一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

住宅ロフトの考え方

2007年11月05日 17時07分47秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲1階から2階への階段と同じ場所に2階からロフト(小屋裏)への階段があります。
明るさや空気の流通を確保するために、ロフトをリビングに面して取付けた例です。



皆さん、こんばんは。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

住宅のロフトに関しての実例をお知らせしましょう。
ロフトは2階建ての住宅の場合、2階の床面積の2分の1までは特例として認められます。昔は8分の1まででした。

私の設計では平面だけでなく高さ方向にも、できるだけ有効に設計してしまうので、ロフトや2階の高い天井が多くなります。


ロフトにはいくつかの制約があります。

その中であまり知られていないのが、窓の面積が床面積の20分の1までということです。これでは小さな窓しか造れません。


しかし、同じ造るなら明るくて使い易いロフトを考えたいものです。

費用は掛かってしまい高さの問題もクリアーしないといけませんが、固定階段を取り付けたロフトは可能です。



▲ロフトから階段を見たところ。





そして、許された窓が小さくても、明るくする風通しを良くする工夫です。


▲このロフトでは吹抜けに面して配置し、吹抜けの窓から光と風を取入れています。
この窓の分は、20分の1の制約を受けません。
また、この吹抜けは1階のリビングまでつながっていて光と風を送っています。




というように制約の中でも工夫することで、普通のロフトよりもっと有効なロフトを考えることができます。




住宅設計 ミタス 一級建築士事務所のホームページ  

ALL contentsCopyright ® 2007 mitasu




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする