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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

OH-6D最終号機飛行納め

2020-03-26 14:30:05 | 趣味・航空機
昭和44(1969)年3月に初めて納入されたOH-6Jからおよそ半世紀我が国の防衛に大きな力を発揮した機動性に富む小型ヘリコプターでした。令和二(2020)年3月26日に最終号機が関東補給処に無事に納入され、最終フライトを終えました。昭和49年に初めてこのヘリコプターを当時最初の教育を受けられた湯沢様から学び、旭川では、部隊配備最初のOH-6Dを操縦しました。厳寒の中で雪煙の中をホバリングするのは、極めて気を遣う飛行でした。また阪神淡路大震災では、OH-6Dに初めてFLIRを搭載して、夜間余震が続く中で活動する消防隊の消火活動を深夜に撮影して報道し、市民のパニック防止にも尽力しました。東日本大震災では、険しい山の頂上にある無線送信所の商用電源が使用できなくなたっため、被災地との連絡手段が途絶える恐れがあったため、極めて狭い山頂の空き地に着陸して、発電機の燃料などを運んだこともありました。当然捜索が主任務の小型ヘリですから、全国各地での捜索活動で人命を救った件数は数えきれないほどでしょう。素晴らしい小型ヘリの最終フライをとたまたま幸運に恵まれて霞ヶ浦飛行場で撮影できました。いろいろな事態の出来事を思い出しながら感謝の身持ちを込めて補給処への納入を見守りました。