一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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サイクロンと大地震

2008年05月16日 15時40分48秒 | 建築家の日記
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ミャンマーのサイクロンに続いて中国の大地震…。

いずれも当初の報道から想像していた以上に被害が甚大でした。
そいうえば、阪神大震災もそうでした。
一刻も早く救出されることを願っています。

大地震も怖いですが、サイクロンすなわち台風の被害や水害も怖いです。
地球の温暖化現象で、今後ますますひどくなっていくと思います。

今後の建物に必要なのは、
地震、台風、水害対策ですが、これに熱射対策が加わってくるでしょう。

従来は断熱というと、寒さ対策のイメージが強かったのですが、
暑さ対策の断熱性や遮熱性を真剣に考えなくては、ならなくなるでしょう。

耐久性という大前提のもとに、そいうったことを試行錯誤しながら、
私は自分の仕事で追求していっています。

意匠や間取りによる快適性という面は、当然求めていかねばなりませんが、
それだけでは、私の求め続けている本当の意味の「快適な住宅」の定義にはなりません。


毎回あれこれ、通常以上の性能をもったものを、いくつも試しています。
メーカーのデーターがどんなに良くても、工事方法に手間が掛かりすぎるとか
費用が掛かりすぎるもの、問題を解決しないといけないもの、

といったことは、実際に使ってみて、監理をして初めてすべてがわかります。
事前に疑問点をぶつけて、回答できないメーカーやごまかしの回答を行うものは、
当然使いません。熟慮して採用します。


さらに今までの、耐久性、地震、台風、水害、断熱性能、に加えてもうひとつ
私の課題ができました。

同じ水害でも水不足です。これにどう対応していけば良いのか…。

もはや住宅だけの問題だけではなく、どんどん変化していく環境にどのように
対応していく住宅なのか…ということを先を読みながら考えていかなければなり
ません。

300年住宅を研究するための別法人を造って、まもなく1年が経ちます。
この会社で私が思う存分投資しながら研究できる日が、少しでも早く来ることを
願っていますが、現在も私の仕事を通して、それらを追及しながら、みなさんの
設計や監理を行わせて頂いています。



住宅 設計事務所 ミタス一級建築士事務所

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