みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
地盤改良の方法はいくつかありますが、
住宅で比較的多いのが、柱状改良という方式です。
これは、コンクリートの柱を土の中に現場で造ってしまいます。
コンクリートの硬化不良など、気を付けないといけない点はありますが、
業者と事前に確認しておかなければならない大切なことに、
位置だけでなく、この杭の高さをどこで止めるかということがあります。
▲杭が打ち終わった直後です。泥で丸く見えるのが柱状改良です。
難しくなりますが、この高さ設定によっては、
基礎が弱くなることや、大地震時には直接突き上げられてしまうことも
あります。
今回の現場でも現場監督の考えではなく、その点を回避した指示に変更しました。
業者に悪意が無くても、任せっ放しではいけない例です。
監理の重要性がお分かりでしょうか?
第三者検査では、こういう指示や確認は有り得ません。
▲後日、掘削が始まりました。
▲泥に囲まれていますが、丸い部分が柱状改良の箇所です。
▲念のため、杭の高さを確認させました。
外周部分と内部では高さが異なります。
今回は、深基礎があるのでさらに高さは複雑でした。
杭打ちが終わり、養生期間を設け、土を掘り出します。
この時点で、正しい杭の高さになっているかどうかを
スタッフに測定させました。
ほとんど誤差はなく正しい工事が行われていました。
新築 は 一級建築士事務所 に
ALL contentsCopyright R 2009 mitasu