日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 雨の日は・・絵を *

2010年03月23日 | 絵 他

私たちの宿泊も、次女家族の初旅行も、ゆいちゃんのお食い初めもいいお天気に恵まれてあ~良かった。
雨でも嬉しい連休明け。

 雨が降ります 雨が降る 紅緒のかっこも緒が切れた

が降ると、まるで昔の絵本を見るように思い出す情景がある。
真っ白なエプロンをした母が繕い物をし、そのそばで嬉しそうに折り紙をしたり絵を描いていた私。
(ん? 妹二人はこのときどうしてた? そばで遊んでいた? 姉や兄が子守してた?)
母は時々私の絵を見ながら、「それはもうちょっと違う色の方がええんじゃない?」って言ってたり?

童謡を歌いながら、ラジオで育った私、想像を巡らせることの出来る楽しい古き良き時代である。
小さい頃は身体が弱くて良くお医者へ行っていた私だった。
どちらかと言うと家の中にいた私に、母はざらばん紙とクレヨンをおもちゃに与えてくれていた。
描くと「よう描けとる」そう言って、壁にいっぱい貼ってくれた母。

雨の日は雨のように・・お天気の不足を決して言わない母、そんな訳で絵を描いてみようと思った。
フルーツ・フラワーパークをと、写真を見ながら一気にスケッチをした。
スケッチは結構良かったと思ったのに、それで終われば良かったものを苦手な色づけを始めたががっくり。
難しいわ、単調な変化の無いホテルを描いたことが第一の失敗、同じ色合いが多くを占めている。
細かいところに色の変化を持たさないとまるでダメ、前面のパンジーもまだ描いてないし色づけを残して中途。

先日個展にお邪魔したMiyamaさんが、絵を描かれるとき何度もその場に足を運ばれて描かれる、
写真を見て描かないとおっしゃるそのお気持ちが分かるような気がした。 
膚に感じるその時の天候や空気、建物、微妙な陰影、雰囲気はやはり目の前にしないと分からない。

「とにかく何枚も描いてみることですよ」そんな言葉に押されて描いた第一歩の一枚。
飽き性の私だが、これは完成させなければ・・と思いながら、何日も眺めている。           29日記