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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

防災の日

2010-09-01 21:05:26 | 趣味・航空機
「防災の日」で今年も各地で防災訓練が行われました。国の防災訓練は、初めて「東海・東南海・南海」の3つの巨大地震が連動して発生したことを想定した訓練が行われたようです。初動の情報収集に始まり、地震被害や津波被害からの救急救助活動、孤立した地域からの非難や食糧の補給など陸・海・空のルートから可能な限りの救助活動が必要になります。特に初動におけるヘリコプターなど航空機を使用した救助活動が期待されています。艦艇などが出動して本格的な大量の救助活動が行われる場合も、ヘリコプターと艦艇が連携した救援活動が求められると考えられています。自衛隊・海上保安庁・消防防災・警察などの主要な防災関係機関が得意分野の活動をしっかり実施できるように、日頃から連携の仕方や、任務の分担・運用の標準化事項などを確認するための訓練が求められています。また、3つの巨大地震が連動して発生する最悪のシナリオでは、名古屋・大阪・香川の3か所に災害現地本部を設置して救助活動を行うことが定められていますが、それを統括する内閣府などの機能と現地との迅速な連接のための訓練や、自衛隊等関係機関の部隊をどのように割り振って運用するか、その部隊を受け入れる拠点や基地はどこにあるのか・・・など具体的対処の基本的な分野の訓練も欠かせないように思います。デモンストレーション訓練もそろそろ卒業して、各機関の集中から指揮統制の為現地指揮所の構築、初動の部隊の割り振りなどの実際の運用にかかわる訓練への移行が求められています。