一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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外壁塗装のリフォーム

2007年06月04日 11時44分59秒 | 住宅リフォーム・耐震
                  ▲木製玄関ドアーの既存状態




▲塗装の工程を確認する


おはようございます。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

既存の家の外壁の塗装を、設計監理で行っています。リフォームでも簡単な方ですね。ですが、下塗り、中塗り、上塗りを報告させ、確認しますから現場へは短い期間ですが毎日のように通います。

外壁の塗装で、問題になるのが木部の塗装です。木の味を生かしたままの塗装にするか、木の感じはなくなるのですが、簡単にメンテナンスできることを重視してペンキで表面をつぶしてしまうかの選択です。

この点については、事前にお話して選択して頂くことになります。

木部の中でも、特に木製ドアーの場合の選択が難しくなります。木の感じを生かすには、かなり割高な費用を掛けませんといけません。

写真にあるように、玄関ドアーの表面の塗膜が浮いてきて、見苦しくなるのです。

この塗膜を薬品で剥離して、塗りなおすのですが、きれいに仕上げるには、玄関ドアーを外して工場へもって帰り、処理をします。代替のドアーの取り付けやそういった手間を考えると、費用的には結構高くなります。

現場で剥離する方法もあり、これを採用するケースが多いですが、工場で行うほどは、きれいになりません。

一番簡単なのは、現場でペンキ仕上げで木の地肌が隠れてしまう仕上げ方ですが、かなり痛みが激しくなった場合にこの方法を選択します。一度この方法を選択すると、木の地肌はもう見ることはできません。

その他、外壁の再塗装は需要が多いのですが、手抜きもしやすいので悪徳リフォーム会社的な業者も多いのが現状ですから、注意してください。



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