7月16日1013頃、新潟県中越沖を震源とする地震災害が発生しました。新潟県をはじめとする防災機関、自衛隊や警察・海上保安庁などの救援活動、医師や看護士など医療関係機関の救護活動が続いています。報道によれば、主要道路・鉄道なども一部で不通になったり、土砂崩れ、道路の陥没などで山間・沿岸部への救助活動がヘリコプターに頼らざるを得ない場所もあるようです。どうか航空安全に万全の対策をして各機関が連携した救助活動をされ、多くの被災民の救援に当たって欲しいと願っています。明日からは天候が崩れそうですが、自衛隊が保有する移動管制のための装備・人的能力を各機関が使用できるような措置が必要だと思います。このような大規模な災害時は、国土交通省も自衛隊が行う局地的レーダー管制等を許可するとか、IFRについて一定のルールの中で承認する必要があると考えています。一人でも多くの市民の安全確保にご尽力いただきたいと願っています。写真は2007年春、伊勢湾ヘリポートで愛知県の防災ヘリコプターチームが救助活動を展示した際のものです。