つくばヘリポートを拠点に活動しています。ヘリコプターはBK117-B2で、福島県・栃木県の近隣3県で相互応援協定(FIT)を結んで協力体制を維持しています。茨城県は、海岸線も長くまた比較的標高の高い山地もありますので、水難事故から山岳事故、林野火災など幅広い災害に捜索・救助・空中消火等の活動を行っています。茨城県消防防災課HP(http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/shobo/shobo.htm)によれば、防災航空隊の隊員は、県内各地の消防本部から選抜された隊員が勤務し、ヘリコプターの運航に関しては、つくば航空(株)に運航委託をして365日交代勤務制を敷いて活動していると記されていました。ヘリコプターによる災害時の初動の情報収集・救命救助・孤立被災者の救助などの有効性は、阪神淡路大震災以降強く認識されて、各都道府県及び政令市において消防防災ヘリコプターを逐年増強し、運航されています。1993年3月末で28機であったものが2008年3月末現在には75機に充実されて国民の生命財産の保護に活躍しています。消防防災ヘリコプターも新潟県中越地震、中越沖地震、岩手・宮城内陸地震など最近の大規模災害では迅速な広域運用による対応を行って成果を上げていますが、要員の確保や財政的な課題があり、常時完全な昼夜運航を行っているのは数個の都県だけです。茨城県防災航空隊も0830~1730までの昼間運航が通常で、日の出から日没までの時間帯は緊急運航ということ(近年は山村からの救急患者の搬送や医師など医療チームの災害現地への搬送のための緊急運航が増加)にしているようです。消防防災ヘリコプターは、将来的には、夜間・悪天候時の運航に必要な交代勤務要員・訓練時間の確保や航空操縦士の計器飛行証明等の資格保有等を可能(財政支援)にして、いつ災害が発生しても初動から対応できるように検討されています。
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