日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 新しい年度の始まり *

2014年04月01日 | 雑感

 

同じ一日でも、四月と言うのはなにか違う。  
それは冬から春へと大きく変わる季節のときであり、年度が新しく変わる月だから。 
それに消費税が8%になるという月でもあるのだ。

買い物に行く道すがら、歩き・・ながら携帯している体格のいいおばちゃんの会話が聞こえた。
「トラックいっぱい買うたか? あはははは・・消費税あがったんやもんなぁ」
人目も気にせず大笑いしながら話している。
まさに(時勢の会話だね・・)思わず微笑んだ私。 

2年生になる孫2人、保育園の年中さんになる孫2人。 それぞれに新しい先生や新しい友達との出会いの月。
愛ちゃん家族が大阪を経つ前日、八幡屋公園でお別れのお花見をした。 その後みんなでイオンへ行った。
四人の孫たちに夫は新しい靴を買った。 そして入園式があるゆいちゃんには、洋服を。

うれしい孫たちの成長のはずなのに、複雑な気持ちの年度替わり。
変わる現実を受け止めて、心も切り替えなくてはと言い聞かせる。 


* 卯月は桜の魔法 芽吹く季節 *

2014年04月01日 | 雑感


「卯月って? 卯の花の卯?」 
TVで四月は卯月・・って言っているものだから夫が言った。

「卯の花の 匂う垣根に・・の卯でしょう」
朝食後お茶をいただきながら、そんな会話をした一日の朝である。

新しい月であると同時に、新しい年度に変わる月、
孫たちもひとつ上へとあがる。  二年生二人と年中さん二人。
孫たちがその変化に対応しながら成長して行くのだから、私もステップアップしなきゃね。

屋上の枯れ木に見えた植木たちが、温かさに緑色の芽を吹きだした。
その中に卯の花に似たウツギの花がある。
3年前の母米寿の年の春、一度母に吉野の桜を見せてやりたいと言う兄の願いで、大阪・奈良・京都と兄夫婦や母を初めとし
私たち夫婦、長女、千葉の妹夫婦で京都の姉のところも寄りながら桜の旅をした。
案内の私達はその日程を決めるのにどれだけ悩んだことであろうか、なにせ咲き急ぎ散り急ぐ桜故に。

しかししかし孝行な兄の思いに添えるかのように、三都満開の桜を愛でながら歩きまた車で通り抜けた万感の旅になった。
奈良、吉野山へ向かう道の駅で、薄いピンクがかったようなウツギの新品種だと言う小ぶりの鉢植えを兄嫁さんと買った。
植え替えしながら今は40センチほどの鉢植えになり大きく育った。  私には思いがけない旅の記念樹。

それが先日まで枯れ木の如くあったが、黄緑色の新芽が日々の温かさにみるみるうちにふえている。
長女夫婦から5年前にもらった、南殿桜も同様の鉢に植え代わりピンクの蕾が顔を覗かせた。
それぞれの開花に思いを馳せながら、私はわくわくしている。

人を笑顔にし・・穏やかな心にすり替える日本の花、桜。 
桜の魔法の季節である。  

すっぽりとその魔法にかかりながら・・
冬眠から目覚めよ、さあ潔く決めないと私。

(写真は八幡屋公園 二年前の四月の昼下がり、心寄せ合う老いしご夫婦、私たちの未来予想であるかのような風景・・車いすはどっちだろう・・そんなこと思いながらシャッターを押した一枚)