日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 安堵・・ そして願い・・ *

2008年03月14日 | 雑感

揺れる画像は、sakuraの散歩道sakuraより加工方法をお借りしました。
 とても分かりやすく書いて下さっているので出来ました。

水仙には有名な話があるが、こんな画像の遊びをやって見てふと思い出した。
ギリシャ神話で、美少年ナルシサスが泉に映る自分の姿に見惚れ、焦がれ身を投じた彼の姿は、
水仙の花と化したと言う話。 ナルシスト自意識の強い人をそう言うのはここから来ているらしい。
この水仙のお話をより詳しくfujiminoさんが書いておられます、どうぞご覧になって下さい。

火曜日夫はこの2週間で3度目のMRIをとりに行った。
6年前咽頭腫瘍で手術をした、そして次女が一昨年出産の際救急車で搬送された病院へ。
以前から腰痛持ちで痛くなっては、近所の病院で治療をしていたが年々足のしびれを訴えるようになった。
何より一番の弱点は、一緒に出かけても歩きだすと15分もすれば痛いとしゃがみこむのである、
少し座るとまた少し歩けると言った風、治療をしてもそれは一時しのぎにしかならない。
大きな病院へ行くことを勧めても、「何処へ行っても一緒や」少し自暴自棄にもなっていた。
だからと言って言う事を聞かないのに、ゴルフや卓球は出きるから少し腹立たしくもあった。
肝心な歩行が難儀なので不思議でしょうがない、好きなことならどうって事ないの?と思ったりした。
あそこがいいと言えば行き、自己満足な治療それでも良くならず、正座が出来なくなって来た。
男の人は、仕事のことや面倒もありよほど身に堪えないと病院へは行かないとは思うのだけれど。

義兄が椎間板ヘルニアで地獄を味わい、手術をした翌日から天国になったと姉からの話で、
手術を勧められやっと重い腰をあげた。 あちこち紹介紹介で、手術をするならやはりこの病院となった。
手術するほどでもないと思うとか、これは痛いだろうとか判断はまちまち、もちろん手術を希望した。
MRIをとったあと会社へ出たので、午後病院からの電話があった時は私が聞いた。
今日の検査で気になるところがあるので来週中に循環器科の診察を受けて欲しい、
その結果手術になるかも知れないのでとか言うのである。 
帰宅した夫は「肺やろ、たばこやめよ」と笑いながら言うが、こっちはびく!っとする。
(冗談やろ、6年前の癌告知でぴたりと止めているはずなのだから、隠れて吸ってる?)
家族は誰もが椎間板ヘルニアよりもそっちの方が気になった。 びびりの夫は誰よりもきっと。
来週まで待てなくて循環器科の診察を受けた、心電図にひっかかったらしいが大丈夫だった。
その結果で手術に・・と言うのは、診察で異常があれば手術するのが遅れると言う意味だったようだ。
(あ・・良かった)誰だって気になる所がある・・と言われるとそっちの不安の方が大きいから安堵。

腰椎分離すべり症、3月末には4月の手術日が決まる。 手術は3時間、2週間の入院を要するらしい。
「部屋は2人部屋にしてね」「そう言うたらあかんかった。6人部屋やて」 緊急用に開けて置くそうだ。
「でも親父の場合、同室の人に迷惑かけるやん、絶対嫌がられるわ」次女が笑いながら言う。
「そうやなぁ」うなずくように夫が言った。
前の入院の時、2人部屋で前々日入院してきた紳士な方が、翌日夫が退院出来るのを聞いて、
「明日目の手術をするので、明日退院されるのでしたら今晩外泊していただけないでしょうか」そう言わた。
退院の前夜我が家へ帰り寝たと言う大笑いな話がある。 それほど迷惑ないびきなのである。
私でも昔は腹が立つこともあった、今は無呼吸症候群の為、いびきは生きている証拠でむしろ安心。
もう一度病院へ頼んで見てもらわなくてはいけない、2人部屋でも気の毒なのだから。

私は昨年、肝臓疾患や高脂血症やらで薬物治療でなくウォーキングを強いられ実行していた。
お弁当を作るようになり、冬は寒いし暗いし夜は怖い・・ましてや子守りも等と身勝手な理由で、
それでも時々は、今度の検査できっと怒られる!と思い出しては歩く程度になっていた。
らせん状になっていて頂上へ上がる丘陵を歩いている人は結構多いが、夫婦で歩く人も結構いる。
(私も一緒に歩きたいなぁ・・それなら安全だしきっと続くわ) 
夫はこうしようと決めると、なんでも淡々と続けられると言うすぐれもの。 いや、感心な人。 
いつも思っていたが、肝心な歩行が困難なのだから一緒にウォーキング等まさに夢なのである。

入院の色々なプリントを読みながら、退院後のリハビリとしてウォーキングが決められている。
(やった~!一緒にウォーキングできる!)夫はまだ読んでいないが、こんな形だが 願いが叶いそう。
手術がうまく行きますように、一緒にウォーキングが出来ますようにいや何よりも
夫が痛みから解放され、晴れて心底の笑顔に出あえます様に・・。

「おやじT字帯やて!」 「わーお父さんのうんちとったことないわ、どうしよう!」
少しづつ手術の事で盛り上がって来ている、面白おかしくしていないと夫は多分びびっているだろう。
全身麻酔と言えども、ネット検索を見て想像しただけでも大変そうだから。 

ホワイトデー「愛ちゃんにはワインにする」ちゃんと相手が一番嬉しいものを言ったので冷静だ、安堵。