一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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大きな床下収納庫

2008年05月26日 14時29分58秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲取っ手が2つ見えます。既製品ではなく、現場で造った大きな床下収納庫です。



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

現在住宅耐震補強を行っている現場で、既製品の床下収納庫ではなく
現場で造る収納庫を提案していました。

この現場です。

私は、状況に応じてこの手法を何度か用いています。


①床下が深くて利用し易い。

②床下を目一杯利用しないと収納が足りない。

③湿気対策を考えられる。

という場合です。

平面的に足りなければ、上下を使うしかありません。
ロフトを含め、上下のスペースを最大限に考えます。
ハウスメーカーや他の注文住宅では、ここまで考えませんし、
対応してくれないことが多いですが、スペースが広くて必要ない場合は
不要ですが、そうでない場合は、もったいない空間が死んでいることになります。


既製品ではアルミ枠の縁がありますが、現場で造る場合は、縁は不要です。
但し、無垢フローリングの場合、湿気の多い梅雨や夏になると必ず蓋が
開かなくなります。

ですから、入居してから1~2度蓋を削って調整する必要はありますが、
それについては簡単にできるので問題ありません。


冒頭の写真は、開閉すると以下のようになります。



▲ブルーに見えているのは、断熱材です。これを除けば床下が現れます。
蓋は、床と同じ58ミリの厚みがありますから重いです。
断熱性を考えても、この断熱材は無くても良いとは思います。
入りやすいように丁番を付け、ひっかけフック棒を蓋に付けています。
車のトランクのような感じです。


その他の現場の例を紹介しましょう。



▲1.4メートの深さがあります。車庫の上に4.5畳分の床下収納にしました。
木の棒は、当然蓋に付いています。




▲別の現場ですが、上記と同じパターンです。中が見えますね。
タップリ収納があり、大変役に立っているとのことでした。
中に小さなアルミの三脚ハシゴを置いています。




▲これは、大改造!劇的ビフォーアフターで私が行ったものです。
 キッチンだけでなくローカを含めて約10メートルの長さで、
 床下収納を造りました。既製品だと枠が見えてうるさいのです。
 大変便利に使って頂いていました。




横浜市 住宅リフォーム ミタス一級建築士事務所

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