日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 寒くても暖かい・・ 冬至 *

2022年12月23日 | 行事


今朝4時玄関の外に出たら、あられが降ったんだろう‥アスファルトが街灯に照らされてキラキラ光っていた、
見あげたら雪 さらさらっと落ちてきた。 冷たい! 今日は全国的に大雪に見舞われたりとか極寒のようだ。
岸田さんが不要不急の外出は控えるようにと言っている。 三年近く何度耳にしてきたことか、コロナ禍に。

一昨日の夜、22日は冬至・かぼちゃは必ず炊くが、晩ご飯はブロガーさんが美味しそうにおでんを煮込んでいたので、
(これにしよ!)と決めていた。 昨日朝孫たちが学校へ行く前、いつもより早くリビングにあがった。
「おはよう! 今日は冬至やから今夜はおでん!」 娘が「このあいだしたし」「そやねんけど、んがつくのん
色々あるしさぁ、ダイコンやろ、こんにゃく、ゴボウテン、はんぺん、餅きんちゃく・・おでんあかん?」
「うどん!」中一の孫息子が言った。「おうどん?」 何しろ、丼物大好きでカツ丼、牛丼、豚丼、親子丼・・、
年中おうどん大好き人間。 「ん、がつくやん!」 なるほど。 しかし夕食におうどんは不評だ。
「冬至に、ん、がつくもの食べたらいいことやって来るねんよ」 「なんで?」 「昔はいろはにへと・・やったやろ、
ん、で終わるから終わりの後はいいこと来るんだって。 冬至を境に運気を上向きにさせる為に厄除けにかぼちゃを食べる」
学校で先生が「今日は冬至、誰か知ってる人」とか聞くかもなのでしっかり聞いてくる。
今日は夜が一番長くて、昼間が一番短いんよ」
特に賑やかな朝だった。 風邪をひかないように血行促進のゆず湯は当然している。
「そう言えば、お風呂のバブさぁ、昨日ゆずを買ったわ!」と娘。「良かったね!」別に褒めるものでもない。
「かぼちゃには、んがつかへんで」「ナ!」
孫息子に押し切られ夜は”ん”のつく、おうどに決まった。 後は稲荷ずし、巻きずし、んがない!
スーパーでレ、糸こにゃくを買って、きぴらをした。 

かぼちゃを炊いてるの忘れて荷崩れしそうになった。 おうどんには肉とかき揚げのテプラ添え。 ゆず七味。
公園で友達とバレーしてて少し遅くなって帰った孫息子、走って帰ったので暑い暑いと裸になって食べている。
孫娘は生まれる前から5年同居していたからか、和食を好む。 かぼちゃもきんぴらも翌日のお弁当の一品にと娘。
「裸って元気やなぁ・・ナンキン、絶対食べなあかんよ、運気が上昇するねんからね」「何で知ってるん」
「そりゃぁネットのお陰よ、かぼちゃを食べるのは厄除けだって」

冬至でにぎわった夜、寒くても暖かい夜だった。 たわいないことでも盛り上がる我が家。
みんなが、病気をせずに(病気持ちいるけれど)それなりに、元気でまた一年を過ごせます様に・・。

私がこの様に行事ごとをずっと欠かさずやって来たのは、母を見てきたからだと思う、まさに親の背を。 
物の豊富でない昔、”家族の和が大事”と言いながら5人の子育てをしてきた母は、年中行事はこまめだった。
色々と工夫しながら行事ごとをしてくれた母、我が家のエンゲル係数はかなり高かったと思う。

祖母もいたが夕食の後はみんなでテーブルを囲み、駄菓子をつまみながら今日一日を話す、いわゆる団らん。
年中行事に至っては思うに、家族で集まる、同じものを食べる、みんな笑顔になる、笑顔にするのだ、食は。
母を見てきたし、いつか嫁ぐであろう娘達にも、見せておかなければいけないとの思いでやって来た。
今時ひいらぎに鰯・・なんて、飾っている家を見ることが無い、七夕飾りも。 

思えば母が行事を大切にしてきたのは、”家族の和”作り作戦だったかも知れない。 
ナンキンだのゆず湯だの・・家族でわいわい言いながらの冬至の日の一日だった。 

今日はあられが何度となく吹雪いたりして、とても冷たい一日だった。 今夜もゆず湯をした。
京都の夫の友人から、北野天満宮の新年御祝いの大福梅、大原にわざわざ出向いて下さった
”志野さんのゆず味噌ドレッシングが届いた。
ゆず、ゆず、ゆず・・荷物をあけたとたん笑顔になった。 有難い贈り物である、感謝!



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