Blue Sky Love Sky

空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

CH-47による空中消火

2009-05-14 19:38:37 | Weblog
角田市における林野火災でのCH-47による空中消火活動の写真(東北方面航空隊提供)です。写真でもお分かりでしょうが、約7tくらいの水を火点の上空100Ftくらいの高度から散水すると大きな効果を得る(詳細は実験データや当時の現地の気象条件等を見て現場指揮官が決めています)ことができます。過去の実験では、大型ヘリの場合、5分以内に連続して散水すれば市街地においても効果が期待できるとの報告もあります。ただし、大型機と中型機は散水する高度や速度が異なることが多いので、出来るだけ地域を区分して行うことが安全確保上有利なことが多いので、留意しつつ運用統制されています。報道でもありましたが、今年は4月に東北・関東・中部・九州など各地で山火事が多発し、陸上自衛隊の各地のヘリコプター部隊は空中消火活動で多忙だったとか。地元の消防防災関係部隊等との連携を密にし、指揮・統制関係を明確にして安全を確保しつつ任務が行われることを願っています。一般に規模が小さい場合は消防防災が独自で運用統制し、規模が大きくなると比較的広域の運用となり、航空機管制をしっかり行う必要がありますから、自衛隊が一元的に運用統制する方が安全な場合が多いと考えています。過去に山火事取材機が空中衝突をしたことがありますが、取材機も空中消火活動を最優先して運航統制に従い、安全確保をすることが求められます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。