一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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住宅リフォームの難しさは…

2008年08月16日 12時19分57秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲夏休みを返上して工事をしてくれています。
    今日は大工さんが3人に、その他の職種が5人の合計8人もいました。
 なんと昨日や今日の8月16日(土)だけでなく、明日の日曜も…



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

休み中はブログ無しと思っていましたが、アップしてしまいました。

住宅リフォームでは、想定以上の歪やトラブルを抱えていた場合、

キッチリ対応するのは、人数も手間も期間も掛かります。もちろん材料代も余分に
掛かります。

解体して初めてわかる内容も多いので、その対応をどうするかが問題です。


大手のリフォーム会社が次々と撤退していくのは、この対応が想定以上に
難しくて対応できずに、利益の確保ができないからです。

建築士が対応しても、リフォームでは、既存が予想を越えた造り方をしている
ケースが多いので、建築士の資格をもっていても、リフォーム経験が数年程度
の知識では全く役に立ちません。


一方、いい加減な…というか一般的な業者は決められた期間に終わらせるため、
想定外のもは無視する傾向があります。無視して工事を進めます。

または、かなりの高額の追加料金を請求することもあります。





良心的な業者は、適正な利益を確保することが難しく、

一般的な業者の場合は、施主が実は損をしていることになります。
金額面で損をしていないように思えても、正しい工事をしてくれないため
損をしているということです。


新築以上に私たちのような設計事務所が間に入る価値があるのですが、

初めて頼む業者などの場合、正しい工事を行ってもらうには、
追加金額の請求が多くて適正と思われるまでの価格にしてもらうための値引交渉に
時間が掛かることはあります。

それらを見越して、設計時や見積もり時にも工夫をしますが、

最終的には、ミタス一級建築士事務所が何度も頼んでいる業者の場合の方が融通が
利くということは、当然です。


今回の全面リフォーム工事では、職人さんが夏休みの返上だけでなく、
明日の日曜も工事をしてくれます。

遅れているのは、職人さん側の理由ではなく、想定以上の手直しが
必要だったためで、その分費用はかなり余分に掛かっているのです。

それでも、私の指示に従って正しく工事をしてくれました。
そのために遅れているのです。

その費用をすべて施主に請求できるものではなく、丁寧にすればするほど、
業者は損をするのです。


にもかかわらず、不満を述べることなく、暑い中、工期を間に合わせるために
みんなで黙々と仕事をしてくれていました。



自慢ではありませんが、皆さんが直接業者に頼んでも、
決してそういうことにはならないと思います。

継続的に仕事を頼んでいて信頼関係があるだけでなく、施主とのやり取りや図面を
すべてミタス一級建築士事務所で行っているので、余計な手間や経費、トラブルは
考えなくて良いからです。


心から感謝すべき職人さんたちですし、こういう職人さんたちにお願いできるというのも、

ミタス一級建築士事務所の大切な財産でもあります。






住宅リフォーム 設計事務所 ミタス 一級建築士事務所のホームページ  

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