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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

工業地帯での大規模広域火災への備えを

2019-11-28 16:00:20 | 趣味・航空機
米南部テキサス州ポートネチェスの化学工場で27日、2度の爆発があり、米メディアによると、従業員3人が負傷した。鎮火の見通しが立たないまま、周辺の住民約6万人に避難命令が出された。・・と時事が報じている。

大きな災害で、一刻も早く鎮火することを願っている。我が国もこれを他山の石として、東京湾や太平洋ベルト地帯に集中するコンビナートでの火災を防止し、発生した際の早期消火について、改めて、チェックしておきたいものだ。

JIJI.COM|作成: 時事通信社
米テキサス州の化学工場で爆発 6万人に避難命令:時事ドットコム
【ニューヨーク時事】米南部テキサス州ポートネチェスの化学工場で27日、2度の爆発があり、米メディアによると、従業員3人が負傷した。鎮火の見通しが立たないまま、周辺の住民約6万人に避難命令が出された。 ...
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112800621&g=int&fbclid=IwAR0bOI1pF3GvVNiQ6GEqS5qbNDtPxPY9yeqnR7mAIH-c06gEis5AG6-TcqA


米国では、大規模な広域火災では、多くの航空機を使用しての空中からの消火活動を行うのが通常。C-130や大型ジェット機も消火用に改修して運用している。我が国は、大型の航空機による消火能力は持たないので、海水をそのまま使用してでも回数を多く散水できる消防飛行艇が延焼防止には有利なように考えている。もう10年以上も前になるが、海上自衛隊のUS-1が退役する際、消防飛行艇に改修して運用することを提案したことがあった。JAXA調布の研究室では、US-1を使用した場合の消火効果について、シミュレータでの検討はすでに終わっていたと聞いていた。国会では、米国での大惨事を教訓に我が国が備えるべき工業地帯での広域消防態勢を議論すべきではないだろうか?この際大型航空機などを使用する広域の大規模な空中消火では、「破壊消防」の概念が法的に認められることが不可欠です。やむを得ない場合、燃えていない家屋も破壊してでも延焼拡大を阻止する必要があるからです。「桜」で騒ぐのではなく、「桜の国日本」を如何にに護るかを議論すべきだと思っている。