日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 大人げない話 *

2012年09月08日 | 雑感

明日は、息子の家で一日早い夫の誕生パーティーをする。
「食べに行こうか」と言うと、「家でする方がええで」と息子が言った。  手巻きパーティーをすることになった。
そりゃぁ家の方が落ちつく。  何よりも幼児が4人いるのでお店では親は落ちついて食べられない。  親が一番良く分かっている。
 
あれれ・・目的のお店を通り過ぎる。  そうか、夫は岸壁に行って港大橋を撮らせてやろうと思っているんだ。
家を出るとき「カメラ持ったか?」 と聞いたもの。 
残念ながら、鉄柵は閉ざされていた。  それでも開いていた少しの場所へ車を入れた。  とてつもなくでっかいクレーン車があって圧倒された。
まじかで見ると倒れてきそうで「出でようよ、なんか怖い!」 

今度は・・大阪港ウッドデッキだ。

釣りしている人に話しかけたり、夫はのんびりまったり。 何処でも人に話しかけられる、羨ましい性格だ。  
「お父さ~ん、早くしないと」 声をかけてやっと釣り人から離れた。  次女一家が出かけるので車を待っているのにと私をいらいらさせた。
やっとおっちゃんとこへ行った。 築港のおっちゃんおっちゃんと良く言っているが、未だにお店の名前を知らない。 
大抵は夫が帰宅し夕方行くので、お魚200円、300円引きとか。  お昼なので値引きは無いが新鮮である。
マグロ、ハマチ、イカ、うなぎ、いいのがあった。  おっちゃんちのうなぎは最高だ。 
獲れたての鯖があって、「きずしに最高やで」おっちゃんは言う。  「それいって」夫が言ったので、おっちゃんは3枚におろしてくれた、助かった。
塩して、後は酢につけて・・。
おっちゃんは「うまいで~」いつも言う。  本当に美味しい。 はずれがない。 サーモンはなかった。
帰って鯖の準備、「片身はバッテラにせい」 「いややわ、ご飯も炊かなあかんのに」 たった1本バッテラ作るのにわざわざご飯炊くのもな。 
思わず抵抗。 「ええやん、ネタはいっぱいあるんやから、そんなに食べられんぞ、作れや」 2匹分くらい作るのならまぁいいが、片身1本作れと言う。
「じゃまくさいわ」と言いながら、なんか自分自身の雲行きが変わるのが分かった。 

夫は良く「そーめん1本だけゆがいてくれ」とか、「ちゃちゃっと作ってえな、ほんのちょっとでええねんから」 良く言う。 
その1本やほんのちょっとだけ、と言うのが受け入れられない時がある。  夜中であったり、食事以外に不意なときに簡単そうに言うんだから。 
世間の奥さんなら誰かみたいに「はい、承知しました」と言うのだろうが。 
鯖をして、3杯のイカを処理した。 捨てる部分をシンクのごみ籠に向けてピチャ!っと投げつける。 気持ちをあらわに、ささやかな抵抗。
時々自分の情けなさに腹も立ちながら。 今しているのは、夫の誕生パーティーの為の下ごしらえなのに。 

私の雲ゆきが変わるのは、金曜の次の日いわゆる土曜が相対的に多い。 
昨夜も卓球の後、いつも行く飲み屋のおばちゃんとこへ行って、なかなか・・大抵は11時過ぎ帰るのに、12時前だった。
(12時過ぎたら鍵かけたろうかしら、インタホンも電源から抜いて)やったことはないが 一瞬そう思ったくらい。 
しかしそうやったら夫は、私が怒ってるとも思わないからドアをドンドン叩いて大声出すやろうなぁ、開けてくれ~って。 それではご近所さんに迷惑だし。

「遅かったやん」 「何言うてんねん、まだ12時前やないか」 「鍵かけたろか思ったわ」 「あほな」 「あぁあ、そりゃぁお気に入りさんがいるもんね、
好きなおばちゃんおるもんね」 私の口は全開。 夫は黙った。  
卓球のあと行きつけのお店があったのに、おばちゃんがお店を始めたのを知ってから、そっちへ行くようになった。
最初、「行きつけの店、急にはやめられん、ようしてもろうてるから、交互に行くわ」そう言うので(偉い、それこそお父さんや)そう思っていたのに。
結局おばちゃんのお店ばかりになった。  「ええかっこ言うて、結局あっちへは行かへんねんなぁ」 「だってあっちは高いもん」 それが言い訳かい?

おばちゃんがお店を始めて間なしに、仲間がそれを最初に知ってある夜おばちゃんに電話をかけさせた、それが夫には気に入らなかった。 
「なんで自分に一番に言うてけえへんねん」 (なんであんたに一番に言わなあかんねん) 私の方がそんなこと言う夫が気に入らなかった。
以前やたらおばちゃんの料理を褒めて、時にもらって帰って来ていた。 あんまり人のを褒めると(見習いなさい)そう言われているようで、気い悪い。
おばちゃんの携帯登録してくれと言ったとき、名前を”お気に入り”と登録したった。 私いいけずやわ。 夫は何も言わなかった。  怒ればいいのに。

あ・・女房焼くほど亭主もてもせず・・と言うが、外で「ご主人は本当にやさしい人やわ」なんて言われると、嬉しいんだけど複雑。
あ・・でも、夫に嫌な言葉あびせ越す夜なんてちっとも面白くないわ~。  いつも即効反省するんだけど。
人にはやさしさが一番大切なんやからいいんやけど、夫のやさしさは。  妻に厳しく人にはやさしく。
よりもよって明日は誕生パーティー、明後日は、夫の63歳の誕生日。 これはあかん。  こんなんではあかん!

土曜の午後だ、夫は友達から麻雀のお誘いがあるかもと言っていたのに、待てど暮らせど電話は無かった。  不運な空気からの、逃げ場がなくなった。
「今日はゆっくりしよ」 (ゆくりしたらええやん、休みは休息やん、休み=外出、遊び、そっちの方がおかしいやん)
夫に言うだけ言ったら、ちょっと気がおさまった。  夫は言われて面白くないだろう、自分は何もやましいことはしてへんのにと。

私は後の足りない寿しネタや手巻き海苔などを買いに出て、帰りウォーキング代わりに自転車を押して歩いた。
家の車庫でビニールプールを片付けていた次女を見て、立ち話。  話していると気持ちはおさまった、娘には話してないけれど。
家に帰るなり低かった声のトーンをあげた。   ごめんなさいとは言わないが、申し訳なかったわと気持ち切り変えた。  
夫からは絶対に謝ることはないのが分かっているから。  普通にやさしくものを言って夕食の用意をした。

この心の切り替えが、夫にあてる手紙の材料になったから、まぁ良ったかなぁ。  夫よ、ごめんなさい。  でも私だって言いたい時ある。
 
ほんと大人げない私。 還暦も過ぎたと言ううのに、いつまでも。  情けないったらありゃぁしない。
お気に入りのおばあちゃんがいたっていいやん、「どうぞごゆっくりね」等と言って見送りたい、そんな広い心、器が欲しい。

健康チャレンジ、今日の私は・・   メタボが歩く! ” とにかく歩くのだ!(4日目)”