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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

CH-47 空中消火

2007-02-06 21:42:32 | 趣味・航空機
宇都宮で2007年2月5日発生した山火事に出動した大型ヘリコプターがこのタイプです。大型バケット又は水嚢に約5~8tの水を入れて消火します。中型ヘリコプターの約4~10倍の水量を一度に散水できることから、規模が大きい山火事などで出動することが多いですね。春先の乾燥した時期から、連休の頃まで山火事が各地で多発する時期になると大型ヘリコプターによる消火活動が報道されます。山火事をヘリコプターで空中消火する場合、要請する側の地元の人が一番先にやらなければならないのは、水の確保です。池やダムのように水深が3~5m以上あって、豊富な水が取水できる場所が必要です。大型ヘリコプターが一度に4機くらい出動すると、数分間隔で進入して取水しますから、一度に20t~30tの水が必要であり、消防車からの給水では限界があるからです。給水場所が、火災現場から5~10km以内にあり、民家の上空を避けて飛行できるルートが取れれば便です。遠すぎると消火の効率が悪くなり、機数を多く必要とします。「ヘリコプター災害救助活動」(内外出版)(http://www.naigai-group.co.jp/)にも書かれています。