、盛りつけなどあまり考えたことが無かったのですが、これがなかなか大切だと思うようになりました。

 料理に短気は損気です。自分で作った時など、このことがよく分かります。お腹がすいていると、はやく食べたくなってしまって、盛りつけなどを省力化してしまいます。お腹がすいているときはあまり料理はしない方がいいですね。

 昔から衣食足りて礼節を知るといいますが、やはり余裕を持って調理しないと、すぐ、食べたくなって食べながら作るようになってしまいます。そして、ショートカットで、口に入ってしまえば同じではないかと単純に考えたらいい料理はできないでしょう。

 作る過程を楽しむゆとりが大切です。テレビを見ていて、そのセンスのあるカジエモンなどはすごいといつも感心してしまいます。

 きっと、料理教室ではこのような事を体系的に学習するのではないかと想像しています。料理がこんなにも奥が深いとは、この年になってつくずく感じます。その特徴を瞬時につかんで素材を生かし総合的に対処する力がないとできないと思います。そして、まさに、こう考えて来ると料理はもう芸術だと思います。

 我々庶民には家庭では、なかなかこうはいきません。やはり、外食めぐりでたまに食べるのが楽しみなんでしょうね。

 トマトとバジルとモッツァレラチーズがあったので、試しに盛りつけて見ました。赤と白と緑が印象的でイタリアンの感じになりました。

Flag of Italy.svg

 

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おっと、我が家にクワガタ出現!

2016年09月16日 | 我が家の庭

 

 

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秋はやっぱり秋刀魚かな

2016年09月16日 | エッセイ

震災6年9月16日

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 秋になりました。秋はやっぱり秋刀魚です。秋刀魚を焼くと子どもの頃のよき日が浮かんで参ります。昔はよくどこの家でも外で秋刀魚を焼いていたように思います。七輪で焼くのです。

 以前は粘土でできた昔風の七輪を使っていましたが、日が当たる部分の面積が狭いので、最近はキャンプ用の金物の七輪を使っています。以前ののですと、熱いうちに水をかけると七輪がもろくなるとも親から聞いていましたので、それも考慮し金物の七輪に変えました。

 やはり、炎は人を惹きつけるのでしょうか。炎を見ているとほっとするのも事実です。ストレスの発散には秋刀魚を炭火で焼いて食べるのが最高の贅沢です。

 炭火の炎が恋しくて私もこの時期になると、よく秋刀魚をやきます。昔は着火剤がなかったので、どうやって火を付けようかと工夫していたのです。私は、どこにでも落ちていた松葉の枯れ葉を使いました。

 たいまつで知られているように、松にはやにがあり、それに火を付ければよく燃える事を知っていましたので、七輪に松葉を入れそれに火を付けました。その上に炭を載せうちわで扇ぎながら火を付けるのです。すぐに炭に火が回りました。

 うちわで火が十分炭に回るまで待って、秋刀魚を載せました。しばらくして、あの昔の秋刀魚の煙が周りに立ちこめて来ました。野良猫が次の日そのにおいをかぎつけて七輪の周りに来ていました。

 かの有名はクロネコヤマトの魚を加えている社章が魚だということも浮かんで来ました。

 昔から人は秋刀魚とこんな形でおつきあいがあったんだなと想い出さずにはいられませんでした。

 秋刀魚焼く
   香りが昔を
      呼び戻す

 秋刀魚焼く
   煙と共に
      秋が来る

 秋深し
   秋刀魚焼いては
        思い出す
   
昼の憩いの
     
メロディーはなつかし



 


    

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ジャコウアゲハの幼虫から想う

2016年09月15日 | エッセイ

震災6年9月15日

 

 昨日、ウォーキングをしていましたら、偶然、堤防脇で変な幼虫に出くわしました。調べてみましたら、ジャコウアゲハの幼虫でした。決め手は馬の鈴草を食草としていることでした。

 蝶はどういう訳かどの種類も決められた植物の葉しか食べません。この植物が馬の鈴草だったのです。名前も馬の鈴草ということで、何かいわれがありそうです。

 早速調べてみたところ
和名の由来は、葉が馬の顔に似ていて、花の球形の部分が馬の首に掛けるような
鈴に似ていることから命名されたという説と、単に「花の形が馬の首に掛ける鈴のようだ」ということから命名されたという説があるようです。

 姫路市では市の蝶になっています。

 早速、今日見てみようと思い、同じ場所を訪れて見ましたが、場所が定かでなく、いくら探しても見つかりませんでした。近くでは、ジャコウアゲハが何匹も飛んでいましたが、食草である馬の鈴草は1本見つけただけで、昨日の食草はみつかりません。探し方が悪かったのでしょう。

 それにしても、ジャコウアゲハはその植物しか食べませんので、その馬の鈴草が少ないということは彼らにとっては致命的なことでしょう。

 早速、挿し芽をして増やさないと食べ物がなくなってしまうと思いました。

 巷では生物の種類が日ごとに減っていき、絶滅になっているというニュースを耳にすることが、最近よくあります。マグロも同じような運命です。

 詰まるところ、すべては人間中心の世界になっているのが問題だと思われます。昔から万物の霊長が人間だなんて言ってきましたが、人間とて生物の一員に過ぎないのです。

 地球の汚染もすすみ、温暖化の脅威が迫っています。青い地球もこの分では滅びてしまいます。どの生物とも共存できる世界にならないといけないのです。

 すべての生物は自然と共存していかないと生きていけないのです。そろそろ、自然循環型社会にこの地球をしていかないと、生物の多様性は失われ、人間だけどんどん増え続け最後にはそのために人類の生存も危なくなってしまいます。

 宗教面から見て見ますと、本来日本では仏教伝来の前の先史時代から、自然を崇拝し、それに畏敬の念を持ち、神々は木や森や山等の自然の中にあまねく存在する神道でした。その後、個人の悩みや内面を解決する仏教がその後伝来しキリスト教も加わるようになり、人格心を持つ神を崇拝するようになりました。

 ですので、神道はやはり日本の魂なのです。昔から自然を大切にし自然と共に生活して来たのです。24節気を見れば分かるのですが、すべて自然と関連があるのです。

 秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至へと変化していくのです。すべて、自然と関わっている言葉です。

 最近、その自然も夏と冬が大半をしめ、春秋が少なくなっているように思います。それも温暖化の影響のようです。もっと、もっと、私たちは自然を大切にし、それに感謝していく必要がります。

 先日のニュースでも我が国の周りの海水温が上昇している話がありました。30℃もあるとの事です。海水といえばものすごい体積を含んでいます。その、海水温が高くなっているということは、熱をため込んでいるということになります。その熱量たるや莫大なものをため込んでいることになるのです。温暖化が進んでいくのもうなずけてしまいます。困ったものです。

 ※幼虫の上に卵の殻のようなものが見えます。そこから、うまれたのでしょうか。何か、考えているようにも思えます。羽化まで行って欲しいですね。

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