想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

自然の呪縛

2011年05月31日 | インポート
 人間は永遠に自然の呪縛からは逃げられない。ならば、自然を理解しそれと共存する道を選ぶしかない。だから、私は過去に科学は自然を理解するために使わなければならないといった。それは、自然と共存するための人間の知恵である。自然に反する物を作り出すから、今日のような出来事が起こるのだ。動物には危険を予知する能力が本来備わっているはずである。そのためには、自然の中で遊ぶ経験が一番大事であるが、最近の人間は益々自然から離れて行ってしまっている。なぜ、そのような予知能力があるのか。そのメカニズムはいかに…。とか、蛍の光などは殆ど熱が出ないという、なぜ、熱が出なくて明るいのか。等、自然と密着した科学の勉強なら、人はいつも自然と一体化して生活するすべを学ぶだろう。
 ステンレスやプラスチックを発明するより、よっぽどましだろう。物質は時間と共に変化し腐る物である。この原則から離れた物を作ろうと考えない方がいい。ましてやクローンとか遺伝子操作なんてとんでもない話だと思う。
 福島原発の後遺症が色々新聞を賑わしている昨今、言った言わないの議論がなされている人間界である。しかし、自然は全てを見ているのだ。「巧言令色鮮(すくな)し仁」、結局は必ず真実は暴かれるのだ。
 人間のおごりは自然界の中ではとてつもなくちっぽけな存在なのだ。人間も自然の一員であるという観点に立つことが出来るはずなのに立てないでもがいている人間、はるか、彼方1万光年から眺めればおかしな話だと思う。しかし、これが人間だ。業を背負っている人間だ。「後悔先に立たず」これもまた昔から言われていることだが、業深き人間の性であり、現実さけることはできない。
 今回、呪縛という言葉を使ったが、古きて新しき言葉だと思っている。この言葉は最近滅多に使われることがなくなった。古き言葉の中に人間の本質を含んだ含蓄のある言葉が沢山眠っている。最近の人は使わなくなっただけなのだ。それだけ、人間が軽くなったということかも知れない。歌謡曲にも昔ほど植物の名前があまり歌詞として出てこなくなった。益々人間は自然からこれでは離れていってしまっている。小学校の生活科も雨の日に外で授業をやってこそ本物だ。自然に近づく教育でありたい。
 私は自然栽培で色々な野菜を育てているが、つくずく、考えることがある。自然にできたものは、形や芽が出る時期、成長する時期がみんな違っている。画一化されていないのだ。そして、成長も遅い。市販されている野菜よりも一月くらい成長が遅れるのではないかと思う。最初は、ひょろひょろしていて、これで、満足に育つだろうかと気をもんでいると、ある時期からぐんぐん成長していく。それが、自然だ。ナチュラルな生き方だ。最近の世の中はそれを捨てて、促成栽培のような世の中になってしまった。自分の畑の作物を見ていてつくずく思う。急いではいけない。その時期が来るまでじっと待つことの大切さを感じている。温かくなれば、雪はとけ小川には水が流れ、風が強く吹けば植物は背丈を短くして倒壊を防ぎ、水がなければ、シャボテンのように葉っぱに水をためる。雪が溶ければなんになる?と、いう問答がある。雪が溶ければ水になる。いえ、雪が溶ければ春になる。そんな感性が大切だ。植物はそうして、自然と共存している
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月20日頃の我が家の花

2011年05月26日 | インポート

 皐月の花ですが、生前兄がかわいがって盆栽にして育てていたものを露地に植えました。思い出の花です。享年70才でした。

アヤメの花です。この後は花菖蒲の季節になります。

シランの花です。結構増えるので抜き取りましたが、次から次へと芽が出てきました。性の強い花です。

シャクヤクの花です。一見ボタンに似ていますが、ボタンの方が派手です。

 

山あじさいです。小ぶりですが清楚な山野草です。花が咲くのが楽しみです。

ユキノシタの花です。一度天ぷらで食べてみたいです。

ハクチョウゲです。生け垣にすることもあります。子どもの頃からの思い出がいっぱい詰まった花です。花につばをつけて鼻の上にのせて遊んだものです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑草から想う

