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想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

地球環境保護法(仮称)が必要な時代では?

2018年11月04日 | エッセイ

震災8年11月4日

 前々から気になっていたマイクロプラごみ問題を、先日、NHKのクローズアップ現代で取り上げていました。このところ、連日、マスコミでも報道されるようになってきています。ストローをやめたり、買い物袋を持参したりして努力は始めていますが、増えるごみの量にはかないません。まだまだ、小手先でそれを処理しようとしているのです。

 国際社会にはごみ問題始め温暖化の気象問題始め、資本主義の発達で表面的に富は増大したかに言われていますが、その辺のマイナス面も含めて考えると、ますます、国際経済は貧困化に向かっているように思えてなりません。

 たとえれば、今は、天に向かって唾するようなもので、やがてその唾が天罰として我々の頭上に落ちてこようとしているのです。唾しているときは楽しんでやっているのです。馬鹿げたことをしていると思います。

 そのタイムリミットが刻々近づいているのではないかと危惧をしているのは私だけでしょうか。国際法でプラスチックの生産を中止せざるを得ない状況下になりつつあるのではと思います。自然界にないものを作り出す人間の愚かさに気づいて欲しいのです。法制化は最後の手段でしょうが、そろそろこのような枠組みを作っていかないといけない時期に来ているのではないでしょうか。

 プラスチックの製品は今あらゆる分野に広がっています。特に先日も人工芝が危ないと言っていました。雨が降れば、プラごみも川に流れていきます。特にその中に人工芝の破片がたくさん入っていたようです。人工芝は即刻使用禁止にしてほしいです。最近、結構色々な場所で使われています。困ったものです。植物の芝が一番いいと私の思うのですが、管理が楽だという短絡的な発想から使われているのです。残念でなりません。

 自然のサイクルの中では有機物は、必ず最後は土として帰っていっていました。そうして、古来、地上の物質は自然に任せてそのサイクルの中で循環していたのです。その頃は、ごみという概念もなかったはずです。この世に、自然界では生成されることのない人工的なプラとか、放射能(自然でも微量にはある)を大量に作り消費するところから、ごみという概念も出てきたのです。地球がおかしくなっていったのです。

 これは、どこかで誰かがこの自然界に本来存在しないものを作ってしまったところに大きな過ちがあったということに早く気づいて行かないといけません。軌道を修正していかないと今、大変ところに来ているのだという認識を誰もが持ってほしいとおもいます。やがて、自分の作ったもので、自分が滅ぼされる最悪な事態となってしまいます。夢を追い求めるのは人間の性みたいなものですが、自然界の循環を尊重するという大前提の中での夢追い人でなければいけません。

 最近の、農産物もだいぶ自然と離れて来ています。これも考え物です。遺伝子組み換え食品などは持っての他です。自然の循環の中で粛々と生産されるべきです。栄養価もこれではおかしくなって来ているのでしょう。

 そして、ついに、中国が、外国からのプラごみの輸入をやめるようになってきました。さあ、これまで、プラごみを輸出していた日本は一大事になってしまったのです。本州ではなかなか処理をする業者が少なくなってしまったのです。遠方へ送れ
ば、運送費用もかさみます。国内の処理施設はどこも満杯の状況になりつつあるのです。中国の廃プラの輸入は日本が世界一で、2位がアメリカです。日本の責任は重大です。

 今日までに世界で生産されたプラスチック83億トンのうち,63億トンがすでに廃棄物となっています.そのうち,たったの9%だけがリサイクルされ,12%が焼却され,大部分の79%は埋め立て処分されたか,さもなければ海洋などの自然環境に投棄されました。

 プラスチックの生産量は年間5%増の勢いで増加しており,このままいくと,2050年までに累計330億トンのプラスチックが生産される計算です。恐ろしい量ですね。

  常識的に考えて,人類が生み出したプラスチックは,焼却されない限り,何百年も何千年も分解されずに残ります。 そのため,2050年までに海に蓄積するプラごみの量は魚を超えると予想されています。その結果、生物への影響は図り知れないものになると考えられます。

 2050年といえば温暖化も相当なものになってくるでしょう。そろそろ、地球の大問題としてとらえ、国連で地球環境保護法(仮称)でも制定しないと大変なことになってしまいます。保護主義などといっている時代ではないことは明らかでしょう。

 

 

 

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