先日の群馬県での大規模な山火事に続いて、別府でも発生して空地による消火活動が懸命に実施されているとの報道だ。防衛省のHPを見ると24日は第41普通科連隊の隊員が主力で地上から地元消防や消防団の消火活動を応援していたようだ。朝の報道では、25日払暁から大型ヘリコプターなどによる空中消火活動が本格化していると報じている。昼前のニュースによれば、空地の消火活動の成果があって、鎮火に向かっているとのことで一安心だ。
山等野外への人出が多くなる3月中旬ころ以降、特に広葉樹林の林床部に枯葉などが残っている春先から初夏までは、毎年山火事が多いシーズンだと認識している。近年世界各地でも高温化や乾燥化が進み、林野火災などが大規模化しているのは懸念材料だ。
徹底して防火活動についての市民意識高揚のための活動を各自治体ごとに行うことが必要ではないだろうか。
林野火災においては、山の中腹以上の消火活動では地上からの進入が極めて困難であり、ヘリコプターなどによる空中消火が最も効果があると考えている。特に空中消火が早期に成功するかどうかは、初期消火活動をいかに効率的に開始するかであると信じている。
地元の消防防災ヘリコプターがいち早く出動すると思うが、規模拡大の恐れがある場合は、速やかに自衛隊の中型・大型ヘリコプター等による消火を要請して規模が小さい時点での消火を開始する必要があると考えている。消火活動の規模が広範囲で大規模になる場合は、特に空中消火活動による航空事故などを防止するため、多数ヘリコプターを保有する自衛隊が一元的に(消防防災ヘリコプター等も一括して)統制して安全を確保する必要がある。詳細は前掲の通りであるので省略する。写真は仙台で撮影した消防ヘリからの放水訓練の模様である。
中型ヘリコプターによる空中消火は、水量は0.7t~1.3t程度のものが多く機数を連続することで効果が上がることが多い。また、大型機では難しい鉄塔などの障害物を避けて狭隘な地域に散水するような小回りが利く場所での消火活動に有効であるので、大型機と中型機のそれぞれの利点を生かして運用する事が多いと思う。
山等野外への人出が多くなる3月中旬ころ以降、特に広葉樹林の林床部に枯葉などが残っている春先から初夏までは、毎年山火事が多いシーズンだと認識している。近年世界各地でも高温化や乾燥化が進み、林野火災などが大規模化しているのは懸念材料だ。
徹底して防火活動についての市民意識高揚のための活動を各自治体ごとに行うことが必要ではないだろうか。
林野火災においては、山の中腹以上の消火活動では地上からの進入が極めて困難であり、ヘリコプターなどによる空中消火が最も効果があると考えている。特に空中消火が早期に成功するかどうかは、初期消火活動をいかに効率的に開始するかであると信じている。
地元の消防防災ヘリコプターがいち早く出動すると思うが、規模拡大の恐れがある場合は、速やかに自衛隊の中型・大型ヘリコプター等による消火を要請して規模が小さい時点での消火を開始する必要があると考えている。消火活動の規模が広範囲で大規模になる場合は、特に空中消火活動による航空事故などを防止するため、多数ヘリコプターを保有する自衛隊が一元的に(消防防災ヘリコプター等も一括して)統制して安全を確保する必要がある。詳細は前掲の通りであるので省略する。写真は仙台で撮影した消防ヘリからの放水訓練の模様である。
中型ヘリコプターによる空中消火は、水量は0.7t~1.3t程度のものが多く機数を連続することで効果が上がることが多い。また、大型機では難しい鉄塔などの障害物を避けて狭隘な地域に散水するような小回りが利く場所での消火活動に有効であるので、大型機と中型機のそれぞれの利点を生かして運用する事が多いと思う。