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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

UH-1とOH-6の編隊飛行

2007-06-11 17:31:44 | Weblog
6月10日に旭川で陸上自衛隊第2飛行隊が編隊飛行をしていました。望遠で遠景を撮りましたのでご覧下さい。UH-1J1機が指揮官機で、その後方にOH-6Dが傘型隊形を構成して飛行しています。見事な編隊でした。編隊飛行は、十分に事前のブリーフィングを行ってから訓練を行いますが、その人の操縦スキルが直ぐにわかるくらいに難しい重要な訓練です。前方機との距離や、僚機との間隔をチェックしながら周辺の見張りをして最適速度・高度で飛行する・・。操縦操作は同時に行う内容が多く、一点集中型の人には向いていません。水平直進飛行はまだ良いのですが、編隊での旋回や上昇降下が始まると内側と外側あるいは、前後では最適飛行速度が異なり、バンク角なども微妙に異なりますので、隊形を維持することが難しくなります。上手い人ほど周辺視ができていて、操縦桿やスロットル(コレクティブピッチ)を殆ど動かさないから不思議です。編隊飛行による自己機への影響を予め予測し早めに対処する能力が高いからです。ヘリコプターでの編隊飛行は固定翼より更に難しいですね。この訓練をすると柔らかい滑らかな操縦になり、忍耐力も自ずと付いてきます。若い頃は瞬きもできないほどに緊張して目を赤くしたこともありました。