震災9年9年月2日
菜園をお借りして野菜を作りだしてから、もう、何年になるだろうか。10年とちょっとになるのではと思います。
定年退職してから始めた野菜作りです。庭に植えた白菜の緑を見ると、無性に野菜を育てたくなりました。ぐんぐん育って行く野菜が愛おしくなるのです。
最初は、庭の片隅に1坪ほどの菜園を作って育てていましたが、定年を迎え今後の人生を考えていた時、シニア寿大学の募集があり受講することになりました。その中で卒業後、有志の皆さんと野菜作りをやり始めました。場所は初馬というところで、車で家から25分ほどのところでした。その後、地元のコミュニティセンターに就職が決まりフルで勤めましたので、近い方がいいかなということで、近くの菜園に決めました。ところが、その菜園が120坪の広さがあり、広すぎましたので、半分にはブルーベリーやマルベリーの実のなる果樹を植えることにしました。まだ、ブルーベリーは苗が小さく手あまり実は尽きませんが、マルベリーは毎年たくさんの実をつけてくれます。
他にもやりたいことがいっぱいある私にしては広過ぎますが、低木果樹を植えましたので広さも問題は解決です。
最近は古希も過ぎ、体力の衰えも感じないわけではありません。同じ姿勢で草取りなどをすると、すぐ、腰が痛くなります。短時間でやるように気を付けたり鍬をスコップに変えるなど工夫して作業をしています。
運動もなるべくやるようにして、週3の卓球で鍛えてはいるつもりですが、何せ年にはかないません。体調管理には特に気を付けています。
さて、私のスタンスは終活テーマが自然ですので、すべてのことをなるべく自然体で自然と共存してやっています。ですので、コンパニオンプランツを考えたり、天敵の虫を集めたり、身土不二と申しましょうか、その土地と季節に合ったものを無理なく作るように心がけています。まあ、収穫野菜は頭と尻尾はくれてやれという感じでしょうか。
先日も、スイカがカラスにつつかれて3個ほどだめになってしまいました。早速、テグス糸を買ってきてその上に張り巡らしましたところ、ここ、1週間程は食われていません。設置が成功したのだと思います。
自然は自ずと然るべきと書きます。自然界は最終的にはここに落ち着きます。だから、私の作物作りもできれば、自然の力をつかってやろうと思っています。ですから、背伸びせず、その土地にあったものを、旬に食べるように心掛けています。その方が栄養価も高いのでしょう。トマトもキュウリも年中食べられるご時世ですが、なぜか、旬の時期に食べるのがおいしいですから、不思議です。
毎年、よくできる作物も分かってきました。サツマイモ、白菜、キャベツ、タアサイ、レタス、イチゴ、キュウリ、ピーマン、里芋、スイスチャード、水菜、大根類、ルッコラ、マルベリー、ネギ類(玉ねぎ、エシャレット)シャモジナ、タデアイ、春菊、スイカ、ウリ類、ジャガイモなどはよく育ちますが、ソラマメ、いんげん豆、ほうれん草などのPH値が高い作物は、苦土石灰を入れPH値を上げないと育ちが難しいようです。
掘り起こしたばかりのエシャレットです。
皮をきれいに向き、出荷待ちのエシャレットです。
雪のような、真っ白い肌が上品です。私は透き通るような白さだといっています。味噌をつけて食べればです。まさに料亭の味です。
タアサイとサラダ菜の混植です。紐のようなものは、イチゴのランナーです。
サラダ菜の黄緑色がきれいです。
ターサイが大きく成長してきました。
藍は藍より出でて藍より青しのタデアイです。雑草の仲間でとても強い植物です。ほっておいても育っていきます。