Blue Sky Love Sky

空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

赤外線夜間暗視装置での捜索

2015-09-14 09:08:15 | 趣味・航空機
常総市での豪雨水害の行方不明者捜索が懸命に行われています。ヘリコプターで上空から捜索するのも容易ではありませんが、周辺温度との微妙な温度差を感知する赤外線夜間暗視装置(FLIR)付のヘリコプターで捜索すると効果がある場合もあります。阪神淡路大震災の際、余震に怯える市民に夜間も自衛隊や消防はしっかり行動していることをFLIRで撮影した消火活動などをTVで伝えて、パニック防止に役立ったことがあります。当時導入されたばかりで、運用試験中でしたが、その効果が期待できたので、神戸臨海部にある重油貯蔵施設を上空から撮影し、原油の残量を調査して関係機関と情報交換したことを思い起こします。原油タンクの中の原油の量は、日中に暖められて日没後の安定した時期にFLIRで見ると明確に残量が把握できます。最も効果があったのは、寒い時期の災害で、屋内に取り残された人の捜索救助活動に活用したことです。閉じ込められた室内に人がいる場合は、周辺温度が高く赤外線暗視装置で大変よくわかります。温度の高い部屋を見つけると、地上部隊と連携して地上から確認してもらい捜索の効果を上げたと自負しています。今回の水害の場合は、水の影響で温度差が分かりにくいと思いますが、孤立した家屋や車の中に取り残されている人を見つける際に少しでも活用できれば良いと思います。最近暗視装置も安価な簡易型のものが採用されていますが、器材の冷却温度が低い高精度の物を、早朝や日没後の安定した時間帯に使えば、有効な捜索に寄与できる可能性があります。

茨城県防災ヘリコプター

2015-09-12 16:03:17 | 趣味・航空機
常総市の鬼怒川決壊による災害は三日目を迎えて初動の救助活動が一段落して、捜索や孤立した施設への水や食料の補給に遂次任務が変化しつつある頃かと思います。出動中の防災ヘリコプターが翅を休めるつくばヘリポートへ行ってみました。群馬県の防災ヘリコプター(Bell412EP)、埼玉県防災ヘリコプター(AW139)及び茨城県防災ヘリコプター(BK117C-2)が待機中でした。即応待機任務中であり、隊員の皆さんの話は聞くことができませんでしたが、運航事務所から窓越しに撮影させて頂きました。茨城県のBK117C-2は一番奥にあったため撮影できませんでしたので、以前BK117C-2が導入された際に撮影した写真を使っています。疲れも出る頃でしょうが、被災者の為に頑張って頂きたい。

埼玉県防災ヘリコプター

2015-09-12 15:59:41 | 趣味・航空機
常総市の鬼怒川決壊による災害は三日目を迎えて初動の救助活動が一段落して、捜索や孤立した施設への水や食料の補給に遂次任務が変化しつつある頃かと思います。出動中の防災ヘリコプターが翅を休めるつくばヘリポートへ行ってみました。群馬県の防災ヘリコプター(Bell412EP)、埼玉県防災ヘリコプター(AW139)及び茨城県防災ヘリコプター(BK117C-2)が待機中でした。即応待機任務中であり、隊員の皆さんの話は聞くことができませんでしたが、運航事務所から窓越しに撮影させて頂きました。茨城県のBK117C-2は一番奥にあったため撮影できませんでしたので、以前BK117C-2が導入された際に撮影した写真を使っています。疲れも出る頃でしょうが、被災者の為に頑張って頂きたい。

群馬県防災ヘリコプター

2015-09-12 15:50:30 | 趣味・航空機
常総市の鬼怒川決壊による災害は三日目を迎えて初動の救助活動が一段落して、捜索や孤立した施設への水や食料の補給に遂次任務が変化しつつある頃かと思います。出動中の防災ヘリコプターが翅を休めるつくばヘリポートへ行ってみました。群馬県の防災ヘリコプター(Bell412EP)、埼玉県防災ヘリコプター(AW139)及び茨城県防災ヘリコプター(BK117C-2)が待機中でした。即応待機任務中であり、隊員の皆さんの話は聞くことができませんでしたが、運航事務所から窓越しに撮影させて頂きました。茨城県のBK117C-2は一番奥にあったため撮影できませんでしたので、以前BK117C-2が導入された際に撮影した写真を使っています。疲れも出る頃でしょうが、被災者の為に頑張って頂きたい。

翅を休める災害派遣部隊のヘリコプター

2015-09-11 16:57:57 | 趣味・航空機
陸上自衛隊霞ヶ浦飛行場を離発着するヘリコプターは早朝から連続して飛んでいます。燃料補給や乗員の交代の為でしょうか、ほんのひと時の休息をとっています。この後UH-1が2機、OH-6観測ヘリが1機、UH-1とUH-60JAの2機編隊が次々と被災地へ向かって飛んでいきました。飛行場の近くに住んでいますので、飛行するヘリコプターを観ながら応援しています。
初動の救助活動は、ほぼ一段落する頃だと思いますが、行方不明者の捜索や食料・水の空輸等が続いていると思われます。
阪神淡路大震災の際、当時導入されたばかりの赤外線暗視装置(FLIR)による偵察を行って、住居に残留する人を探したことがありました。寒い冬の時期でもあり、人が住む住宅は、体温や暖房機があれば、部屋の温度が微妙に高くなるため、地上部隊との連携で発見できたこともありました。傾いた燃料タンクの残量も明確にわかります。日没後数時間とか早朝の数時間等、周辺温度が安定した時間帯にFLIRで見ると発見できる場合もありますので、参考にしてみてください。FLIRは、簡易型ではなく、冷却温度の低い精度の高いものを使用すると良いと思います。最近は各機関とも保有していますから、試してはいかがでしょうか?

豪雨災害救助活動

2015-09-10 17:26:25 | 趣味・航空機
9月10日常総市三坂町付近で鬼怒川の堤防が決壊し、多くの人が住宅などに取り残されて孤立した。豪雨災害では、一般に水が引くまでは、船か航空機でしか救助が困難だが、今回は、水流が強く船での救助も困難なため、ヘリコプターによる救助が唯一の手段となった。NHKが報道した陸上自衛隊のUH-60による救助活動は、緊張した気持ちで見守った。流石に陸上自衛隊UH-60の救助チームは、冷静に安定した操作での救助活動を行っていた。その後消防や警察海上保安庁などが到着して救助活動をしているのが報道された。狭い範囲での救助活動で、かつヘリコプターにとって一番気を使う線状障害物が多い集落のベランダなどからの救助は大変難しかっただろうと思う。電線などの地下埋設をして欲しいと強く思うのもこういう事態の時だ。救助をされやすくするために、可能である場合は、ベランダではなく、屋根の上とか屋上に移動できればヘリコプター側からすれば救助がしやすいのも事実だ。またショッピングセンターなどの屋上駐車場は比較的広いので、ヘリコプターが着陸しての救助が可能な場合がある。できれば、50m×50m程度の障害物がない場所を選んで臨時のヘリポートを避難者が作れば、一度に10名程度の人員を速やかに救助可能になるので、考慮しておいてほしいものだ。今回の豪雨災害は、昭和42年8月の羽越水害を思い起こさせる。陸自は合計61000名の人員をもって災害派遣している。写真は陸自のUH-60JAで、今回の任務実施機の同型機です。