チタンの素晴らしさと、使い方や感想、
そして、「よくある質問とその回答」などを書き綴って行きたいと思います。
ミラクルチタン(チタンオンラインショップ 店長日記)
2012.10.15 90代の元職場の上司(第4話・完)、そして私の足の回復のこと。
この本は、先日Hさんが届けて下さったもので、「高槻市原爆被害者の会 結成五十周年記念誌」です。
平成23年4月の発行ですので、昨年発行されたものです。
この中で、Hさんは、<是非ともこれだけは、子ども達に知って欲しい>という題で文章を書かれています。
<それを短く纏めます。>
戦後復職して、銀行に勤務し、その間に体験記録原稿用紙241枚を作成し保存していたが、その時は一切
口外しなかった。
ところが、退職後の平成5年、被爆者健康手帳の交付を受けた後、高槻市の人権擁護委員会や市教育セン
ター等から、「戦争と平和」の語り部になって欲しいと、再三の要請が来た。
平成7年の終戦50年を機に、保存していた記録全部を、戦没者慰霊祭の時に廣島に持参消却して、自分
なりの終戦宣言をした矢先のことだったこともあり、語り部については最初固辞し続けていたが、その後、
体験を語ることはむしろ原爆犠牲者への供養になるのではと悟り、初めて応諾した。
以降16年間、多くの子ども達の反響があった。
子ども達からの感想文は8000通近くとなった。(注:その中から10通余りがここに紹介されております。)
今年92才を迎えたが、神がお前はまだ何か社会に役立つことがあると思し召せば、これからも命ある限り
平和の尊さと有難さを、引き続き若い世代に語り継がねばと思っている。
なお、語り部としての話は1時間半で、終わりには必ず、国の宝である子ども達へのはなむけとして、
「常に、正しい姿勢を維持すること」
「人は生を受ければ、すべて歩くことが原則で、乗り物は控えること」
の二点を強調して、閉幕している。
…以上が、Hさんの文章の要点です。
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姿勢については、本当にそのとおりだと思います。
私が、何と言っても感心することは、このHさんの「姿勢が素晴しい」ことなのです。
又、近所の別の90代の年齢の男性も、同じくとても姿勢が良いのです。
どちらも、士官学校を出られた方で、元軍人だからか背筋がピンと伸びておられます。
お二人とも、農作業、庭仕事がお得意で、頑健で、今でも世界中、又は日本中を旅行されています。
姿勢と言うものがどんなに大切か、最近気が付いた私は、このところ熱心にストレッチをしています。
私の場合、まだ足に負担をかけられないのでベッドの上で行うストレッチを朝と晩15分ずつ位行います。
同じことをしても、いい加減にやるのと、しっかりと時間をかけて伸ばすのとでは、全く効果が違う
ことが分かりました。朝晩ストレッチで、背をしっかり伸ばします。
すると姿勢がよくなり、背中の肉が取れて友人達に驚かれています。猫背も少しずつ改善してきました。
まじめにやる様になってから、めきめきと足に筋肉が付き、身体も締まってきました。
(元々は、足の体操として整形外科で教えて貰った幾つかの体操を、私なりに少しずつ増やしていった
ため、結果的に身体中のストレッチとなったものです。この身体中を鍛えることが良かったと思います。)
それと同時に、少しずつ歩ける様になり、今では、ショッピングカート無しで、両手に重い買い物を
下げて持ち帰ることも出来る様になりました。
ゴミ出しも人にやってもらい、宅配業者に食材を届けてもらっていた頃が嘘の様です。
その頃は、外出は1週間に1度タクシーで足の水を抜きに行くのがようやくでしたのに、最近は回復
したので、身体の為に毎日外出しております。
この回復は奇跡と言われるかもしれませんが、回復してみて、身体を鍛えることがどんなに大切か、
つくづく分かりました。
(ただ、私は長年の座り仕事で足の筋肉を落としてしまい、その間無理をした為、膝の滑膜が異常
増殖しているので、それを抱えたままです。まだ無理はできません。)
正しい姿勢を保つこと、そしてなるべく足を使って歩くこと。
それを、Hさんのお話から、ますます肝に銘じました。
※ なお、今迄は、原爆の話は恐くて聞くのも見るのも避けていた私でしたが、今からは違います。
この記念誌の約60名の方々の体験記録を全部を読みたいと思いますし、もっと知りたいと思います。
その意味で、このHさんがきっかけになって下さり、本当に良かったと思っております。
< 完 >
「2012.09.29 90代の元職場の上司のこと(第1話)」
「2012.10.04 90代の元職場の上司のこと(第2話)」
「2012.10.06 90代の元職場の上司のこと(第3話=衝撃的な話)」