Blue Sky Love Sky

空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

火山灰の影響を考慮して

2014-09-28 20:03:37 | 趣味・航空機
御嶽山での自衛隊などの救助活動を報道で観ながら、安全に救助活動が終了することを願っています。かつて何回か火山噴火による降灰の中での任務をしたことがあります。当然エンジンに負担がかかっていますから、どこの機関も早めにエンジン洗浄などの処置をしながら任務をされるていると思っています。特に降灰の中設置して任務をする際にエンジンは微粒子を多く吸い込んでいます。高高度運用ですからパワーのある航空機でもいっそう出力低下が及ぼす影響は大ですから、是非先人の経験を活かされるように願っています。

御嶽山の火山噴火

2014-09-27 14:54:59 | 趣味・航空機
報道によれば、本日(2014.09.27)1153頃長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067m)で火山噴火があった。気象庁の会見でも周辺の状況は不明なことが多いようだ。火山災害での航空機関連の諸活動は、火山灰からの影響と火山弾などの影響、爆発による熱の影響等を慎重に分析して開始して欲しい。三宅島の火山噴火の際、風の方向により活動は火口の風上側に限定して慎重に行動した記憶がある。三宅島では、無人機(気象庁のRPH2)による観測が行われている。熱映像装置(FLIR)や合成開口レーダ装備の無人機を使えば、状況の把握には役立つと考える。有人機については、十分高い高度でかつ風上側からの偵察が有効だと思う。低高度のヘリコプター等による救助活動は、700Hp,850Hp等の風の状況を確認しながら、熱と火山弾などに影響され無い空域での活動を模索すべきだろう。無人機については、中型以上の固定翼型か、陸自が保有する回転翼型の無人機は情報収集のための対応能力があるだろうと考える。

地球規模で起きている異常気象に備えよう

2014-09-01 19:32:57 | 趣味・航空機
先日のNHKスペシャルでも報道していましたが、今地球の温暖化などの影響で、赤道直下の海水温が上昇することで水蒸気量が増加し、偏西風の波動が大きく蛇行したことによって、豪雨と乾燥が極端に変化し、豪雨災害やサイクロン・台風・竜巻などの規模が異常に大きくなって被害が増加しているようです。9月1日の産経新聞電子版によれば、「世界でも大雨、少雨…極端な気候が相次ぐ」との表題で、各地の異常気象の例を挙げています。(http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140901/dst14090118350016-n1.htm)

我々は、どうすればこれらの大型化した災害から身を守り、災害被害を局限出来るのでしょうか? 
台風や豪雨災害が、地震や火山噴火と基本的に違うことは、予め気象庁が発する気象情報によって事前に危険が近づいていることを知ることができる特徴があります。それを活かして、空振りでも良いから早めに避難をして被害を局限することが最も大切だろうと思います。特に山間地や高齢者の多い地域では「余裕を持って十分に早く」と言うのが合言葉になるでしょう。
また、台風や豪雨災害では、都市や中山間地を問わず、広範囲・長期間の孤立化を招く事が多いのも特徴です。従って孤立した被災者の救助を迅速に行うための処置が重要であり、今後さらに充実強化されるべきだと思います。伊勢湾台風ではわが国初めての大規模なヘリコプターによる救助活動が行われました。その後も大きな水害の度に、大規模な地上部隊の運用とともに、ヘリコプターの地形踏破能力の高い手段での迅速な救助が行われてきました。
地球温暖化に伴う巨大な災害に備えるため、更にヘリコプター救助活動の重要性は増大すると考えています。