9月1日は、関東大震災の教訓をもとにはじまった「防災の日」です。政府が行う防災訓練をみて思う事が有りました。 首都機能を維持しながら、市民の人命救助活動を計画的に出来るよう、手続き事項を含めてしっかり訓練を重ねて欲しい。ただ、南海トラフ級の巨大な規模の場合は、救助部隊が大幅に不足する恐れがあり、首都圏への過集中を早期に是正する必要があると思う。その一つが、首都機能の地方への分散であろう。逐次首都過集中の機能の分散化についても、北関東近郊への移設や関西地区への分散など十分に議論を進めて欲しい・・。もう一方では、事態対応力として最後の砦である、自衛隊や海上保安庁の予備対応力の増大が必要でしょう‥。複合的に発生する大規模災害に対しても、当然国防の最重要任務を継続しながらの対応であり、これを可能にするには大きな予備能力（特に予備人員の確保）を備えておかなければならないからです。また、自助共助の主体である、個々人の危機対応力向上と、自治体職員や消防・警察など自治体ごとの対応力を十分活用する訓練が不可欠だと感じます。