2011年05月25日 | インポート

 恒例の朝のウォーキングである。今年から1級河川の菊川は予算が削られ草刈りが例年の半分になってしまった。(国交省が草刈りをやっている。)
 ウォーキングの道すがら、ふと周りの雑草に目を向けると、あるはあるは色々な雑草が、そして、それは、一つの種でなく、背丈、色、葉の形といい、まさに雑草である。色々なものが混ざって一つの堤防の草を形取っていた。
 最近、どうも、物事を特化して考えるという癖がついている人が多い。そのこと事態は悪いことではないが、それは物事を考える手段の一つであると言うことを忘れてしまっている。雑に考えることを忘れた現代人ではないか、そのことは、受験生の優等生に似ている。与えられたことに対しては、正確な答えを出すことができるが、その前提というか想定が違って来た場合に対応できないのだ。現実、自然界では想定外の出来事はごまんと起こる。理解しようとするのでなくありのままを受け入れることも大切である。
 「みんな違ってみんないい。」と、いったのは、かの詩人金子みすずである
なぜか、この年になり、彼女の横顔を見ると母親のような安らぎを覚える。年を取ると子ども時代に戻るとはこのことか、最近はよく両親の面影が浮かぶ。両親には今でも感謝している。
 現代社会は益々画一化されたもの、同一なものをどうしても求めてきている。その最たるものが、原発であろう。あの小さな格納庫の中に原子を閉じこめ、人為的に核爆発を起こさせ発電する。自然界ではあり得ないものを平気で作ってしまう。自然化は雑多なのだ。その証拠に、種を蒔いて育てるだけでその片鱗が分かる。芽が出る時期や大きさが違っているのである。そして、その種を絶やさないようにしているのである。芽が出た後で乾燥がやってきたとすると、その種は生きられない。そのとき、芽が出る時期にばらつきがあれば、違う種は生き延びることだってできるのだ。人間の能力も本来そうなっているはずだ。小1でできなくても、小5になれば、出来るようになる人もいる。その、雑さを認めてあげない、教育界もおかしいと想う。
 自然はもともと、色々な種を認めそれが、自然淘汰や共存を繰り返しながら、生き物は芽を出す時期を変え、大きさを変え、それぞれに種々違った可能性を持たせ進化してきた。自然には画一性、効率性とは無縁な世界なのだ。あるがまま、なすがままのままならぬ世界なのだ。それを、理論を打ち立て、小さな格納機にウランを押し込め、そこで、科学の実験のような世界を作り上げ、余分なものを排除し純度の高いウランで発電するなんてことをやっていて、いつか、今回のような想定外のようが事態が発生してしまったのだ。とにかく、水は高いところから低いところに流れるもの、気圧は高いところから低い所にながれるものだ。自然とはそういう風に自ずとしかるべきに出来ている。
 雑草は雑に見えるが、雑草は実に強い。想定外を沢山経験しているからだ。今の教育を受けているとどうしても、想定外の中で、画一的に物事を考えがちだが、ものをありのままに見てありのままに受け入れる心があまりにも現代人には少なくなってしまった。すぐ、画一、規格、効率面から見てしまう癖がついてしまった。この辺に現代病の源が潜んでいる。病気もそうだ。その点、長年の批判に耐えてきた宗教は奥が深い。仏教、キリスト教等含蓄がある。

セイタカアワダチソウも色々な雑草と共存している。切磋琢磨しているといった方がいいのかな。あざみもきれいに咲き、チョウを呼んでいる。

小判草もよもぎもけなげに生きている。

夜露に守られながら植物は日々生長している。そして、種をつないでいく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 玄関前をこぎれいに!

2011年05月23日 | インポート

 

 駐車場から入り、我が家の玄関に続く通路です。少し、笹を刈り込みました。手前があじさいです。もう、つぼみがついていますので、来月には咲くでしょう。梅雨にはなくてはならない花です。昔、突き当たりの所に植えてあった松ですが、いつのまにか、松食い虫にくわれたのか、枯れてしまいました。

 左側と奥の方はまだ、手が入れてありませんので、いずれ、きれいに手入れしようと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い宝石 苺が今、旬です!

2011年05月23日 | インポート

  無農薬で大根を育てていますが、殆ど虫に食われていません。なぜでしょう。雑草が適当にあるため、そこには、天敵が沢山いるからです。モンシロチョウも時々飛んで来て、卵を産んでいるようですが、卵がすぐ食べられているようです。

自然に栽培している苺です。今が、旬になります。

今、収穫している苺です。文字通りルビーの宝石のようです。形や大きさはどうしても不揃いですが、自分で作ったものは格別おいしいです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする