一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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地盤改良のあと…

2009年06月23日 12時16分00秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 地盤改良中です。


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


地盤改良の方法はいくつかありますが、
住宅で比較的多いのが、柱状改良という方式です。

これは、コンクリートの柱を土の中に現場で造ってしまいます。


コンクリートの硬化不良など、気を付けないといけない点はありますが、
業者と事前に確認しておかなければならない大切なことに、

位置だけでなく、この杭の高さをどこで止めるかということがあります。



▲杭が打ち終わった直後です。泥で丸く見えるのが柱状改良です。


難しくなりますが、この高さ設定によっては、
基礎が弱くなることや、大地震時には直接突き上げられてしまうことも
あります。


今回の現場でも現場監督の考えではなく、その点を回避した指示に変更しました。
業者に悪意が無くても、任せっ放しではいけない例です。

監理の重要性がお分かりでしょうか?
第三者検査では、こういう指示や確認は有り得ません。



▲後日、掘削が始まりました。




▲泥に囲まれていますが、丸い部分が柱状改良の箇所です。




▲念のため、杭の高さを確認させました。
外周部分と内部では高さが異なります。
今回は、深基礎があるのでさらに高さは複雑でした。



杭打ちが終わり、養生期間を設け、土を掘り出します。

この時点で、正しい杭の高さになっているかどうかを
スタッフに測定させました。

ほとんど誤差はなく正しい工事が行われていました。




新築 は 一級建築士事務所 に 

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