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2011.10.06 百才のお祝い

前回の書き込みの「月下美人」を持って来てくれたMIEちゃんのお話の続きです。
(2011.10.02 月下美人の酢の物)
その時彼女が嬉しそうに「これ見て!」とカードを見せて、「母が100才になったのよ。」
と言いました。

私は、そのカードを見て感動しました。
彼女のお母さんと彼女が幸せそうに笑っている写真がありました。
お母さんの100才のお誕生日に、宝塚ホテルでお祝いをしたそうです。
優しいMIEちゃんですね。
このカードは、ホテルのレストランから後日送って来たものだそうです。

「100才 おめでとうございます。
いつまでもお元気でいらしてください!!
今日の日の思い出が
いつまでも咲き続けますように…。」
カードには手描きの花と共に、文字も手書きで書いてあります。
なにか、こみ上げて来るものを感じました。
これを書いてくれた人の気持ちが暖かく伝わって来ます。

昔からMIEちゃんは、お母さんに優しい人でした。そして、今も…!

実は、私は自分ほど親思いの人は居ないと、ず~っと思っていました。
母の生前、私は「お母さんと○○○ちゃん(私)はハネムーンね。」と友人達にも、近所
の人達にもいつも言われていました。
「ハハガ、ハハガ、…」といつも言っていました。^^
「母がこう言った。母がこうした。母とどうした。」といつも楽しそうに話すので、そう
思われていた様です。
そして、私の唯一の自慢は、たった一度も親とけんかをしたことが無いことでした。

(女だけで上海から引き揚げて来た時の母の心労、私達を連れて帰ってくれた(当たり前
と言われますが)その感謝と言うか、帰ることが出来た運命への報恩と言うか、6才の私
はその時神様と約束しました。もし、無事に日本に帰ることが出来たら、必ず父母に一生
孝養を尽くしますと! いつか、この時の思いを書くことがあるかも知れません。
でも、気持ちでは尽くしましたが、もちろん全く足りるものではありませんでした。)

そして、今思います。
もっと親孝行な人は居るんだ。私なんて、たいしたことなかった。
このMIEちゃんにしても、毎月1回母親を見舞いに遠く新幹線に乗ってやって来る友人に
しても、私の廻りだけでも、頭の下がる様な友人達が幾人も居ることに気付きました。
自分の過信が恥ずかしくなりました。
この1枚のカードで、心が洗われる思いの今日この頃です。

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