Blue Sky Love Sky

空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

阪神淡路大震災から22年

2017-01-17 10:15:03 | 趣味・航空機
今朝も冷え込みましたが、22年前の5時46分に発生した阪神淡路大震災の当日もまだ暗く寒い朝でした。4年前にFBに投降した記事を思い出しましたので、当時をしのびたいと思います。
『本日は、阪神淡路大震災が起きてから18年目の記念すべき日です。八尾の飛行場近くで大きな揺れを感じて目を覚まし、入り口のドアを開け、ベランダ越しに外の状況を見て、そして部隊に電話をしてすぐにジープで出勤したことを昨日のように思い出します。地震が起きたのは、夜明けにはまだ1時間半もある朝5時46分で、暗く寒い朝でした。それからヘリコプターを使っての情報収集や救助活動を開始しました。被災した当初、神戸周辺は地上からの接近が難しく、ヘリコプターが唯一の機動力であった場所も多かっです。陸上自衛隊の救助部隊も約400名程度は翌日の朝、滋賀県と大阪の駐屯地から神戸へヘリコプターで投入されました。神戸や淡路島周辺は低い雲が垂れこめ、小雪が舞っていました。地震による火災も立ち上った10本くらいの煙で確認されました。空中消火活動の準備もしましたが、諸事情から実現できず、長田町などを焼失したことは今でも心を痛めます。道路交通網などが回復するまでの約2週間は、数多くあった避難所への水・医薬品・食料などを毎日ヘリコプターで届けました。その総量は、約900tであったと記憶しています。当時残念ながら救助を待つけが人なども多かったにもかかわらず、病院等との連接が十分ではなく、教訓として残りました。当時の教訓は、縫製日を含めて広範なものでしたが、逐次改善され、その後の新潟県中越地震、岩手・宮城内陸地震、東日本大震災などでも活かされました。しかし東日本大震災は東北を中心に東日本の沿岸部を含む広範囲が同時に被災したため、特に広域の甚大な被害に対する教訓が新たに出ています。これは、危惧される首都直下地震や南海トラフ連動型巨大地震等に活かされることでしょう。ただ・・近年効率化の話が多く、危機管理関係機関も予備力をほとんど持たなくなって心配しています。機器の際連続長期間救助活動などをする場合、予備の部隊があるから交代運用をして連続した救助活動等が実施可能ですが、今や危機管理を担う機関も例外ではなく、最小限の人員での対応を強要されています。東日本大震災では、この点での教訓が大きかったはずですが・・・自衛隊も他の公務員と同様に人員を削減され続けており不思議な気がしていました。安倍政権では、人員・装備の充足向上も行うようですから、結果を期待したいものです。予備力のない危機管理組織は期待通りの機能発揮は困難であることを知るべきです。毎日離島対処をする自衛隊や海上保安庁を見る度に現場は疲労困憊しているだろうな・・と心配をしています。』
東日本大震災などでも阪神淡路大震災の教訓を生かされたと聞いています。これからも大規模災害の教訓は一つでも多く語り継がれて、迅速に一人でも多く救助され災害救援が効率的に行われることを願っています。
自衛隊・海上保安庁・警察・消防防災等大規模災害時の大きな力となっている防災関係機関は、平有事を問わず365日対応していますので、十分な専門技術者を確保して各種の事態に柔軟性をもって対応できるように備えたいものです。ヘリコプター部隊も十分な連続運用が可能かどうかを継続的に検証しておく必要があります。ヘリコプターの大型化に伴って、コストも上がるため、人員や装備が量的に減少していることを危惧しています。以前各地での講演を行った際、災害現場で救助用に使えるヘリポートなどは、その大きさがまちまちであり、対応するヘリコプターも大小バランスよく保有しておく必要があります。狭い日本では、中型・小型でしか救助できない場所も多いので、是非中型・小型ヘリも各種機関でバランスよく保有して活用されることを願っています。もちろん大量に効率的な救援活動を実現するためには、大型ヘリの役割の重要性は欠かせませんから、規模を全体的に大きくして対応準備することが望まれます。


谷川岳からのパノラマ写真

2017-01-07 00:20:41 | 趣味・航空機
明けましておめでとうございます。今年も平穏な一年であることを願っております。東シナ海周辺での中共海軍などの行動は新たな段階を迎えており、緊張が続く可能性があります。また、昨年末頃から各地で地震が多発しているように感じます。危機管理を担当される皆様方の日頃の努力で、市民は安全に寝ることができています。引き続き備えをしっかりして初動対応などに万全を尽くしていただきたいと願っております。写真は正月2日に早朝に自宅を出た息子が日帰りで谷川岳へ行って撮影したものです。ヘリコプターで関東から新潟へ抜ける際よく谷川岳を観ながら飛行したものですが、この写真は、天神尾根から西側のマナイタグラ山稜を撮った写真です。