メルクスは全モデル、ロゴの使い方が一新されましたね。プレミアムはメルクスベストセラーフレーム、チームSCスカンジウムのエボリューションモデルです。
もちろん素材はそのまま、イーストン製のスカンジウム配合アルミのSC7000パイプを使用。チームSCより剛性アップを狙い、トップチューブとダウンチューブの両端をタテ方向に広げた、フレアチュービングセットを採用しています。これによりヘッド周り及び、BB周辺の剛性が格段に向上し、更に走るフレームとなりました。このカッチリフレームをカーブリニアシートステーを呼ばれるベントされたシートステイをつなげることで、振動吸収性を確保しています。剛性と快適のバランスは難しいですね。価格343,400円。
メルクスのみこの時期に情報発信となります。08フラッグシップモデルはマイナーチェンジされたカーボンEXMです。
ポルシェのレーシングカーにも採用される、アメリカCYTEC社製カーボンを使用したラインナップ中、最軽量のハンドメイドモノコックフレームです。そうは言っても1170gと他社よりは重量ありますね。フレームは近くで見ると独特な形状をしており、パイプの中央部分にミゾが入っており太いパイプなんですがシャープにも見えます。筋肉質っぽいという表現がいいのか…チェーンステイはメルクスらしいベント形状。フロントフォークには、イーストンEC90を採用しドロップアウトもカーボン製です。ベルギー車の多くは自国の荒れた路面でのテストをしていますが、そこでは安定性やハンドリングを重視する傾向にあると思います。そういった意味で乗りやすく、扱いやすいのもベルギー車の良さでしょう。バランスの良いレースモデルです。このモデルはメルクス本人もお気に入りで、試乗で数時間帰って来なかったらしい… 価格476,700円。
リドレーからヘリウムのマイナーチェンジバージョン、ヘリウムウルトラライトが発表されました。
カーボンパイプは下側のスーパーオーバーサイズに変更ありません。チューブを太くする事で、たわみを押さえ、ヘッドチューブを長くする事が出来ます。即ち、より良いポジションを確保出来るのです。また、ブレーキングパワーでのたわみも、太くする事で抑えられ、下りでのアドバンテージ確保になります。
BBエリアは、このHELIUMは30ton(T800) 40ton(T1000) 50tonカーボンを適材適所で、使い分けています。軽量に仕上げる為に引張強度50TONカーボンを使用していると言う訳です。フレキシブルシートステー採用でシートステーを、より衝撃吸収をアップさせる為に変更しました。もちろんシートステーを薄くすることで、チェーンステーは今までに、ないぐらいのボリュームを持たせ、剛性、衝撃吸収を確保しています。
カーボンドロップエンド採用、エンドもカーボンを使用。剛性確保の為、チェーンステーとワンピースモノッコクになっています。NEWシートバオンダーになり、かなり軽量になりました。重量は約105gです。高さ調整の為のスペーサーに1mmが加わりました。サドルやレースパンツなどの変更時の微調整に最適です。
来年のレースシーンでは山岳だけではなく、サイレンスロットの3-4割が使用すると言われているHELIUM。重量はMサイズで900g。新しいボンディング技術やカーボン材質のアップで、軽量、剛性、衝撃吸収性をすべて備え、オールラウンダーとして生まれ変わりました。
どこのフレームですか?コレだけ見ても自分も判別できません。これはTNIがリリースしている超激安アルミフレームの7005MKⅡです。モビルスーツ番号ではありませんよ(笑)
なぜデカール等が無いかという事ですが、ショップのオリジナルとしても良いですよという良心か、その手間さえも省き安く仕上げたかは不明ですがTNIのステッカーは付属するので、貼ればそれなりにまとまります。インテグラルヘッドにカーボンフォーク、スローピング構造。ダウンチューブはOSのラウンドタイプとなり、横剛性を高めつつ縦剛性をコントロールしているとのこと。メーカーコメントでは、レースでも十分な性能となっています。重量は1520g。カラーは写真の5色に水色もあります。サイズも豊富でXXSの420~XLの540まで。最初の1台目や、練習用、通勤用とガンガン気兼ねなく使えます。カスタムしがいがあり、好きなようにデザインできるのは逆に魅力かもしれませんね。価格31,500円。
TIME新モデル、エッジパルス。下位機種が一気にモデルチェンジされ、性能差もどこがどう違うのか分かり難いですね。
エッジパルスは下から2番目のグレードになり、この下がこれまた新作のスピーダーとなっています。エッジ系のエントリーで、昨年までのエッジファーストのイメージです。エッジファーストより15%ほどの剛性アップということで、ファーストでも充分すぎる剛性感だったのが更にレーサー仕様になり、踏めば踏んだだけ加速するという感覚。それでいてTIMEの最良ポイントは下りの安定感が違うコト。TIMEに乗って下りを攻めてしまうと他のフレームには怖くて乗れないなんて人もいるらしい…更にトップモデルVXR-Sに近づいたエッジパルスはお買い得なのかもしれません。価格333,900円。
デローザのミドルレンジ、アヴァントは08も継続リリースされます。変更点はカラーのみ。そのまま継続ラインナップとしないのが、イタリアメーカーらしいですね。
モノコック構造のカチッとした剛性感のあるモデルで、速度域を問わず運動性能が高くシャープな乗り味です。ガッチリな太目の作りのフロント三角に比べ、リヤセクションは若干細身。これがガチガチの硬いだけのフレームにならないバランスの取れた最適構造になっています。高バランスということでフォークとの相性も良く、安定感がありハンドルの癖もなく実にナチュラル。デローザで比べるとアイドルはしなやかな長距離向き、アヴァントはシャープでサーキットコース等でガンガンという感じでしょうか。デローザラインナップの中では意外とお買い得価格なんです。価格332,850円。アヴァントは年内には初期便が入荷するようです。ボーナスに間に合いますね(笑)
ロードバイクをスポーツとして、フィットネスとして楽しむサイクリスト向けロードバイク、インターマックス/RAYS。
価格を抑えたエントリー向けロード。この価格帯では、どうしても運動性能が落ちてしまいがちですが、妥協点を高い位置に設定した走るフルアルミロードです。若干の重量感はあるものの、アルミのダイレクトな踏み心地で加速力は高いです。エントリー用として重要な安定性やニュートラルなハンドリングはさすがインターマックス。ここからロードバイクスポーツを始めてみましょう。08ではハンドル周りやサドル等のパーツが全てFSA製にグレードアップ。カラーもブラック、ホワイト、レッドの3色展開です。価格128,100円。