一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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地盤や砕石の転圧

2009年03月24日 17時26分27秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲基礎部分の下の土を掘り、転圧します。



▲ さらに砕石を敷いて転圧します


みなさん、こんにちは。ミタス 一級建築士事務所の清水です。


基礎コンクリートの下には、昔は割栗、今は砕石を敷きます。

それを敷く前にも土の部分を転圧し、さらに砕石を敷いて転圧します。

これは、基礎を通して建物の重量を地盤に平均的に分散しながら
逃がしていくためです。

家の自重で少しですが必ず沈むので、転圧が少ないと若干でも傾く可能性も
あります。


昔は割栗という、玉石を割ったものや玉石そのものを使用しました。
価格が高いので、現在の住宅の基礎では、砕石を使うことがほとんどです。

再生砕石といって、コンクリートを砕いたものを使うこともあるようですが、
どちらかといえば、本物の石を砕いたもののほうが、良いです。

さたに、目潰しといって、細かい砕石や石粉を隙間無く敷きます。

いずれにしろ、ここでよく転圧することと、その厚さが必要です。



▲転圧すると、少し砕石が足りなくなったので、再度砕石を足しました。



この次は、「捨てコン」 といって、

コンクリートを薄く打設しますが、構造には関係なく、

型枠を正しい位置にキッチリ留めたり、
鉄筋が沈まないように設置したり、

正確な高さを保つために打設するコンクリートです。




横浜市 一級建築士事務所 

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