一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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デンマークのテラスハウス

2008年01月16日 12時29分46秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲玄関です。リフォーム中かな…

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

ドイツエコバウ建築ツアー その(10)になります。

ルイジアナ近代美術館から、同じデンマークにある キンゴーハウスへ移動です。キンゴー住宅、ローマ風住宅とも呼ばれています。

住宅の形式は、集合住宅というよりテラスハウスというべきか、いや戸建てですからアトリウムハウスと呼ばれています。要するに戸建ての集合体ですね。


▲写真のアングルを外しましたが、この左にはお孫さんらしきふたりの女の子と、そのおじいさんが自分たちで木に吊るしたブランコや、その周りで楽しそうで遊んでいました。




この小家族用の集合住宅が有名なのは、シドニーのオペラハウスを設計したヨーンン・ウッツンの設計であることと、デンマークの50年前ではこの設計は斬新だったのです。現在でも保存されているのは、そのためです。




▲トヨタの低燃費車のヴィッツが日本車では、目に付きました。

この住宅群は日本の建築の教科書にも登場します。学生や若い建築家の住宅設計で中庭が多いのは、影響を受けてしまっているからかも知れません。



自然とプライバシーの結合というコンセプトで、レンガと木の折衷構造です。美しい景観の中に、配置されています。敷地は15メートル四方です。日本的な匂いもしますが、平屋で建物も狭いので、現代の日本ではこれだけ敷地や自然がゆったりしていれば、もっと広い家を建てたくなります。ここで抑えられるのが良いですね。






▲この塀でプライバシーも確保




ここまで自然の中で間隔を置いているのは、日本では別荘地くらいか…。







横浜市 注文住宅 ミタス 一級建築士事務所 

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