一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

増築時の注意に…

2012年01月17日 20時46分02秒 | 住宅リフォーム・耐震
▲増築中の現場で…注意すべきひとつに…


現在、増築工事を行っています。

増改築時には、

構造的な問題、すなわち耐震も含めて当然、重要です。

既存の点検や手直しも同時にすれば
割安にすむので、これも大切です。



重要だけど無視されやすいことは、防水処理です。

既存に新しく取り付けるので
防水に関して、充分な設計や指示だけでなく

監理者として現場の確認や点検を
しっかり行わなくてはなりません。



適当に行っていると、通常の雨では漏らなくても
台風のときには漏ってしまう、ということがあります。

本当に通常の雨で漏っていないのか、気付かないだけなのか…
いずれにしろ、建物の耐久性に強く影響します。


雨漏りしたことがないのに
剥がしてみたら、知らない間に腐っていた…
ということは、残念ながら、良くあります。



 


▲▼外壁の防水紙の貫通や破れ補修を完全に行うことは、
当然なのですが、これも意外に不完全なこともあります。
写真のものは、合格です。






▲この入り組んだ場所ですが…




▲これは、問題です。この状態のやり難い後、
次の職人が、どう処理するか不明です。

自分に関係のない余計なことは、したがりません。

新築でも増改築でも、やりにくい場所は
どうしても雑になりますしいい加減になります。
これをしっかりやり直しさせなくてはなりません。





▲具体的に、直接指示をします。




▲これは余談ですが、古い建物の場合、
木で造った部分が外部にあると塗装が剥がれ易く
メンテナンスが大変です。

そこで、今回、ガルバニュウム鋼板で巻いて、
メンテナンスがほぼ不要に
なるように工事しました。

この写真で被せている部分と
そうでない部分が良く分かると思います。

手前の茶色の塗装が剥がれていますが、
奥は紺色のガルバニュウム鋼板を巻いています。



……………………………………………………………………………

ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

注文住宅 横浜
一級建築士事務所 横浜市



ミタス一級建築士事務所へ



メールでのお問い合わせ

mitasu1のツイッターを読む


All contentsCopyright R 2012 mitasu

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする